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B.S.J.
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No 341 HIT数 11054
日付 2007/11/26 ハンドルネーム Whistl
タイトル 【第21回を実況するスレ】をノベライズ【前編】
本文

B.S.J.のみなさん、こんにちわっ♪

あぁぁぁぁ。第2話から、タムトクと対峙する見事な敵役を演じ続けたヨン・ガリョが、ついに物語から退場します。
これで、タムトクの行く手を阻む人物は、大長老であることがはっきりしました。
2000年の長きに渡り、地の王となることを願ってきた大長老。きゃ~! 恐ろしいっ!

あっ。でも、実況隊のjooneeさまが看破なさったように、大長老は【結構ぬけ作】なので、これから、どんな失態を演じてくれるのかにも、楽しみは募ります(爆)。

さっ。では、優秀な宰相の道よりも1人の父であることを選んだヨン・ガリョの悲哀と、タムトクの知略が交錯する第21話、前半。お楽しみくださいっ♪


☆.。.:*・゜.。.★;:*・゜☆.。.:*・゜.。.★;:*・゜☆.。.:*・゜.。.★;:*・゜☆


2007年11月22日放送 『太王四神記』 第21話 


大河ドラマ風のオープニグタイトル。約4分間のCM

いきなり「第21話」の文字。

ヨン・ガリョ邸。白い衣装を身にまとったヨン・ガリョが手紙を書いている。

【ヨン・ガリョのナレーション】 臣、ヨン・ガリョは、もっと早く罪の償いをすべきでした。畏れ多くも陛下に申し上げます。今、天は、あなたがチュシンの王であるという根拠を1つ、2つと示されております。それでも私は、まだ分からないのです。

王宮のチャンサ(長史)部、チャングン(参軍)部を訪れたヨン・ガリョが、働くコムル村の人たちに多分野に渡る国政についての情報を示された書物を渡しながら、「これらはクァンミ(關彌)城をはじめとする新しい高句麗の10の城を守るための秘策書です。何よりも重要なのは造船所です。これは造船所に対する管理事案を整理したものです。それから、これは川の水に対する対策書です。検討してみて下さい」など説明をしている。自宅に戻ったヨン・ガリョは、従者チョ・ジュドを残し、一人で家を出る。

【ヨン・ガリョのナレーション】 天がすべてを決めるというのなら、我々人間が一生懸命努力してきたすべてのことは一体何だというのでしょうか? 天が初めからチュシンの王を指名されたというのなら、その根拠と基準はまた、一体何だというのでしょうか?

コムル村を訪れたヨン・ガリョが斉家会議の首長の紋章を見せ、神物が保管される秘密の部屋に入り、そこから朱雀の神物と青龍の神物を持ち出す。

【ヨン・ガリョのナレーション】 陛下が私に下さった斉家会議の首長という立場を利用して、神物の2つを奪い、息子に送ります。天に見放された我が息子が、神物の力を引き出せるとは思いません。それでも尚、息子にこう言いたい。「今、太王はもはや天の力に頼ることができない。お前は持てる力で何としても王になり、地の民にお前を王として選択してもらえるようにしろ(認めさせなければならない)」と。

神壇。祭壇の上にシンゾク(神扇)を置いたキハが、ヨン・ガリョ邸を訪れ、ヨン・ガリョから2つの神物の入った箱を受け取る。キハ神物を渡したヨン・ガリョは、力なく庭を歩きながら、空を見上げる。

【ヨン・ガリョのナレーション】 王様はチュシンという国は、私たちペダル(倍達。朝鮮族の古い呼称)族が住む世の中だとおっしゃいました。王の信頼を裏切り、王に背いた私はこの世に居続ける資格(価値)がありません。この国の高句麗太王、陛下! 今思えば、私は、チュシンの王の出現を待つのではなく、自分の手でチュシンの王(国)を作りたかったのかもしれません。いえ、そうだったのです。

ヨン・ガリョ邸内の祭壇の間。香を炊き込んだ部屋。白い衣装に身を包んだヨン・ガリョは、妻の命を奪った同じ毒を酒に混ぜると、ヨン夫人の位牌に杯を掲げ、一気にその酒をあおる。椅子の上で事切れるヨン・ガリョ。自分を信じてくれたタムトクを裏切ることに心を痛めながらも、息子ホゲの子どもを身ごもったと言うキハの要求を断りきれなったガリョ。それは、国を治める宰相としての生き方よりも、1人の父親としての道を選んだ男の悲しい最期だった。

