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B.S.J.
B.S.J.(https://club.brokore.com/bsj)
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サークルオーナー: satovic | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 5773 | 開設:2004.08.05 | ランキング:4(69306)| 訪問者:4658718/10219505
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satovic劇場Annex
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No 22 HIT数 2050
日付 2004/10/04 ハンドルネーム 最高尚宮
タイトル ボーダー! 第1話
本文 タイトル | ヤン室長へ Satovic劇場より御中元でーす! | [219.207.144.77]
投稿者 | satovic 投稿日 | 2004/07/02 0:52:27 アクセス | 5996
内容

ヤン室長へ Satovic劇場より次期作品のシノプシスお届けします!

拝啓 ヤングンファン室長様
 ヨンジュンさんの次回作、どんな作品になるのかとても期待しています。
SBSからのオファーは まだシノプシスも届いていないとのこと。
また、韓国公式にお出しになった公知では 全てのシナリオを平等に検討して
御決めになるとも書いてありましたね。
そこで、当 日本公式のSatovic劇場からも ペヨンジュン様に御検討いただきたい
次回作のシノプシスをお届け致します。

 「俳優として よりチャレンジの多い作品をやりたい」
 「イメージを固定したくない、みんなを驚かせたい」
 「アジアを結ぶ役割を果たしたい」
という ヨンジュンさんの3つの願い 全てにお答えできるストーリーを考えました。
現在の若さと美しさでしかできない作品です。しかも厳しいダイエットが必要なので
今年後半にクランクインなさるにはピッタリです!
よろしかったら候補作品に加えて下さい。
結末は3通りあります。日本の家族のみなさんがどれを選ぶかは 
最終回の一言レスを御覧下さい。
事務所独立へのほんのお祝の気持ちを込めた御中元です。御笑納下さい。
大きな海へ船出したヨンジュンさんとマネージャーチームの皆さんの 
果敢なる航海が実りあるものとなりますようにお祈り致します。     
        Kusarang Yonwoni--- Love forever Satovic
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ペヨンジュン次回作候補 日韓合作ドラマ「ボーダー!」  written by satovic

     主役:崔 永珍(チェ・ヨンジン) ペ・ヨンジュン
     原作:シドニー ポラック監督 「トッツイー」
     翻案 / 脚本:satovic

「カーット!」監督の一声で、草むらに倒れこんだ 血みどろの男達が
次々に身を起こした。真夏の陽射しの下、汗を拭いながら立ち上がった 
ひげづらの大男は 時代劇専門の大部屋役者のチェ・ヨンジン(ペヨンジュン)
男臭さがムンムンとするような筋骨隆々の肢体が汗に光っている。
そこへ監督の怒号が飛んだ。

監督:「ヨンジン!ちょっと来い!どうしてお前は言った通りに演らないんだ?
     刀をあわせたあと右へ倒れろと言っただろう!」
ヨンジン:「..........」
助監督:「お前のデカイ身体がかぶるから  サンチョルさんの顔が見えないんだよ!」
ヨンジン:「....でも...あの太刀筋で右へ倒れるのは不自然です....」
監督:「ばかやろう!そこを倒れるのが役者だろう!
    もういい、帰れ!一生金メダルでも首にかけてろ!」

一礼して黙って踵を返すヨンジンの背中に 主役のサンチョルが ひやかしを投げた。
サンチョル:「アジア大会のヒーローも形なしだな!」

どっと笑う取り巻きの役者達...。
テコンドーと合気道の名手でアジア大会では2つの金メダルをとったヨンジンだったが、
内気な性格から教えることにはむかず、好きな武道ができるというだけで 
この世界に身をおいていた。
しかし、演技よりも太刀筋や組み手の形にこだわるあまり、こうして監督と
衝突してしまうこともしばしば。白か黒か 真実は曲げられない。と、
武骨なまでに真直ぐな男だった。

荷物をまとめ、ロッカールームを後にしたヨンジンのもとに
事務所のマネージャーのチャ・ミソン(車 美仙)が驚いて飛んできた。

  ミソン:「うそでしょう?またクビになったの?
       せっかくとってきた仕事だったのに...!」
ヨンジン:「.......すまない」
  ミソン:「すまないじゃないわよ!また監督とぶつかったのね?うちみたいに
       小さな事務所でこの仕事とるのにどれだけ苦労したと思ってるのよ!
       少しくらい太刀筋がどうだっていいじゃない!ここは道場じゃないのよ、       
       アンタは役者なのよ!それ「らしく」やればいいだけじゃない?
       今から監督とサンチョルさんのところで謝ってくるから待ってて!」
ヨンジン:「やめてくれっ!」
  ミソン:「やめないわ!今ならまだ謝れば間に合....」
ヨンジン:「やめてくれって言ってるんだ!そんな男らしくないことはしたくない。
       女のお前を謝りにいかせるのも嫌だし、嘘の演技で倒れるのもイヤだ!」
  ミソン:「女だ男だって、そんなことどうだっていいわ!今は仕事が大切よ!
     それにね、男らしくしたいんだったら、少しは忍耐ってものも覚えなさいよ!     
     なによ、ふたこと目には男らしい、男らしいって、そんなの不自由なだけ
     じゃない!」イライラしながらタバコに火をつける。
ヨンジン:「俺に男らしくして欲しいんならお前も少しは女らしくするんだな。
     (ミソンの口からタバコをもぎとって捨てる) 襟に弁当ついてるぞ」
 
