ジェイ・チョウが監督、脚本、主演を務めたということで、育ちの悪い私は「しょせん、日頃からちやほやされている人気歌手が虚栄心を満たすために作ったものだろう」と、ひねくれた気持ちでこの作品を見始めたのだが、結局、彼が一流のエンターテイナーであるということを思い知らされるはめになってしまった。
ピアノバトルやダンスシーンなどスーパースター、ジェイ・チョウの魅力を十二分に楽しめるのはもちろんのこと、青春映画としても秀逸で、特にジェイとヒロイン、グイ・ルンメイの距離感には、“青春時代の淡く切ない恋”を感じずにはいられない。私も当時のころを思い出し(人を愛するのは自由だ!)柄にもなくウキウキしてしまった。
そして「言えない秘密」が明らかになる衝撃のラストは、もったいないのでここでは書かない。謝謝
華流スタッフ コミー・ヤン
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