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B.S.J.
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No 513 HIT数 9359
日付 2008/06/11 ハンドルネーム satovic
タイトル パイライト2008 〜浪速恋しぐれ編 (5)~
本文 受け答えは無限に考えられ、笑いがとれることは確実だが、
中身のあるコメントにはならないだろう。
彼は、笑顔よりも、メッセージを伝えたがっているだろうか....?
こんなくだらないこと聞いてからに~~!と、軽蔑するだろうか?
それとも、露出がたくさん確保できることの方を望むだろうか...?

思案していると、NHKの入構証をつけて白いジャケットのノリスケさんがやってきた。

「あれ?コムル村じゃなかったんですか?里さんにあわせようと思って、
 私も白いの着てきたんですけど...」

「な~んだ。それならノリスケさんの分もコムル村ファッションもってきたのに!」

「あ、いや...それは...い、いいです^^:~ それより早く受け付けしちゃいましょう。
 カメラさんはもう抽選にいってますから」

こういう時には、どれだけいい写真がとれる位置を確保できるか?で、
カメラマン達は火花を散らす。だから、今日の会見は公平になるように、カメラマン達は
抽選することになっていた。

NHKに入ってすぐ左手のCT113スタジオの前には、すでに長い列が出来ていた。
記者受付は13時からだったが、すでにもう並んでいる記者達が大勢いた。

「並ばれても同じですよー」

と、NHK側が言うので、記者席も抽選かと思った里子とノリスケさんは
社員食堂へ行くことにした...が、なぜかノリスケさんは、まっすぐ行き過ぎようとする。

「ん?... ノリスケオンニ...そっちは...正面玄関受付だけど?...」

「あ.....^^;」

「もしかして...ノリスケオン二も緊張してる?」

「ハハ...ハハハハ.....^^;、そ、そりゃあねえ、...オホホホホ」

「おかあさんといっしょ」に出演する子供達が列をつくって、
体操のおにいさんに先導されていた。今はこうやって先導してもらいたい気分だ。

食堂に入ると、フリーになったアナウンサーのMさんがいた。
冬ソナ特番の司会もしたことがある人で、北九州弁はフランス語に似ているといいはる
おもしろい人だ。
なにげなく、近くに座ると、元同僚らしき人と話す声が聞こえてきた。

「いや、スケジュールがあわなくて、大阪ドームの司会は断っちゃったからさ...」

途切れ途切れの会話から類推するに、京セラドームでのイベントは、
彼に司会の依頼があったらしい。
残念だったなあ...彼、いい感じにヨンジュンと絡んでくれてたのになあ。

「で、今日は何時入りなの?」

「正面に12時半って言ってたよ」

おおお~~~!!!もうすぐじゃーん! もうすぐヨンヨンがこのビルに~~~!

ハッ!..もしかして...?

「オンニ...もしかして、ヨンジュンの入り時間知ってました? 正面玄関だって?」

「う、うーん、なんとなく。。。ねえ...」

「さっきフラフラ~~と正面玄関の方にいきかけませんでした?」

「ゲホッ、ゲホッゲホッ...」

コーヒーを噴き出したノリスケオンニと里子は顔を見合わせて笑った。

「さ~て!それじゃあ、ヨンにあうまでに、宿題をやっちゃいますか?」と

ふたりは最終的な記事の方向性と、質問の内容について話し合うことにした。

「と、言うわけで、前から後ろからって質問にしようか? 
 それとも作品のメッセージについての質問にしようか?迷っているんですよね...
 どっちにしましょうか?」

「うーん....まあ、確実に笑顔がとれそうなのは、前から後ろからですね..」

「ちょっとお下品だって、軽蔑されちゃいますかね...お上品な私のキャラじゃないしね...
 でも...やっぱりヨンジュンを笑わせたいんですよね~~、」

「そうですねえ...会見の席で、ちょっと笑わせてあげたいですよね...。
 その方がいつもと違う顔が見えていいかな...」

「でも、私らしくないしなあ... やっぱり聞きたいことを聞くのがいいかなあ...
 どうして戦わない主人公を作ることにそんなにエネルギーそ注いだのか?ってことを
 語らせたら、彼の人間性が伝わるような気がするんですよね...
 お笑いよりも、やはりその線で勝負すべきかな...嫌われたくないしなあ....」

結局、話はまとまらないまま時間がきて、会見場への列に戻った。
ヤンさんと ペソンウン社長が バリッとしたスーツで向こうからやってきた。
目があったので、軽く会釈すると、ふたりとも丁寧に会釈を返してくれた。

記者仲間が来て、「知り合いなの~~?」と、聞いたが、話したこともない。
ただ、目があったから会釈しただけなのだが、一日に大勢の人達にあう彼らは
相手が誰であっても失礼のないように、誰にでも丁寧に挨拶をするのだろう。
大変な仕事だ。ヤンさんは以前見た時とそうかわらなかったが、少年のようだった
ペ・ソンウンさんは、貫禄がついてすっかりスマートな大人の男性になっていた。
ふたりとも、仕事が出来るエリートビジネスマンという感じだ。

ヨンジュンの懐刀である彼らがここにいるということは、
もう、ヨンジュンもすぐそこにいるということだ。
ああ...もうすぐだ...どっちの質問にしよう...

先に会場にはいったカメラマンからメールが届いた。抽選結果は14番! 
いいぞー。その席順なら いい写真がとれる!

いよいよ、受付だ。各社名刺を出して、今日の会見資料をもらい、スタジオに入る。
だが、くじびきではなく、整列順の入場だったので、里子とノリスケさんが
たどりついたのは、中盤から少し後ろの席だった。

ct113スタジオは、大河ドラマのセットを組むような大きなスタジオではない。
NHKとしては、並んでも同じですよーと言ったのは、スタジオがさほど広くないから
どこに座っても同じように見えますよー、という意味だったのだろう。
こんなことなら、食事なんかせずに、もっと前の方に並べばよかった...
ステージまでの距離はちょうどバスケットコートひとつ分くらいだ。
顔の表情は微妙にわからない。

ステージにはイスが4つ並べられていた。手元の資料を見ると、上手からキム監督、
ムンソリさん、ヨンジュン、イジアとなっている。ヨンジュンひとりに女優二人なんだな...。

その席順を見た途端、質問が決まった。

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satovic
はい、そうなんです。席順を見た途端、覚悟を決めた...つもりだったんですが、実は最後まで迷いました。^^; 優柔不断。 2008/06/12 22:31
Miyoyon
オフ会ではお世話になりましたm(_ _)m とても楽しく、又また沢山お腹から笑いました^^・キハssiとても可愛かったです♪ ↑「その席順を見た途端、質問が決まった。」・・・そうでしたか!!(笑) 2008/06/12 00:49
 
 

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