こんにちは、ジェホ命のゆこまるです。

いきなりいいわけです。

以下の文章、自分のブログにアップした、写真つきの、詳細・拡大バージョンから抜粋したものです。

文章は、朝、猛スピードで書きました。
書きながら、内容的に適したものになったら、B.S.J.にもアップしようと思っていました（いつも、文章は、構成も着地点も見極めずに書き始めます＾＾；）。

が、結果。レポートとしては不完全、不正確だし、ブログ用ということであまりにも個人的な内容になりました。
ですから、こちらにはアップしないつもりでした。

でも、ちょっと思ったのです。

イベントに参加されなかった方が内容を知りたいのはもちろんのこと、参加された方お一人ずつに、「ぞれぞれの卒業式」があったはずだと。
個人的なことでも、それを伝えて、面白く読んでくださる方もいらっしゃるかもしれない、と。

第一、もう、後はないのです。

なんというか、正論を言って、カッコつけてる場合じゃないかなぁ、と（笑）。
ですから、私にとっての「卒業式」への想い、伝えさせていただきます。

ですから、これはイベントのレポではありません。事実関係に間違いがあれば、ご指摘いただきたいですが、基本的には、私の主観、個人的な経験です。また、記憶がいい加減なので、イベントの内容に網羅性はなく、順番は、必ずしもこのとおりでないことをお許しください。

そんな文章でよろしければ、お読みくださいませ。

★★★

２月１日日曜日,「卒業式だよ、全員集合」の日。

私は、幸せでした。

快晴の冬の青空が眩しい、１１時４５分、田園都市線「宮前平」駅に到着しました。

改札口を出る前に、同行の夫が、ジェホキャップを着用しました。

改札口を出ると、「ゆこまるさんですか？」と、声をかけられました。その日、一日中、数え切れないほど耳にした「ゆこまるさんですか？」の第一声でした。

びっくりしました！　「会場で、開会前にお目にかかりましょうね」、とお約束していた方が、「そろそろいらっしゃる頃だと思って」と駅で私を待っていてくださったのです。

ご一緒に、急な坂道を登り、お話をしながら会場に向かいました。

途中、交差点からは、真っ白な雪を被った富士山がくっきりと見えました。

会場の、宮前市民センターに着くと、ホールにはすでにたくさんの人たちが集っていました。促されるまま、受付をして、ロビーに。

私は、やっぱり幸せでした。

ガラス張りのロビーで、椅子に荷物を置き、そこでやっと、駅からご一緒した方がご持参された本に、サインをさせていただきました。名刺も渡して、写真も撮りました。
そんなことをしていると。

「ゆこまるさんですか？」
ああ、何人の方に声をかけていただいたことでしょう！

ジェホキャップを被り、わざわざ持参したジャンパーと白タオルを身につけた夫が、本当によい「目印」になってくれたようで、「会が終わってから会いましょう」とお約束した方も、まったくお約束のなかった方も、私の元に来てくださいました。

お嬢さんとご一緒にジューンベアをお持ち下さったkimicchiさんにも無事にお目にかかれ（フォトアルバムで、お約束～♪）、懐かしいベアちゃんを抱っこさせていただき、お約束どおり、私が持参した「なんちゃってジェホカー」をお目にかけました。

名刺交換も、写真撮影も、たくさんの方といたしました。

今でも、耳にこだましているのです。
「ゆこまるさんですか？」

「はい」と言って振り向くと、声をかけてくださった方々は全員笑顔でした。

だから。
そのお声かけが、なんと嬉しかったことでしょう。

私の本をお持ち下さった方も、本当にたくさんいらっしゃいました。事前に「会いましょうね」とお約束していた方ばかりではありませんでした。もしかしたら、会えないかもしれないのに、あんな重いものを！「本がないから」と、入場カードにサインをご所望の方もいらっしゃいました。
なんだか小さなサイン会のようになり、あり難くて、懐かしくて、嬉しかったです。

しかし、今振り返るとそんな感想が浮かびますが、その時は、せっかく声をかけてくださっても、写真もサインもお待たせしてしまうような状況になってしまって、もう、無我夢中で、汗だくでした。きっと失礼もあったと思います。この場を借りて、お詫びいたします。

