B.S.J.のみなさん、こんにちわっ♪
はいっ! 引き続きスピンオフ・ノベライズの第6弾ですっ♪ 登場人物もどんどん増えていますっ! すごいスピードで物語が進行していますっ! まさにジェット・コースターっ! みなさん、振り落とされないようにご注意くださいねっ(笑)!
尚、何度も書きますが、「日本での放送まで (あるいはDVD発売まで) 細かい映像や内容は知りたくないっ!」 とお思いの方は、このままスルーしてくださいねっ♪
では、第5話、開演で~すっ♪
☆.。.:*・゜.。.★;:*・゜☆.。.:*・゜.。.★;:*・゜☆.。.:*・゜.。.★;:*・゜☆
2007年9月20日放送 『太王四神記』 第5話
大河ドラマ風のオープニグタイトル。前回からニューバージョン。約4分間のCM
前回のダイジェストの後、「第5話」の文字。
(黄軍と青軍の撃毬の試合が始まり、黄軍のヨン・ホゲが、少年の頃の「私が王になれば母上を殺したあいつを好きにしていいですか?」という誓いと、前夜の「全国から集まった高句麗の人たちの前で、必ず試合に勝ってみせます」という誓いを思い出すシーンに続き)タムトクの隣の席に座りながら、活躍するヨン・ホゲの姿に、スジニは「あぁ、あの方、ステキ。胸がどきどきする。また、笑った」などと歓声を上げている。
黒軍の撃毬選手たちが固まって黄軍と青軍の試合を見ているところに、チュムチを連れた鍛冶屋のパソンがやって来た。
黄軍と青軍の試合では、なぜか青軍の選手が次々と落馬していく。それを見ていたタムトクが、「チャンシ(撃毬のスティック)は本来、空洞の竹でできているはずなのに、スティックの中に鉄の芯でも入ってるんじゃないのか?」と話すのを聞いてスジニは驚きを隠せない。
黄軍が得点を入れ、黄軍の勝利が確定したようだ。観衆は沸き返る。試合を見ていた大長老は、自分のたもとに入れてあった紅珠が不思議な光を発しているのを見て、びっくりする。その時、席を立ったスジニが競技場から出て行った。スジニの後を追うタムトク。2人が大長老の前を横切った時、紅珠はさらに輝きを増し、大長老は撃毬場のヨン・ホゲと貴族席のキハの顔を交互に見ている。(注意:本来の持ち主であるスジニが側を通ったことで、紅珠は不思議な光を発したのだろうが、この時点で大長老は、チュシンの王はヨン・ホゲ、朱雀の転生はキハだと思い込んでいる)
先ほどのタムトクの言葉が気になったスジニは、黄軍の馬屋に行き、彼らが使っていた撃毬のスティックを手に取る。その場にいた黄軍の男に向かい、スティックが変だと告げたスジニ。さらに「これをいくらで買ってくれる? 私のひと言で、黄軍は(反則)負けになるんじゃないの?」と言ったことで、黄軍の男はスジニに襲いかかる。そこに現われたヨン・ホゲは、「女一人を相手に何をしているのだ!」とたしなめるが、部下から「この女が(先日馬屋に)火をつけた女です」と告げられると、顔色を変える。それを見た黄軍の男は、「痛めつけてやる」とスジニに殴りかかる。
その時、「捕まえる相手を間違えたようだな」と言いながらタムトクがやってきた。タムトクまでもが危ない目にあうと思ったスジニは、「何をしてるんだ。早く逃げろ」とタムトクを遠ざけようとするが、ヨン・ホゲを含めた黄軍の選手たちは、みな、タムトクに頭を垂れる。それを見て、驚くスジニ。
「来られましたか」と言うヨン・ホゲに、「試合を見ていたぞ。人を呼んでこようか?」と言うタムトク。ヨン・ホゲが「何のことをおっしゃっているのかわかりません」と答えると、タムトクは、近くにあった撃毬のスティックを柱にたたきつけ、スティックに金属が仕組まれている証拠を見せる。「スティックは本来、竹の筒でできているはずなのに、これはどういうことか? 知らなかったことか?」とヨン・ホゲを問い詰めるタムトク。ヨン・ホゲは、驚いたように後ろの部下を振り返ると、その部下は目を伏せてしまう。