クンネ(国内)城下。回復したスジニの後ろをチョロが歩いている。「王様の元には行かないわ。行けないの。私には私のやるべきことをやるのよ」 そう言ったスジニは、後をついて来ようとするチョロを右手で制し、「やることがあると思わせてよ! 誰が私を呼んでいるのか分からないけど、私にはやることがあるから……。ね?」と1人で歩いていく。そのスジニを止めることもできず、見送るチョロ。

太王軍の駐屯地。コムル村の子弟が、鷹が届けた手紙を確認している。恐らくクンネ(国内)城のチョンサ(長史)部からの3日に1度の報告だろう。そして、タムトクのいる天幕には、コムル村の子弟で、記録係のヒョンドンが走りこんでくる。

天幕の中。会議中のタムトクの忠臣たち。「話があるのなら、自分の方から来るべきでしょう。なぜ、高句麗の太王である陛下が(アッティラが指定した)敵陣に行かなければならないのですか? 陛下!」と怒るフッケ。しかし、冷静に書類を書き続けるタムトクは、「フヨン(後燕)国境の兵隊は絶対に動かさないでください。今、フヨン(後燕)とは友好関係にありますが、まだ信頼しているわけではありません。問題は、クァンミ(關彌)城の造船所です。この問題は、ヨン大家によく理解して処理するように命令を出します。あの方ならきちんと処理されるに違いない」と指示を出している。

フッケは、「陛下。私が7人の従者を引き連れて行って参りますので、ご許可を下さい」と進言するが、タムトクは、「コチュガ(フッケの尊称)。この会談を成功させないと、このまま兵を引き連れてクンネ(国内)城に戻らねばならないでしょう? ここで5000の兵と狩りをすることしか出来なかったと言って。言っている意味がわかりますか?」と問いかける。無言になるフッケ。

その時、天幕に入ってきたヒョンゴが、「王様。会議場の交渉をして参りました。幕舎をアウサ原に設営する取り決めです。敵側は12名参ります。4部族だからそれ以下にはできないとのことでした。あっ。それから、我々は幕舎の外、400m以内には兵を入れないという取り決めです」と、敵側との交渉内容を伝える。「7個師団を直ちに配置しろ。攻撃された時、すばやく動けるように」とフッケに指示を出すタムトク。「ご命令がなくても準備できております!」と答えるフッケ。

「陛下。時間がきたようです」というコ将軍。刀を手に席を立ったタムトクは、到着したばかりのヒョンドンの前で立ち止まると、「お前も一緒に来るか? 危なくなったら私にぴったりくっついていろ。恐がらないで、気をしっかり持ってついて来ればいい。わかったな?」と声をかける。

「陛下。剣術の覚えのある者を1人でも多く連れて行かれるべきでしょう。このような書記を連れて行ってどうなさいます!」と異論を唱えるフッケに向かい、「私が間違いを犯しても、記録しておけば、次は2度と繰り返さないでしょう? 1度目は間違いでも、2度目には罪……」と言うタムトクは、酒瓶を差し出しながら、「一度だけなら間違いで済むけど、2度目は罪だからね。全部飲んじゃダメですよ。最後は私が飲むんですから」と言ったスジニのことを思い出している。「と、いうことらしいですよ」とフッケに言いながら、天幕を後にするタムトク。それに続くヒョンドン、タルグ。怪訝な顔のフッケ。

草原を走るタムトクと7人の従者。

【ヒョンドンのナレーション】 アウサ原の会議が始まった。この戦略は、太王がコラン(契丹)に入って以来、着々と進められてきたものだ。そして、その(もうひとつの)作戦は、会議場の北側で同時に進められている。

アウサ原の幕舎。タムトクと、コ将軍、フッケ、タルグ、チュムチ、マンデガ、ヒョンドンの7名が馬から下りる。それを出迎える4部族の代表と、コラン(契丹)の8部族をまとめる部族連合の長、アッティラのハン(汗)。

その頃、駐屯地に残されたヒョンゴは、乾いた砂を手にとりながら「風向きが変わる前に処理せねばならないのに」とつぶやいている。そして、飴売りの男を始めとするコムル村の子弟と数名の兵士は、もうひとつの作戦を実行するため、別の草原を馬で走っている。

アウサ原の幕舎の中。対峙するタムトクたちとコラン(契丹)の部族長たち。「私は、この春、8部族から選ばれたコラン(契丹)のカン(汗)、アッティラだ。挨拶は抜きだ。単刀直入に聞く。高句麗の人間は我々の土地に入り、何をしようというのだ?」と問いかけるアッティラ。「我々の部族は村と牛馬を焼き払われ、民の半分が命を落とした。生き残った者は報復するつもりだ」と言い、刀を抜くカラキッタイの族長。莫舎の中は一触即発の様相だ。