そして時間は全然足らず、あっという間に開場時間になってしまいました。
スタッフの方の「早く会場に移動してください」の声に押され、「また、会が終わってから会いましょう！」とお声をかけ、会場に駆け込みました。

会場の大ホールに入るため、少しの間、階段に並んでいると、今回、画像作りに参加されたtomochangさんが通りかかり、久々にお話をすることができました。
tomochangさんは、なんと３日もほぼ徹夜だったそうです！

私も含め、参加するだけの人は気楽です。楽しむだけの人は「またやって欲しい」と簡単に言うことができます。でも、やがて始まったイベントを見て、これはもう、二度とない、決死のイベントだと私は感じました。「また」は、ないだろうと。そんな、会でした。

会場内のホールには「ヨンジュン画家」さん達の作品がたくさん展示されていました。

スタッフの方にOKであることを確認の上、たくさん写真を撮りました。しみじみと、素敵でした。

私は、ずっと、しあわせでした。

会場の席は、約７５０人の参加者で埋め尽くされていました。２階の席まで使われていました。
そして、やはりその雰囲気は、さいたまアリーナや、京セラドームのような、同じファンといってもそのスタンスが千差万別の人たちが参加するイベント違いました。そう、ある種の「吸引力」、「指向性」があるのです。最盛期の濃厚さは消えかかっているとはいえ「私たちはこんな風に、ペ・ヨンジュンを愛してきたんだよね」という、同好の士の安心感、安定感があるのです。頷きあえる、共通の記憶があるのです。時には痛い記憶、悲しい記憶であっても。

席に座ってからも、ジェホキャップと、白タオル（暑かったそうです＾＾）を目印に、たくさんの方が私に声をかけに席まで来てくださいました。
長い長いネットでのお付き合いの末の初対面。そして、再会。

そして、いよいよイベントが始まりました。

私は、やっぱり幸せでした。

「いつもヨンジュンの愛する者になって登場してきたけど（ソヨンとか、チョ夫人とか）、今はこれしかないから！」と、「神の雫」を意識したワインボトルのボードを体の前面に掛けた、女子高校生satovicさんが登場しました。
いきなり、場内、爆笑です。

「ったくさぁ、次回作がはっきりしないから、こんなことしなくちゃならないじゃん」という、satovicさんのボヤキが聞こえるようでした。いつものように、大人の余裕とユーモアたっぷりの。

どんなぼやきも、皮肉も、毒舌さえも愛情に包んでポンと放り投げ、それを笑って受け止める大人の雰囲気。
それが、B.S.J.でした。

校歌斉唱という名の、「あなたは愛されるために生まれてきた人」の全員での合唱。
加工画像による校長先生（ヨンジュンです）のお話（爆笑ネタ）。

そして、学校らしく、日本におけるヨンジュンの歩みが年表にまとめられ、それぞれの時期に名前がつけられて発表されていきます。

「胎動期」、「スルメ期（新作がないので過去作品を何度も噛みしめる）」、「CM戦国時代」、「くま期」、「事業期（GORILLA, ゴシレなど）」、そして「氷河期（太王四神記を待つあの長く寒い時期です）」。氷河期はご丁寧に第一次、第２次とありました。

そしてそれぞれの時期を振り返る映像が流され、ある時は笑いを、ある時は懐かしい涙を誘います。それぞれの合間には、satovicさんの軽妙なトークが。

画像は、映像は、本当に力作でした。見て楽しんでいるほうは笑っていればいいですが、企画・制作、さぞや、さぞや、大変だったと思います。そして、リハーサルにたっぷり時間をとるなど許されない環境ゆえ（想像ですが＾＾）、画像がスムーズに出ないなどのトラブルもちらほら。でも、その度にさっと舞台に現れて調整を図るsatovicさんは、さすがの仕切りでした。このあたりはもう、素人技ではありません。

そして、ヨンジュンは、やっぱり素敵でした。ああ、これはみんなが好きになるはずだよ、と思いました。

初来日、アジアツアー、写真集来日、「素顔のペ・ヨンジュン」「筑紫哲也とのインタビュー」「徹子の部屋」。

今、パッシーニの写真がいろいろ言われているようですが（笑）、昔だって、どうしてどうして、「フィリピンの出稼ぎバンドのオニイチャン？」と突っ込みを入れたくなるようなフリルや花模様のシャツ、微妙なサングラスなどもちゃんと（？）あったんです。でも、それでもそんな微妙ささえも愛しくなってしまうような、自然体の、陽気で真摯な、びっくりするような存在感がキラキラと輝いていました。

