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aoiルーム
aoiルーム(https://club.brokore.com/hollyhock)
aoi32の創作ストーリーを集めたお部屋です。 どなたでもご覧いただけます。 どうぞごゆっくりお過ごしくださいませ。
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ホテリアー創作
妄想爆走!ホテリアー二次創作。                                                     大好きなドンヒョクと 可愛いジニョンの物語…
No 86 HIT数 8429
日付 2010/07/30 ハンドルネーム aoi32
タイトル ジニョンが水着にきがえたら 後編
本文 ジニョンが水着にきがえたら 後





―― その日の夕方 ――
 

 

「…やっぱり ちょっと恥ずかしいかも…」


自宅の寝室で ジニョンは鏡に映っている自分の水着姿を見て呟いた。

 


“きゃあっ、お姉さん素敵! お姉さんって抜群のプロポーションだから絶対似合うと
 思ってたんだ。すごく、セクシーよ! 兄さんも見とれるわよ! 
 あ、それより 卒倒するかもーーー!”

 


ジェニーの勢いに押されて つい、受け取ってしまった水着。


あれから クローゼットにしまい込んでいたのを 今日また着てみようと
出してきたジニョンだった。


「…ジェニーには悪いけど、やっぱり着られないわ。
 だって、ドンヒョクさんが何て言うか… は、恥ずかしい~!!!」

 


その時だった。


「ジニョン、帰ってるの?」


部屋の外でドンヒョクの声がした。


!!!!!


ジニョンは 飛び上がるほど驚いて 慌ててベッドに滑り込んだ。


そして ブランケットを顔の半分まで引き上げた。


寝室のドアを開けてドンヒョクが入って来た。


「ジニョン?」


「お、お帰りなさい、ドンヒョクさん。は、早かったのね!」

ベッドのシーツの中から ジニョンがドンヒョクに声をかけた。


「うん。 今日は外出して、そのまま帰って来たんだ。
 …ジニョン、もう寝てるのか? どこか具合でも悪い?」

ドンヒョクはベッドの傍まで寄って来ると 心配そうにジニョンを見た。


「う、ううん! 違うの。ちょっと眠かったから、横になってたの…」

ジニョンは動揺していた。


「顔が赤いな。熱は?」


「だ、大丈夫よ!」

ジニョンは またシーツを引き上げ顔を隠した。

      
…ドキドキドキ… まっ、まずいわーーー!


「そんなに顔まで隠さなくたって… ジニョン? 顔を見せて」

ドンヒョクが覗き込んでくる。


ジニョンは 仕方なく顔だけ出した。ますます顔が火照ってくる。


「…?…」

ドンヒョクは不思議な顔をしてジニョンの額に手を当てた。


「あ…」

ジニョンのシーツをつかむ手が 思わず緩んだ。


もう少しジニョンの様子を見ようと ドンヒョクはそのシーツをめくった。


「きゃっ!!!」


「え…?」


黒いビキニを着たジニョンは 慌てて自分の体を両手で抱え込むように隠し 
ベッドから飛び起きた。


「……これは… また、思い切った事を… ジニョンさん…」

一瞬、驚いたドンヒョクだったが すぐに、やわらかく微笑んだ。

 


…しなやかで すらりとした肢体…


黒い水着が ジニョンの白くて透明な肌をよりいっそう際立たせている。


目眩がしそうなほどの美しさ…

 


「いやっ、そんなに見ないで!」

ジニョンはうなじまで赤く染めて ドンヒョクに背を向けた。


今度は 細い肩と綺麗な背中が目に飛び込んできた。


「見ないでって、見せるために買ったんじゃないのか?」

ドンヒョクは ジニョンと背中を合わせるようにベッドに座った。

口元が笑っている。


「ち、違うわ! これは、ジェニーがプレゼントしてくれたの」

ジニョンは慌てている。


「ジェニーが?」

 


…なんて 兄思いの気がきく妹なんだ、ジェニーは…  


ドンヒョクは感動していた。

 


「でも… やっぱり、もう着るのはやめる」


「え?」


「だって、あまり似合わないんだもの」


「そんなことない、よく似合ってるよ」


「嘘…」


「嘘じゃないよ」


「嘘よ…」


「僕は嘘は言わない」


「………」

 


