ブロコリ サイトマップ | ご利用ガイド | 会員登録 | メルマガ登録 | 有料会員のご案内 | ログイン
トップ ニュース コンテンツ ショッピング サークル ブログ マイページ
aoiルーム
aoiルーム(https://club.brokore.com/hollyhock)
aoi32の創作ストーリーを集めたお部屋です。 どなたでもご覧いただけます。 どうぞごゆっくりお過ごしくださいませ。
サークルオーナー: aoi32 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 297 | 開設:2008.03.05 | ランキング:100(3927)| 訪問者:1370390/1907631
開設サークル数: 1238
[お知らせ] 更新のお知らせ
容量 : 30M/100M
メンバー Total :297
Today : 0
書き込み Total : 957
Today : 0
ホテリアー創作
妄想爆走!ホテリアー二次創作。                                                     大好きなドンヒョクと 可愛いジニョンの物語…
No 51 HIT数 7916
日付 2010/02/02 ハンドルネーム aoi32
タイトル 90秒のラブ・ストーリー Ⅱ
本文

90秒のラブ・ストーリー Ⅱ

 

 

 

あなたの綺麗な唇を 指でそっと触れてみる


あなたは 何?というような顔をしてわたしを見る


ちょっとね あなたの唇に触ってみたくなったの


そんなに笑わないで


どうして あんなキスができるのかしら…って思って


これは 言わないでおくわ……

 


ねえ それより あのゲームをしましょう


あれよ あのゲーム


そう あなたとわたしが見つめあって


先に目をそらしたほうが負けっていう、あのゲーム


あ また 笑ったわね


そうね


確かに今まではいつもあなたの勝ちだったわね


去年の今頃なんて


10秒もたたないうちに わたしは目をそらしてたわ


惨敗だったわ


だって 息もできないくらい苦しくなるんだもの

 


でも 今日は負けないような気がするの

 


少し前に インターネットのサイトを見ていたら


わたしの大好きな俳優さんが(あ、これも内緒ね)


自分のペットの子犬の映像を見て すご~く可愛く笑ってたの


見ているわたしも 思わず微笑んでしまうくらい幸せそうに…


可愛い子犬と 可愛い笑顔


彼の瞳は まるで可愛い子犬の目みたいだった


だから ドンヒョクさん?


あなたの目も 可愛い子犬の目だと思えばいいの

 


いい? 今からゲーム開始よ…?

 


あなたの黒くて、深くて、澄んだ瞳


見つめられたら 吸い込まれそうな瞳


ドンヒョクさんじゃなくて 子犬なの


そうよ、可愛い子犬の目なの……

 


…いい感じ

     
何だか 余裕だわ


可愛い目ね わたしも微笑んでしまいそうよ


…ドキドキなんか しないわよ……

 


ん…?


あなた また笑ったの?


何だか 悪戯を思いついた子供みたいな目ね?

 


え…?


まっ、待って…


何する気?


そんなに 顔を近づけないで

 


今度はわたしの唇に指で触れるあなた


何をしようとしているの?


どうして 視線をそらさないで そんな事ができるの?


そんなに近づかないで…


だめだったら…


!!!

 


あなたは笑い出した


え? わたしの負けなの?


目をつぶったから?

 


ずるいわ こんなの…


反則よ!!!

 


…いいわ そっちがその気なら わたしもお返ししてあげる


あなたの目の前で あの俳優さんのDVDを見るわ


彼の 今年 最高の映画のDVDよ


内緒で見ようと思ってたけど もう 遠慮なんかしないわ


うっとりした目で、わたしが彼を見ても


あなた 嫉妬なんかしないでね

 


あなたが いけないのよ……

 

 

 

 

 


キスして欲しいのかな?


僕の唇に触る君


え? 違うの?


何だか ごまかしてない?


ゲーム?


やめておいた方がいいよ


どうせ 僕の勝ちだ


うん? 今日は自信があるって?

 


わかったよ


そのかわり 僕は負けるゲームはしない


たとえ 相手がジニョンでも

 


さあ ジニョン


僕を見てごらん


僕だけを見て


目をそらさないで 僕を見ることができるかい?


僕は君から目をそらしたりしない


見つめることには慣れている


何しろ 僕はずっと前から君を見つめていたんだからね


恥ずかしがりやの僕のジニョン


30秒もてば 褒めてあげるよ……

 

 

 


ちょっと 今までとは違うかな?


君なりの傾向と対策を考えたのかな?


君は何を考えているんだろう


目をきらきらさせて笑っているね?


まるで君の大好きなケーキが目の前にあるみたいだ


わかったよ ジニョン


少しは、ゲームとして成立するようになったね


でも ここまでだ


僕は勝ちにいくよ


負けるのは嫌いなんだ

 


…ほら もうすぐだ

 


…目をつぶったね?


Game is over …君の負けだ


それでも 90秒ぐらいは もったかな?


褒めてあげるよ

 


反則なんかじゃないよ


触れてはいけないというルールはないはずだ


それに 顔を近づけたのは君の顔をよく見るためなんだから

 


納得いかない君は まだ何かぶつぶつ言ってるね


DVDがどうしたって? まだ怒ってるね?


こんな時は こうするしかない

 


…もう黙って…

 


…今度は目を閉じていいんだよ…

 


…さっきの続きだ…

 


…もう一度…

 


…もっと?

 

 

 


すっかり 抵抗力をなくした君は僕の胸に落ちてきた


大丈夫、ちゃんと受け止めてあげるよ


可愛いジニョン


愛しいジニョン


僕は君を抱きしめる


たとえゲームに勝ったとしても 僕はこんなに君に夢中なんだ


これ以上 僕を惑わせないでくれ


これ以上僕を虜にしないでくれ……

 


君は僕の胸の中で顔を上げた


そして 潤んだ瞳で僕を見つめた


…この目は 反則だ…

 


“ドンヒョクさん”


うん、何?


“来年も たくさんキスしてね”

 


…かなわないよ ジニョン


もしかしたら 君は僕より 腕のいいハンターなのかもしれない

 


もうすぐ、新しい年がやってくる


今年も一緒に カウントダウンができるね


その時まで僕は 君を抱きしめていよう…

 


そして 年が明けたら


君のその願いを すぐにかなえてあげよう

 


僕の可愛い 無邪気なハンター

   


やっぱり 君を愛してる……


 








前の書き込み ドンヒョクとレウォンの冬休み
次の書き込み 粉雪のクリスマス -5-(終) パーティー
 
 
 

IMX