アッティラは、ドゥータイから手渡されたタムトクの挨拶状を机に叩きつけながら、「高句麗の新しい王が正々堂々と戦わず、今度はどんな策略を弄するのか?」とタムトクに詰め寄る。「このような不毛な質問を繰り返していても、真実にはたどりつきません」と平然と答えるタムトク。その時、アッティラの横に立つドゥータイは、「ハン(汗)。高句麗の王は、キッタイの民の遺体をすべて弔ってくれました。ですから……」と報告する。ドゥータイの報告を聞いたアッティラは、「では、私はそれに対する礼儀を尽くそう。他の族長たちはいかがなされるか?」と族長たちに尋ねる。他の部族長たちから異論がないことを確認し、タムトクに着席するよう進めるアッティラ。席に着く両陣営。

「手紙に書かれたことは本当か? 我々コラン(契丹)の地を地獄に陥れたヨン・ホゲが反乱軍だということは」と問うアッティラ。「あいつの罪は私の意志をすべて無視したという事。私の意志はもともとコラン(契丹)と兄弟の契りを結ぶことだった。それなのに、ヤツのせいで誤解が積み重なってしまった。その罪を問わねばならない」と答えるタムトク。

その頃、ホゲ軍の駐屯地近くでは、飴売りの男と共に別の作戦に向かったコムル村の子弟たちが草むらに隠れ、風向きを確かめている。

アウサ原の幕舎の中。タムトクが贈った献上品のフタを開けたアッティラは、「これは何だ? こんな品物で我々の同胞の死を忘れろというのか?」とタムトクを問い詰める。「では、どうするのですか? コラン(契丹)の8部族が連合すれば我々高句麗に勝てるとお思いですか? この2か月、高句麗反乱軍の力をご覧になったでしょう? もし、私が私の兵力をすべて持ってきたらどうなるのかご覧になりたいのですか? 誰も生き残る者がいないコラン(契丹)の土地を見たいのですか?」と問い返すタムトク。

机を叩き、「もういい! 高句麗の王。言いたいことは何なのだ?」といきり立つアッティラ。しかし、タムトクは冷徹な表情のまま、「あなた方4部族のうち、最初に我々の兄弟になるのはどの部族ですか? 高句麗の弟になった部族は、他の部族からの攻撃を心配する必要はありません」と答える。「今、何と言った?」と怒りを露わにするカラキッタイの部族長。「最初に弟になりたいのは誰かと聞いているのです」とタムトク。「何だと! 弟だと!」と再び声を荒げたカラキッタイの部族長は、いきなり刀を抜くと斬りかかって来る。それに対応するチュムチとマンデガ、コ将軍。天幕の中は、一瞬にして戦いの場に変わる。

戦いが膠着状態になったとき、アッティラは、「続けてくれ。高句麗王!」とタムトクの言葉を促す。「どんなに屈辱的だろうと、聞きたくない話だろうと、聞いてもらわなければならない。コラン(契丹)の建国以来、あなた方8部族は1度も手を結んだことがなかった。ただ、戦って殺しあってばかりだ。しかし、このコラン(契丹)を、憎しみに満ちたこの土地を、腹を減らした飢えた人々を、強大な諸国が取り巻いています。こんな風にいつまでも殺しあって生きるつもりですか?」と話を続けるタムトク。

いきり立ったカラキッタイの部族長は、「アッティラ! こんな話しは聞く必要もない。仇を討つのだ!」と、アッティラに決断を迫る。その時、幕舎の幕が落とされ、タムトクたちはコラン(契丹)の弓矢兵たちに取り囲まれてしまう。タムトクを守るため、その周囲に盾のように立つコ将軍、チュムチ、フッケ、タルグたち。

しかし、うっすらと微笑みさえも浮かべたタムトクは、落ち着いた表情で、「高句麗があなたたちの兄になれば、どのような世の中になるのか見届けたくはありませんか? それとも私を殺して、ヨン・ホゲが王の座につく高句麗を見たいのか?」とアッティラに問いかける。しばらく考えたアッティラは、「ハン(汗)として、高句麗王との話し合いは終わりにする」と宣言する。その言葉を聞き、「タルグ」と声をかけるタムトク。タルグは、持参した交易権を示す勘合符をドゥータイに手渡す。その勘合符を1枚ずつ確認するアッティラ。

「高句麗の弟になりたい部族の土地の真ん中に公益市場を作る。そこへ行けば、どの国、どの部族だろうと売買ができる。あなた方の家畜を、反物や食物、鉄器と交換することができる」と説明するタムトクに、「ハハハ。高句麗の王が、たかだか商売の為に直接軍隊を率いてきたと?」と勘合符を机に投げつけながら問いかけるアッティラ。