口をぽかんと開け、うっとりとスクリーンに見入り、時には爆笑し、時には涙を浮かべている自分を、時折、もう一人の自分が静かに眺め、頷いていました。

イベントは本当に盛りだくさんでした。
こんな風に紹介したんじゃ、まるでコミカルなエロ映画でしょう！という、アメリカ版「スキャンダル」のトレーラー（予告編）。
韓国でのボンゲのヨンジュンの動画。
そして、ヨンジュンの姿がない間は自己啓発に励もうということで、さまざまに企画されたサークルのイベント。その講師の方からのお話。
爆笑、「家族の分類学」。

そして、サプライズはIMXの孫社長の登場です。彼が登場したとたん、大歓声で、今も衰えない彼の人気にびっくりしました。

「卒業しないでって言ったのに、勝手に卒業するって…。まあ、入学式もやらなかったから…」
「始末書も書いたし、僕はあの映像で笑えないです…」
相変わらずのぼやきにみんな爆笑。風邪で声が出なかったのも、また哀れを誘います＾＾。

そして忘れてならない、LSHアジア奨学会の活動報告。

そして、スレッドの投稿、レスの投稿など、スタッフだけが知る貢献度のバロメーターによる上位者が発表され、トップ３には賞状が送られました。拍手！

また、私はネタバレがイヤで完全スルーだったのですが「太王四神記の実況中継」のアクセス数がものすごかったことを示すボードも表示されました。この実況中継スレッドが、過去のあらゆるスレッドのアクセスランキングのトップを独占していました。

展示されていたヨンジュン画家さんたちの作品が抽選でプレゼントされ、そして、「卒業論文」の交換が行われました。

卒業論文とは…。
実は、自分の一番好きなペ・ヨンジュンの写真を１枚用意し、その裏に「ペ・ヨンジュンを好きな理由」と「贈る言葉」を書いてくるように、というのが、イベント出席者に出された「課題」だったのでした。

予定されていた２時間半を過ぎ、「仰げば尊し」の替え歌を歌い、satovicさんの感動的な最後の挨拶が流れ、そして、オーナー様には、花束が贈られました。

本当に、すべて、終わってしまいました。

でも、私には「終り」に対しての涙はありませんでした。すべて、とても、納得がいったからです。

「ヨンジュン年表」を見ても、どうしてこの先の年表をこのサークルが作ることをやめてしまうの？という疑問は湧きませんでした。

私にとって、ユーモアにあふれ、懐かしさに充ちたこの「卒業式」は、ものすごく説得力のある、文句なく正式の、なんら過不足のない、真正の「卒業式」だったと感じられました。

会が終わった後は、あっという間に寒風吹きすさぶ外に出ることを求められました。次のイベントも予定されている公営の施設です、仕方がありません。

会が終わった後にサインをお約束した方とは再会し、強風の中、何とかサインをしましたが、会場を出た人たちは結構みんなバラバラになってしまい、時間があったら一緒にお茶でも、とお誘いしようと思っていた方々を見つけ出すことができませんでした。

寒い中、是非サインを、と本を出してくださる方や、「本を持ってくるんでした～。別の紙でもいいですか、あとで本に挟みたいので」と紙を差し出してくださる方に必死に応対させていただいているうちに（だって、ありがたくて…）、一言ご挨拶をしたかった、チョ夫人のコスプレのsatovicさんにも、最後までついに声をかけることができませんでした。

でも、私は、幸せでした。

素敵な人のファンになったこと。
素敵なサークルに出会えたこと。
素敵な人たちと知り合えたこと。
ものを書く自分を、ついに見つけられたこと。

だから、私は幸せでい続けなければなりません。
いえ、幸せでいられるだろうと思います。

死ぬほど悔しくて眠れない夜があっても。意気消沈して、心がきりきりと痛む日があっても。

幸せな一日でした。
幸せな日々でした。

さよなら、B.S.J.

心の中から、絶対に消えない、輝く時代をありがとう。