黄軍の不正をタムトクに見破られたヨン・ホゲは、「太子様!」と声をかけ、「このままでは終わらせません」と答える。その「太子様」の言葉にさらに驚くスジニ。タムトクは、「あの娘には口止めをするから心配するな。この汚い試合をきれいな試合に変えろ」と伝え去っていく。ヨン・ホゲは何も言い返せない。
何かに怒ったようにタムトクの前を歩き、黄軍の馬屋を後にするスジニ。その後を着いていくタムトクは、「お金をもらっただろう? ここであったことは口外するな」とスジニを説得するが、スジニは、「太子様だって!?」と今まで身の上を明かさなかったタムトクに嫌味な態度を取り、「ひとつだけ聞くけれど、高句麗の跡継ぎ(タムトク)があんな卑怯なことが分かったのに、どうしてその不正を隠そうとするんだ?」とタムトクに食って掛かる。それに対してタムトクは、「俺は彼に借りがある。それを今日、返しただけだ」と答える。
キハの背後に火天会のサリャンが現われ、「今晩、大長老がお呼びです」とキハに伝える。しかしタムトクとスジニの様子の一部始終を遠くで見ていたキハは、サリャンの言葉には答えず、「(タムトクが)お笑いになられた。今までこのようなことはなかったのに。彼女の前で笑っていたわ」とひとり言をつぶやく。
夜の城下。橋の欄干でヒョンゴと話すスジニ。今までタムトクが太子だと知らされていなかったこと、そして、その太子が不正を見過ごしたことに、どうにも腹の虫が治まらないらしいスジニは、ヒョンゴに対して悪態をつく。ヒョンゴは、「それで、それが何なんだ」「あいつにだまされたのか?」「わかった。わかった」「ホゲさま、ホゲさまと言っていたのは誰だ」などと、困惑しながらスジニをなだめすかしている。
火天会の館。「キハさまがヨン・ホゲの側に居るので心強い。それに、今日は、紅珠が少し光を放ったのだから」とキハに話しかけた大長老は、紅珠をキハの前に差し出しながら、「この紅珠を持ってヨン・ホゲの前でこれが光るかどうかを確認してくれ」と頼む。しかし、キハの目の前に置かれた紅珠は、一向に光を放つことはない。
いつものように塀を乗り越えて夜の城下に繰り出そうとするタムトク。すると、飛び越えた塀の目の前にヨン・ホゲが立っていた。「驚くじゃないか!」と言ったタムトクは、「昼間あったことは内緒にする」とヨン・ホゲに伝える。しかし、ヨン・ホゲは、「私はまだ諦めていません。明日の試合には必ず勝って見せます」と宣言。それを聞いたタムトクは、「黒軍が勝つんじゃないか?」とヨン・ホゲを刺激するような言葉を言い放つ。
夜の城下。ヨン・ガリョ邸の近くの橋の欄干には、酒徳利を握り、クダを巻くスジニがいた。その前にタムトクが現われる。「勉強するのに疲れちゃったんだ。城下の人々を見てるのは楽しい。市場は楽しいよ」とスジニのご機嫌を取るタムトクだが、スジニは、酒徳利の酒をあおるように飲むだけだ。その徳利を奪い取ったタムトクも、同じように徳利の酒をあおるようにして飲む。その時、2人の側を馬に乗ったヨン・ホゲの部下が、ヨン・ガリョ邸に入って行った。
ヨン・ガリョ邸。酒を飲んで荒れるヨン・ホゲ。そこに、今日の撃毬の試合に出ていた部下が現われる。「なぜ、あんなこと(スティックの不正)をしたのか!」と問い詰めるヨン・ホゲ。部下は「勝ちたかったのです」と答えるが、ヨン・ホゲは、「正々堂々と戦えば負けると思っていたのか? このヨン・ホゲが負けると思ったのか! 私は負けられない。負けてはダメなのだ! 汚い手を使ったことが人々に知られてもダメなのだ!」と部下の胸倉をつかんで怒る。しかし、その舌の根も乾かぬうちにヨン・ホゲは、「明日の決勝で、必ず勝てる方法があるだろう?」と暗に部下に不正を促すような言葉を伝える。