ミソン:「え?え?(襟についた飯粒に気付くミソン。その間にズンズン歩いて
      いってしまうヨンジン。)ちょっとー! ヨンジン、ヨンジーン!」

夜-事務所
PCを眺めながらヨンジンの次の仕事を捜しているミソン。
しかし、どこも断られたところばかり....。
画面の中のヨンジンのプロフイールページには 輝かしいスポーツ大会の記録が
何列にも並んでいるのに 出演作品となると...ごくわずか。
ヨンジンのプロフイール写真を 愛しそうに指でなぞってため息をつくミソン。
まったく素晴らしいものを持っているのに、どうして役者らしくできないのか...!
腹がたってきたミソンは PC画面の中のヒゲ面のヨンジンの顔に いろんな女性の
髪型画像をかぶせて遊びはじめた。大笑いするうち いたづら心の湧いてきた彼女は
PCの画面でヒゲも消して かつらをかぶせたヨンジンの顔に 口紅まで塗って
プリントアウト。ちょうどその場にあったオーデイションの書類に挟んで 
封筒にいれてしまった。
それが日本からのドラマのオーデイションの書類とも知らずに....。

その頃ヨンジンは友人の母親の葬式で飲み潰れていた。
韓国の男は義理が多くて大変だ。冠婚葬祭はもちろんのこと、先輩、後輩、親戚、家族、
義理を果たさなければならないところは多く、長男であるヨンジンはチェサを行う一族の
長にならなければならないのだ。
「いつまでもうだつのあがらない役者なんてしてられないぞ!」と 両親に肩をたたかれ
て苦りきるヨンジン。確かにそうなのだが...不器用な彼は ストイックな生き方をかえら
れない。雨でも風でもジョギングを欠かさず、身体をつくり 練習に励み...
時には山の師匠の所に教えを乞いに行く。それが彼の日課だった。
山の師匠は多くを語らない。
ヨンジンに座禅をさせて「自由になれ」としか言わないのだ。
何から自由になればいいのか?どう自由になれというのか......
それがヨンジンの宿題だった。

ボロボロでつぶれそうな芸能事務所、名前だけ大袈裟なデハン(大韓)エンタープライズ
に 日本からの知らせが届いたのは2週間後。借金で青息吐息だった社長は大喜び!
なんと 一番売れなかったヨンジンが日本のドラマのオーデイションに合格したという。

  社長:いやあ 信じられん!他の役者が全滅だったのに、
     よりによってヨンジンが合格とはなー!とにかくヨンジンを呼んでくれ。
 
    合格書類を手に うきうきと事務所の中をうろつきまわる社長。
    ヨンジンに電話をかけながら、ミソンはうかない顔をしていた。
    ヨンジンの応募書類なんて どこのオーデイションにも出した覚えがない....。    
    思い当たるものといえば、先日PCでイタヅラしたあの書類しかない...。
    社長が手にしている書類をなんとか 覗き見ようとするミソン。

  社長:それにしても 日本の芸能界ってのは変わってるなー? 
     ヨンジンの衣装をつくるのにアンダーバストと トップバストのサイズまで
     聞いてきたぞ。男なんだから そんなに差があるわきゃないのにな。
     日本人は細かいっていうけどホントだな!
 
(社長の机の上にあった 日本からの封筒をソーッと表に返してみて、
 アチャー!とミソンは思わず天を仰いだ....!Miss チェ・ヨンジン貴下と書いてある。
 日本の名前にすれば カオルやヒカルのように、ヨンジンという名前は男にも女にも
 ある名前なのだ。もしやあの書類が日本へ...?)

  ミソン:社長....あの....お話があるんですが.....

  社長:あーん?後にしてくれよー。久々の大仕事なんだ!それも日本からだぞ!
     ドラマのタイトルはだな....「スーパーモデルズ!」いーぢゃないか!えー?     
     ヨンジンもな、男らしくてスタイルはいいからな!しかも役柄は.......
    主役の菊池優美子のライバル役だ!大役じゃないか!すごいぞこれは!

  ミソン:.oh! my God!..............(悪い予感が当たった...)

  社長:おい、ミソン、お前めでたくないのか?これが! 
     ヨンジンが!ウリヨンジンが、あの有名な菊池優美子のライバル役なんだぞ!
     ........ん?....まてよ?......どうして ヨンジンが彼女のライバルになるんだ?    
     いったいどういうストーリーなんだこれは?
   (同封されたシノプシスを読みはじめて 顔色の変わっていく社長....)
 
 そう...日本側が求めていたのは.....女優だったのだ!!
呼び出されてきたものの オカマの真似なんかできるか!と 怒ってことわるヨンジン。
そこへ社長の奥さんが重病で倒れたとの知らせが...莫大な金がいるというのに、事務所は
火の車、人の命がかかっている....いいかげんだが 人情家の社長の頼みは断れず 
しかたなく一ヶ月だけという約束で ヨンジンは日本行きを飲んだ。
しかし、自分が女になんかなれるのか.....? 
責任を感じたミソンがつれてきたのは オカマのメークアップアーチストの朴 基奉 
パク・ギボン。いやがるヨンジンの臑毛を剃り、ひげを落とし........2時間後、
鏡の中にいたのは......身長180センチの絶世の美女だった!

                       つづく.....


 
hirokonn
なんでこんな事が浮ぶのかしら=ふしぎな人だな~と思ったのが事の始め、今じゃ「おもしろミラクル話術」から抜けられません。 2004/10/05 01:09
 
 

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