背中あわせの会話が続く…

 


「でも、ジニョン」


「え?」


「一瞬しか見てないから もう一度、よく見せて欲しいな」


「………」


「ジニョンのセクシーな水着姿 もう一度見たいな」


「……」


「ジニョン?」


「…今度、海に行った時に見せてあげる」


「え?」


「やっぱり、この水着は太陽の下で 青い空と海をバックにして着た方がいいと思うの」


「…それは だめだ」


「え?」


「その姿を 他の男に見せるなんて 絶対許さない」


「横暴だわ」


「何とでも言ってくれ」


「じゃあ、この水着はいつ着ればいいの?」


「僕といる時だけ」


「そんな…」


「外への持ち出しは禁止」


「時間外のプールもだめなの?」


「だめ」


「えーーー!」


「誰かに見られるかもしれないし…」


「………」

 


ジニョンは あまりにも呆れたので力が抜けてしまった。


…ドンヒョクさんって こういう人なのよね… わかってたはずなのに…

 


突然、ドンヒョクは振り向くと ジニョンの腕を取り、自分の方に引き寄せた。


「あ…」

ジニョンは声を上げたが もう逃げられなかった。


ドンヒョクはジニョンを膝の上で抱きかかえると 長い時間をかけてジニョンを見つめ
やわらかく微笑んだ。

 
そして 彼女の頬から首、肩、腕にゆっくりと手を這わせ始めた。 


ドンヒョクの大きな手が ジニョンの体を包み込む…


「ドンヒョクさん…」

ジニョンの瞳が揺れている。


「…最高に… 綺麗だ ジニョン」

ドンヒョクが低い声で囁く。


「本当に…?」

ジニョンの声が震えている。


ドンヒョクは返事をする代わりに彼女の頬を優しく撫でると 唇をそっと重ねた。


そして 静かに、深く、情熱的に唇を求めていく…


何度も何度もそれは繰り返された。


ドンヒョクの熱い口づけから やっと開放されたジニョンは濡れた瞳をドンヒョクに向けた。


「…ドンヒョクさん…」


「ジニョンを独占できるのは僕だけだ」


「もうっ…」


「他の誰にも見せたくない」


「ドンヒョクさんったら…」


「水着のジニョンは シン・ドンヒョク限定なんだ…」


ジニョンはやわらかく微笑み、ドンヒョクに抱きつくとその胸の中から彼を見上げて囁いた。


「じゃあ、わたしも水着のドンヒョクさんを独占するわ。
 …他の誰にも見せないで……」

 

 

 

 

 


―――――――――

 

 

 

 

 


―― 数日後 ――

 


今夜も 二人はソウルホテルのプールでスイミング・デートの真っ最中…


それを呆れたように見つめる彼女が一人。


クールな男と言われている シン・ドンヒョクの妹 ジェニー。

 


あ~あ、見てられないわ イチャイチャしちゃって…


でも お姉さん、今日もあのビキニ着てないわね どうしたのかしら?


兄さんに車を買ってもらったから そのお礼だったんだけど…


まだ兄さんに見せてないのかしら?


きっと喜ぶわよね、兄さん… 


わたしって何て気がきく妹なのかしら 感謝してよね、兄さん!


それにしても… あれで いつかは泳げるようになるのかしら?


まるで、水遊びしてるみたいね


ふ~、兄さんったらあんな嬉しそうな顔しちゃって… 信じられない!


本当に あれが無愛想で理性的なシン・ドンヒョクなの?


あ~あ、今度はキスしてる…


ま、仲がいいのは良い事よね


そうよね… …


……………


… …… ………

 

  
…でも… 長い…?    …長すぎる!!!   


ちょっと、いい加減にしてよ! 兄さーーーん!!!

      


このままだと いつか、温水プールになるかもね…… 

 

 

                               


                      おわり

 

 

 

 


 




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aoi32
また 彼の水着姿、いえ 泳ぐところを見たいな~と思います^^ まだまだ暑い日が続きますので 皆さん、気をつけてお過ごしくださいね。  2010/07/30 17:46
aoi32
暑中お見舞い申し上げます^^ ソウルホテルのプールでのお話…少しは涼しくなっていただけたでしょうか。え、もっと暑くなった?…失礼しました~(笑) 2010/07/30 17:43
 
 

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