先ほどのヨン・ホゲの部下がヨン・ガリョ邸から出てきた。それに気づくタムトクとスジニ。ヨン・ホゲの部下は、建物の影で、怪しげな2人の男となにやら立ち話をしている。
飲み屋。明日の決勝戦を控えた黒軍の選手たちが「ヨン・ホゲ相手に勝てるだろうか」「ドキドキして眠れない」などと口々に話ながら酒盛りをしている。だが、飲み屋の2階には、黒軍の選手たちを睨みつけている怪しげな数人の男たちがいた。黒軍のリーダーが「飲め」とメンバーたちに酒を注ごうとした時、突然、2階の男たちが黒軍の選手たちに襲いかかり、選手たちに切りつけてきた。選手がケガをしたのを見ると、怪しげな男たちは走って逃げてしまう。
そこに現われたタムトク。「大丈夫か?」と声をかけながら、ケガをした黒軍の選手たちの救護に当たる。大ケガをした一人の選手をタムトクが背負い、(病院かどこかに)連れて行こうとするが、その選手は、「明日は決勝戦なのに。このことが相手(黄軍)に知られては困るんだ」とタムトクに話す。
馬で天地神堂に駆けつけたタムトクは、ケガ人の介護のため、キハを連れてくる。
恐らく飲み屋の奥の部屋。キハとスジニが2人でケガ人の介護をしている。そこに現われたヒョンゴは、スジニをつかまえ、「どうして神女がここにいるんだ?」と聞こうとするが、スジニは、ヒョンゴの手を振り払い、ケガ人の介護に一生懸命だ。
馬がつながれた場所にいたタムトクを見つけた黒軍のリーダーは、「お前のおかげで助かった。お前はいったい何者だ?」とタムトクに尋ねる。何も答えずに帰ろうとするタムトクに、「なぜ逃げる?」と聞き、「俺はセドルだ」と名乗る黒軍のリーダー。タムトクは、「北軍の将軍(=『冬のソナタ』のキム班長)の息子か? 明日、お前たちが負けなければいいと思ってるよ」と言い、その場を立ち去る。
ケガ人のいる部屋では、スジニがキハに「私たち、今日、会うのが初めて? あぁ、思い出した。あんたとは賭博場であったよね?」などと話しかけるが、キハはそれには答えず、スジニに介護の方法を教えている。2人が会話している様子をほほえましく見ていたタムトク。そのうち、キハと目が合い、タムトクは穏やかな微笑みを見せる。
一夜明け、決勝戦の朝。黒軍の馬屋では、昨日、右太ももに大ケガを負ったタルグが試合に出ると言い張るが、タルグは立ち上がることもできない。それを見ていた少年チャ・グンドルは、「自分が代わりにでます」と言うが、黒軍を率いるセドルは悩んでいる。
撃毬場に黄軍が入場してきた。続いて黒軍も入場し、試合がスタートした。タムトクはスジニと並んで、客席で試合を観戦している。
最初に得点したのは黄軍のヨン・ホゲだが、すぐに黒軍のセドルも同点弾を叩き込む。しかし、黒軍が得点を入れた途端、黄軍の選手たちは、スティックで馬上の黒軍選手たちを殴りつけ始めた。騒然とする会場。ブーイングをする黒軍の応援団。黄軍の汚い試合運びを目にしたタムトクは、怒りと失望で目を伏せてしまう。タムトクは近くに座るスジニに「馬の乗り方を知っているか? 馬に乗って球を扱えるか?」と質問する。
黄軍の汚い攻撃を受け続け、黒軍の少年選手チャ・グンドルがひどいケガを負ってしまった。黒軍を率いるセドルは、彼を交代させようとするが、グンドルは、「誰に交代するというのですか? 最後まで私にやらせてください」と泣きながら訴える。その時、入場口から黒軍の衣装を身にまとった2人の選手が入場してきた。その選手の一人は「黒軍の補欠選手のスジニとトクと申します。試合に出ることをお許しください」と宣言し、黒軍に加わった。タムトクとスジニだ。
2人が加わったことで、試合は黒軍が有利になる。タムトクは得点も上げる。喜ぶ黒軍応援団と傷ついた黒軍の選手たち。だが、黒軍に追加点が入った時、スジニの兜が脱げ、ヨン・ホゲにその正体がバレてしまう。
