チョロとスジニの前世がどんな風に絡まっているのか 原作の神話時代にその辺りが描写されています。
第15話の原作部分の補充にと思い書き出してみました!
ウンサのセオへの想いはファンタジーな世界です^^
背景はファヌンがセオに朱雀の紅玉を渡すシーンがありますね。 原作ではそのシーンにウンサ(雲師ー青龍)が登場しています。
神壇樹周囲に集まった全ての人たちがこの決定を喜んでいるのではなかった。 いや、セオの純粋な顔を見て憂慮と原因の分からない心の痛みに顔をそむけたのは 人間ではないファヌンの3守護神の一つであるウンサ(雲師)だった。
人間の誰かに火の力を与えるなら一番適当な人間はセオだ。 ウンサもその事実に同意していた。セオが単なる熊族を率いる指導者だけではない。 セオはファヌンが人間界で探していた理想の女人だったのだ。自分を慕う熊族を無条件 に望む方向に導いてていく事より自ら先頭に立って人間が自然に尊敬出来るようにし むけ天の意志に不満を抱く一群に対しても反目と排除を望むのではなく説得と和合を 優先した。
しかし、ウンサの心配はそのこととは違う方向にあった。 ウンサはセオがファヌンに選択されるずっと前からセオの側にいた。 セオが種まきを終えて玉のような汗を流しがながら、「 涼しい雨でも降ってくれたら良い のに」と言って子供のように笑うとき、暑さをしのげと小雨を降らせてやったのも他でもな いウンサだった。
穀物をよく実らす為に水が必要だとセオが水路をつけると取りかかる時、雨の量を調整 し少し力を加えてその仕事を軽くしてやったのもやはりウンサだった。たとえ人間の姿 をしてその側にいる事ができなかったがウンサはそのようにセオに惹かれる自分の気持 ちを表した。
「ファヌン様」 ウンサがファヌンに近づいた。 「どうした、ウンサ?」 ウンサは人には聞こえない小さな声で訊ねた。 「人間の手にもう一度朱雀を任せるという事が、本当に正しいことでしょうか?既に一度 良くない例があったではないですか?いっそのこと、火の力を取り上げて捨ててしまっ てはどうでしょうか、、、」しかし、ファヌンははっきりと首を横に振った。
「火の力は人間が繁栄するのに必要でなくてはならないものです。そうであるならその力 に勝る気持ちを持たねばならない。人間とはおよそ学び成長できる存在だ。我々が天か ら降りてきた事もその事実を信じるためではなかったか?」
ウンサはすこし、ものすごく瞬間だが葛藤があった。セオが火の力に傷つかないことを 望む気持ちと人間に対する信頼という問題の間で。しかし、ファヌンの言葉の中に正解 があった。慈しむという事はたぶん信頼から出発されねばならなかった。 ウンサはファヌンの言葉に気がついて一歩下がった。 「ご主人様のお言葉が正しいです。このウンサの考えが足りませんでした。」 ファヌンはウンサを下げた後、セオの後ろ姿を眺めた。 セオは熊族の場所に戻っていた。多くの人たちが彼女を祝い又激励していた。
うろ覚えなんですが、 ドラマの中でも風が吹いているシーンなどを描写していたと思いますが、 原作と混乱しているかも違っていたらミアネです^^ ↑ちょっと違ってましたね、下記にて補足説明しました^^;
追記:補足説明
チョロの転生、青龍の力を持ち、雲師(ウンサ)の字のごとく 雲を掌握し、木をつかさどる東の守護神, ですから雲で雨の量をを調整してあげたのですね。
チュムチの転生、白虎の力を持ち、風伯(プンペク)の字のごとく 風を掌握し、鉄をつかさどる西の守護神。 3神守護神の中で一番力が強すぎて問題を起こします。 虎族の村に強風を吹かせて大きな被害を与えて、ファヌンから謹慎 処分を受けます^^
ヒョンゴの転生、玄武の力をもち、雨師(ウサ)の字のごとく 雨を掌握し、水をつかさどる北の守護神
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