「たかだか商売? 私はクンネ(国内)城から西域の端まで道を差し出そうと言っているのだ。その道があなたのコラン(契丹)の中央まで通過できるようにしてやると言っているのだ。コラン(契丹)のハン(汗)、アッティラ! これが何を意味しているのか、理解できないと?」と初めて声を荒げるタムトク。しかし、アッティラは、「もう、それぐらいにして、本心を言ったらどうだ? 結局は、ヨン・ホゲが率いる反乱軍を自分で討つ自信がないために、我々の兵力でホゲを倒す助けを求めにきただけだろう? だから、こんな風に無理をしたのだろう?」と言いながら、机を叩き、タムトクの話を理解しようとはしない。

ゆっくりと椅子に腰を下ろしたタムトクは、「私の兵士も呼んであるし、あなた達の助けは必要ないのだが……。いずれ、4万の兵士たちも私の所に戻ってくるのだし」と言うと、手で合図を送る。その合図を受け、角笛を吹くタルグ。すると、幕舎を取り巻くコラン(契丹)の弓矢兵の後ろから、タムトク軍が姿を現わす。「私の兵士たちは、約束通り400m離れた場所で待っている。これが高句麗の約束の守り方だ。コラン(契丹)の約束とはこういうことか?」と問いかけるタムトク。机に斧を振り下ろし、怒りを表すアッティラ。

しばらく考えたアッティラは、「(高句麗との同盟の条件として)根拠が必要だ。ヨン・ホゲの首が欲しい。私の目でしっかり見届け、その血で私の手を染めた後に、新しい兄弟国となった祝賀の祭火を焚き、話し合いに応じることができるだろう」と、ヨン・ホゲの首をタムトクに要求する。タムトクの顔を見るコ将軍。正面を見据えながらも思案に暮れるタムトク。タムトクに同行したヒョンドンは、最初から最後まで交渉のすべてを書類に書き記している。

ヨン・ホゲ軍の駐屯地近く。「戦いは剣だけでするものではないぞ」とつぶやいた飴売りの男とコムル村の子弟によって飛ばされた凧から、「3日以内に太王軍が反乱軍を討ちに来る」「太王はすでに3つの神物を手に入れた」などと書かれた大量のビラが駐屯地内に巻かれている。ビラを読み、動揺するホゲ軍の兵士たち。その1枚を手に取ったケーマ(鎧馬)軍のチョクファン将軍は慌ててホゲがいる天幕へと入っていく。

天幕内。集る将軍たちの前に、拾ってきたビラを叩きつけるケーマ(鎧馬)軍のチョクファン将軍は、怒りを露わにするとその場を後にする。ビラを読む将軍たち。その時、そこにヨン・ホゲが姿を現わす。将軍たちは瞬時にビラを隠そうとするが、ヨン・ホゲは無言のまま手を差し出し、隠したものを見せるように要求する。イルスからビラを手渡されたホゲは、一瞥をくれると、そのビラを手のひらで握りつぶしながら、「やはり我々の王、タムトクは、正々堂々とは戦わず、策略を用いるクセがあるようだ」とつぶやく。

駐屯地では、ビラを拾って読む兵士たちから、上官たちがそのビラを回収している。天幕の中には将軍たちが集められている。イルスから「5000の太王軍が南方、3日の距離のところに来ています」と聞かされたヨン・ホゲは、将軍たちに、「タムトクが我々の軍隊が動くのを待っているのだ。タムトクの挑発には決して乗らない。決して罠に落ちはしない。将軍たち。兵士たちが動揺しないように取り締まってくれ」と命令を下す。「はい!」と返事をし、天幕を後にする将軍たち。

天幕の中、1人残ったケーマ(鎧馬)軍のチョクファン将軍に、「気持ちが揺れているのではないか?」と問いかけるヨン・ホゲ。聞かれたチョクファンは、「正直申し上げますと、その通りです。どのような形で王になられたかに関わらず、(太王は)我々高句麗の王様です。その太王と、その王様の軍隊と全面的に戦うという事ですか?」と逆にホゲに質問を投げかける。

「まだ分からないのか? あの王が望んでいるのは、私に頭を下げさせることではないということが。ヤツが今、一番望んでいるのは、おそらく、お前か、別の誰かに私の首を取らせることなのだ。チョクファン。お前はそうしたいのか?」とチョクファンに問いかける。聞かれたチョクファンは、一瞬、目を伏せた後、独白を始める。

