千の風になって…
日本、韓国そしてアジア中を風のように舞う スヒョンさん
そして、その風がアジアの語学留学生たちの追い風となり
また大きな風となる
アジアを吹き抜ける風のように...
「アジアの風になって」 そんなことをイメージして作り上げたイベントでした。
スヒョンさんの10回目の命日の2日後の1月28日、 チャリティーコンサート「アジアの風になって」が無事盛会に終わりました。 1月26日のご命日には、スタッフの仲間と共に新大久保の事故現場に花束を手向け、スヒョンさんのご冥福を祈り、イベントが無事終わるようお願いしてこの日に臨みました。
まるでスヒョンさんに守られるかのように、この半年の準備期間、不思議なほどすべてが順調に進みました。 ちょっと悩み、躓くと、必ず手を差し伸べてくれる人がすぐ現れました
そして 当日.... コンサートを楽しまれる皆様のきらきらした瞳と笑顔 そして誰よりも スヒョンさんのご両親の最高の笑顔が嬉しかった......
いちむじんの宇高さんと握手して最高の笑顔のご両親☆
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さて、当日は、とても寒い日でしたが、会場の四谷区民ホールにはほぼ満席に近い400名近くの方が足を運んでくださいました。前売り券がかなり売れていたので、当日券でお入りいただけない方がいらしたらどうしよう….とスタッフ間では緊張が走りましたが、無事皆様お席についていただけてほっとしてのスタートになりました。
はじめに主催者より、10年前の新大久保での勇気あるスヒョンさんの行動のこと、そしてエルエスエイチアジア奨学会が出来るに至ったことをお話ししました。そして、チャリティーの寄付先である奨学会の谷野会長にご登壇いただき、実行委員会スタッフより寄付金の目録を贈呈いたしました。
そして、10周忌で来日されていたスヒョンさんのご両親も会場にお越しくださいまして、お席からご紹介させていただきました。会場内からは大きな拍手が沸き起こりました。
そして更に、語学留学生の皆さんもそれぞれにお席から元気に手を振ってくれました。
そしてコンサートがスタート! クラシックギターデュオのいちむじんの登場です。彼らは高知県出身の二人の若者、宇高靖人さん(左)と山下俊輔さん(右)のお二人です。
彼らは当時のスヒョンさんと同じ年齢の26歳なのです。昨年は「龍馬伝」ブームでドラマの紀行テーマ曲を演奏していた彼らは気合十分でした。
オリジナル曲を中心に家族の優しさや温かい父親をイメージした曲、彼らの演奏の基礎でもあるクラシック曲からドビッシーの「月の光」、そして元気が炸裂する激しい曲も次々と演奏されました。
そして中国の二胡奏者のウェイウェウィ・ウーさんが加わり、二胡の潤いのある音色に会場中がまたさらに癒された雰囲気になりました。 今年で来日20年になるウェイウェイさんからは語学留学生にむけて、始めて日本に来た頃の不安や苦労話もまじえながら、いちむじんのギターと共に次々と華やかな演奏が繰り広げられました。
またスヒョンさんのお母様がお好きな曲「千の風になって」をプレゼントとして演奏してくださいました。
そして、大きな拍手によってアンコール! 主催側から3人のアーティストさんへ花束をお贈りし、最後にアンコールとして2曲、元気いっぱいの曲でフィナーレとなりました。
今年は夢を求めてアメリカに渡る予定だといういちむじんのお二人、そして今年来日20周年でますます気合十分のウェイウェイウーさん。約2時間、心温まる素敵な時間はあっという間に過ぎていきました。
お帰りの皆様の笑顔を見てもご満足された様子が伺え、コンサートが無事に終えられたことにほっといたしました。
ホワイエの奨学会ブースでは、スヒョンさん、奨学会関係の資料が展示され、設置された募金箱には44,500円が入ったと伺いました。 ご参加された方々のスヒョンさんと奨学会へ関心が感じられ、嬉しいことです。
お寒い中をお越しくださった皆様 特にぺササメンバーの皆様はじめヨンジュンカジョクは たくさんの方がお越しくださいました お越しになれなくても応援してくださったたくさんの皆様 協力してくれたBSJのときからの仲間達
ありがとうございました
そして、協力してくださった、アーティストさんたちには本当に感謝です。
先週ようやく経費の精算を終え、収益金から経費のみを差し引きました全額 524,439円をエルエスエイチアジア奨学会へ寄付金としてお贈りいたしました。アジアからの語学留学生のために活かしていただけることと思います。
早速奨学会からお礼状が届きましたので、「アジアの風になって」のHPにアップしております。どうぞご覧になって下さい。
チャリティーコンサート「アジアの風になって」 ○ttp://asianwind2011.blog25.fc2.com/
さて! 余談なのですが………というより これが一番言いたかった~~!のですが、 今回の寄付金額をよーくご覧下さい。下4桁が「ヨンヨンサンキュー」なのです。経費を差し引いたところで金額を見て本当に驚きました。
2001年からスヒョンさんのことに心を寄せ、2004年の日本と韓国が大きく近づくきっかけにBSJサークルとして行動してきたメンバーが、今回さらに有志となって集まり、この10周忌に向けて、準備を進めてきたわけなのですが、
きっかけはすべてヨンジュンさんです。 そのことを改めてこの数字を見ながら実感いたしました。
このあまりに出来すぎな締めくくりに驚きながら、今回のイベントが大成功した喜びをかみしめております。
ヨンジュンさん、ありがとう!
そして ずっと見守ってくれているスヒョンさん、ありがとう !
LSHチャリティーコンサート実行委員会 cranberry
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