その頃、客席では、ヒョンゴがパソンとチュムチに「うちの弟子を見なかったか?」とスジニを探しにやって来ていた。そして、ふと馬場に目をやったヒョンゴは、撃毬の試合にスジニが出ているのを見つけ、びっくりしている。
馬上のスジニは「これくらいにしよう」というが、タムトクは、「勝っているのに」とまだ、試合に出続けるつもりだ。しかし、ヨン・ホゲは、部下たちに「何をすべきかわかるだろう?」と話しかけ、黒軍に加わった優秀な交代選手への集中攻撃を指示していた。
黄軍の激しい集中攻撃に、ついに落馬するタムトク。ヨン・ホゲは容赦なく、落馬したタムトクに馬で襲いかかる。間一髪、スジニが間に入ったことでタムトクが大ケガをすることはなかった。しかし、その拍子にタムトクの兜が取れ、タムトクの顔が観客にさらされてしまう。驚くヨン・ホゲ。立ち上がるヤン王。「太子様!」と叫ぶパソン。会場は、「王様の息子だ」「王子さまだ」と騒然となっていく。
貴族席に向かい、王の前に膝まづいたタムトクは、「彼らは何も知りません。私一人の責任です」と、撃毬大会への出場がタムトクの独断であったことをヤン王に訴える。しかし、ヨン・ガリョの「王子が片方の軍に肩入れするとは。こんなことはあり得ない。東西南北から来た将軍たちを前にしてこんなことがあってよいものでしょうか?」と言う言葉を聞いたヤン王は、「試合を止めて、王の息子をまず捕まえろ」と命令を下す。タムトクは、「私がみんなをだましていたのです」と黒軍の選手たちには非がなかったことを伝え、コ将軍もなんとかとりなそうとするが、ヤン王は取り合わない。
捕らえられた黒軍の選手とスジニはヨン・ガリョ邸内にある私獄に投獄された。
その頃、パソンの家で心配するパソンやヒョンゴの元に、一人の女官が、スジニたちが投獄されたことを伝えに来る。パソンから「師匠なら何とかしなさい」と言われたヒョンゴは、チュムチを呼んでスジニを助ける方法を考え始める。彼らが家を出ようとした、ちょうどその時、パソンの家の前を火天会の大長老とサリャンが通りすぎて行った。
一方のタムトクは、反省のためヤン王によって太室に閉じ込められていた。
ヨン・ガリョ邸。ヨン・ホゲをチュシンの王だと確信した火天会の大長老がヨン・ガリョ邸を訪問している。彼の真の目的は、チュシン王を利用し、四神を集め、世界を手中に収めることだ。四神の話をする大長老に、「高句麗の運命を心配しておられるのですか?」とヨン・ガリョは聞く。
天地神堂。黒いマントに身を包んで戻ってきたキハが神女にみつかってしまう。「巫女は神堂にいなければいけないのに、どこに行っていたのだ」と責められるキハ。
ヨン・ガリョ邸。紅珠の入った箱を取り出しながら、「この紅珠を使えば、ヨン・ホゲさまがチュシンの王になられるかどうかを確かめることができます」と続ける大長老。「なぜそんなにチュシンの王にこだわるのですか」と問うヨン・ガリョに、大長老は「私はこの地の人間(=高句麗の人間。虎族の末裔)です」と答える。
王宮の太室。閉じ込められたタムトクが扉を叩く。すると、扉が開き、そこにはコ将軍の部下の女戦士カクダンが立っていた。「入るか?」と聞くタムトクに、「私のような人間がこのお部屋には入れません」と答えるカクダン。それを聞いたタムトクは、「では私が出よう」と、廊下に出ようとするが、廊下には他にも数名の女戦士が配置され、タムトクを見張っている。
王宮の太室の外。外に出ようとするタムトクに、カクダンは、「私を倒してから出て下さい」と話す。カクダンが差し出す刀を「必要ない」とでも言うように遠ざけたタムトクは、素手でカクダンとの戦いを始める。激しい戦いの映像の途中、タムトクのアップで映像が止まり……。
――東方神起の『千年恋歌』に乗せた次回予告とメイキング映像で第5話終了――。
|