チョクファン将軍 「ヨン・ホゲ様は11歳でフヨン(後燕)の合戦に出られました。そして、誰よりも早く馬を駆り、誰よりも遠くへ矢を射られました。私はそれを、ヨン・ホゲ様がチュシンの星の下にお生まれになったからだと思って参りました。成長して、どんな王様におなりになるのかと想像していたあの時から、すでに私は謀反を起していたのです」

チョクファンを見つめたヨン・ホゲは、「これからは地獄に向かう道になるかもしれない。それでもついて来てくれるのか?」と改めて問いかける。「いつも後ろにおります」とヨン・ホゲとの運命共同体となる決意を口にするチョクファン将軍。

ヨン・ホゲの駐屯地。夜。兵士たちが会話をしている。「後3日だそうだ」「3日以内に戻れば太王の兵とみなされるそうだ」「戻らなかったら?」「反乱軍だ」「反乱軍になれば故郷へ帰れるんだろうか?」「でも、我々の大将軍様(=ホゲ)が王様になるかもしれないじゃないか」「故郷に帰れるのか?」「この間、傭兵たちが言った言葉を覚えているか? 太王はすでに3つの神物を手にし、クァンミ(關彌)城を20日で陥落させたんだと。そして、今度は、青龍の神物を使うんだそうだ」「それじゃ、故郷には帰れないじゃないか!」と兵士たちはシウ軍によってもたらされた情報に大きく動揺している。


――【第21回を実況するスレ】をノベライズ【後編】へ続く――。

 

 


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Whistl
siriusさま。そうですね。ガリョは、息子のため、そしてその息子を王にするために非業の死を遂げた妻の遺志を遂げさせたかっただけかも。そう思うと良き父であり、良き夫だったのかもしれません。 2007/11/27 12:38
Whistl
jooneeさま。はいっ! もう、ぬけ作、すっごいお気に入り(爆)。思い出すたび、笑ってます。ありやとやんした(笑)。で、ミンスたん。ほんとに脇、甘すぎっ(爆)。 2007/11/27 12:37
Whistl
なーがなーがさま。神話時代も、結局ファヌンは愛するセオとは共に暮らせませんでしたね(涙)。転生してもまた同じ運命というのは悲しすぎる……。 2007/11/27 12:34
Whistl
imoさま。急に増えた登場人物。でも、今回は、みんな「○○部族の△△だ!」って、自己紹介してくれて、助かりました(爆)。今さらだけど、ホゲ軍の将軍たちも、自己紹介してくれないかな(笑)? 2007/11/27 12:31
sirius
ヨン・ガリョの退場は寂しいです~なんだかんだとやってはくれたが、立場を変えて見ればホゲの良き父!すべては息子の為だった。 2007/11/27 01:08
joonee
それに比べて今回もタムは頭の回転がクルクル・・敵との話し合いはカメラに向かってのセリフが多くて、無意味にもこっち側でデレデレしてしまいました・・こんなに緊迫したやりとりだったのね~な~るほど~~ 2007/11/27 00:51
joonee
いってる事や考えが浅はかで、キハも思い通りにはできず、サリャンにも裏切られそうな感じで、脇が甘~~いんだもん!ミンスのこれからが私も楽しみです!爆! 2007/11/27 00:48
joonee
わは!Whistlさん、【結構ぬけ作】を気に入ってくれたのねえ~うひひ・・だあぁってえぇ~ミンスたんはやることなすこと後手後手で、ガリョに太子はすぐ死ぬ、王はすぐ死ぬ・・って嘘ばっかり~こわ~い割には 2007/11/27 00:46
なーがなーが
キハを愛しているから、キハも救おうとするけど、自害してしまう。 と言う感じ。 スジニは、子を救って、タムをたすけて、真の朱雀になれると、いいね。 2007/11/26 19:53
なーがなーが
希望は無いかも、しかし、何度も、タム(フアンヌン)の魂に救われているので、子はすくわれるでしょうね。 生後1年程経てタムの元へと、なるかもね、 タムは誤りとはいえ、アレだけ多くの事実をつきつけられても 2007/11/26 19:47
なーがなーが
ついに、ホゲがキハの子と、先王の死の真実を、知りましたね。 キハが、長老からの催眠から逃れ、タムのもとへ、の展開に救いを求めて、観ていたけど、まだホゲを、そそのかして、国を作ろうとしているので、キハに 2007/11/26 19:38
imo
おぉぉ・・・前半でこの読み応え!他部族との台詞の中での心理戦なので、ハングルのトンとわからん頭では、雰囲気のみでの鑑賞でした。最期まで父として生きたガリョは哀れでしたね。では後半へ・・ 2007/11/26 16:45
 
 

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