みなさま、おひさしぶりでございます。2007年末のノベライズ以来、1年2か月ぶりの書き込みに、ちょっとドキドキしてるWhistlですっ♪
さて、2月1日。 お客様の見えない場所で、スタッフとボランティアがどんな戦いを続けていたかは、kitahamiさんの「イベントスタッフを体験して」、anmayuさんの「イベントスタッフ体験日記」、そして、このhikoさんの全13弾にも渡る「舞台袖からレポート」で、当日、ご来場いただけた方にも、そうでない方にも、ご理解いただけたと思います。
そのレポートを踏まえた上で、当日、音声班としてお仕事をさせていただきましたWhistl から、これまた蛇足ではありますが、少し、ご報告をさせていただきたいと思います。 中には機械の技術的なお話も少し含まれますが、お付き合いいただければ幸いですっ♪
その1. 懺悔 ~音出し、2か所、間違えましたっ!~
すでにアップされている卒業式レポの「校長先生のお話」。ライブ版(情熱編)とsatovicさんによるアフレコ版(冷静編)があるのはみなさんお気づきですね? 確かにライブ版はみなさんの歓声で、セリフが聞き取りずらい部分もあります。でも、satovicさんがなぜ冷静編をアップしなければならなかったか? それは、Whistlが1か所、セリフを飛ばして音を出してしまったからですっ!
きゃーーーーーっ! ごめんなさいっ!! もちろん間違いに気づいて、すぐに訂正をいたしましたが、ここに懺悔してお詫び申し上げます。
また、satoミスクの登場場面でもBGM『チョウォンの朝』の出だしが微妙に遅れております。これもWhistlのミス。重ねてここに懺悔させていただきます。 m(_ _)m
その2. ホゲ軍の名誉挽回 ~彼らに助けられた部分もありました(笑)~
hikoさんの「舞台袖からのレポート」全編をお読みになった方は、satovicさん率いる必死の太王軍と、ホゲ軍(市民館スタッフ)との冷たい戦いの様子はご存知でしょう(笑)。でも、ここでホゲ軍の名誉挽回のため、「Whistlが彼らから助けられた部分」をいくつかレポしようと思います(笑)。
① 機材の準備段階。
今回、Whistlは、2台のPCと、NECディスプレーソリューションズさんがお貸しくださったプロジェクター、そして市民館の備品であるCDプレイヤー、全部で4つの機械からステレオで出力する8本のラインの音の出力をコントロールしていました。この時点で、PCとプロジェクターに関しては、特に問題はありませんでした。でも、Whistlは、CDプレイヤーに関して、とても大きな不安を抱えていたのです。
というのも、冒頭でも紹介した「校長先生のお話」は、1枚のCDに録音してあるヨンジュンの声を、satovicさんのセリフとの【間】を見計らって、タイミングよく出すのがWhistl の大切な仕事でした。ご家庭のCDプレイヤーもそうだと思いますが、通常のプレイヤーは、【再生】ボタンを押してから、本当に音がでるまでに3秒ほどのタイムラグがあります。でも、「校長先生のお話」に関しては、3秒も時間が空いてしまったら、もうダメダメっ!! まったく、コントにも何にもならないのです。
そこでWhistlは、ホゲ軍の第二将軍を捕まえ、「再生から音が出るまでの3秒のラグを無くす方法はないのか?」と詰め寄りました。すると第二将軍は、「裏ワザがないわけではありません」と、一時停止ボタンの2度押し――という裏ワザを伝授してくれたのですっ!
その結果があの「校長先生のお話」でしたっ♪ ホゲ軍の第二将軍。ありがとうっ♪
② リハーサルで。
hikoさんのレポにもあった通り、リハーサルの最初の方は、もう、ここまでズタズタになるのかという位、何一つスムーズにいかない状態でした(涙)。
でも、それには理由があったのです。リハーサル開始時は客電(客席上部の電気)が30%ぐらいあった状態でのスタートでした。しかし、リハーサルが「校長先生のお話」に差し掛かる頃には、本番同様、客席は真っ暗闇に! その結果、台本が読めないWhistlは、音出しのタイミングがまったくつかめなくなってしまったのです。
何度も言うように、「校長先生のお話」は、音出しのタイミングがすべて。そこで、Whistl は客席後方のコックピットから、「手元が暗くて、台本も進行表も、まったく読めなーいっ(怒)!」 と、この日一番の怒声を上げてしまいました(反省)。
その怒声が舞台裏まで届いたのでしょうか? 30秒もしないうちにホゲ軍の三番手、イルスが手元灯を持ってコックピットまで駆け上がってきます。こうしてWhistlは、無事、台本と進行表が読めるように(笑)。ホゲ軍の三番手。イルス、ありがとうっ♪
③ リハーサル終了後に。
リハーサルが遅れに遅れ、お客様に会場に入場していただけたのは予定時間を10分過ぎた頃でした。長い間、ドアの前でお待ちいただいたみなさま、本当に申し訳ありませんでした。
でも、実はお客様に会場に入っていただいた後も、映像+音声班は、プログラムの訂正を重ねていました。そんな中、音声担当のWhistlの元に駆けあがって来たホゲ軍の第二将軍は、「PCから出力している動画の音で、モノラルでしか出力されていないものがある」と問題点を指摘しました。
確かにそれは、リハーサルの途中からWhistlも気づいていたことでした。でも、動画の音源の中にはインターネットから撮ったものもあります。つまり、今から、モノラルをステレオにすることは不可能。それを伝えると、ホゲ軍の第二将軍は、「では、音声ミキサーのモニターランプが片方しか光らない動画の場合は、このツマミとこのツマミをこう動かして、左右から同じ音量がでるように調節してください」と、この時点での最善の解決策を指示してくれました。
うん。助かった。ホゲ軍の第二将軍。ありがとうっ♪
その3. お客様への感謝 ~本当にホゲ軍を動かしたのは当日のお客様でしたっ♪~
ここまで書くと、ホゲ軍はsatovic太王軍の友軍だったように勘違いなさるかもしれません。しかし、実際はhikoさんのレポにあった通り、総大将のトモロヲ以外のホゲ軍はお昼休みはきっちり休み、取り立てて友好的でもなく、やる気も感じられず…………の敵軍に違いありませんでした(苦笑)。それは、本番が始まっても同じ状態だったのです。
しかし、そんなホゲ軍が、本番が始まって少しすると一気にやる気を起こしましたっ! そのきっかけは何だったのか――。 Whistlが考えるに、それは当日のお客様の 【熱】 だったと思うのです。
ホゲ軍は当初、今回のイベントを「どうせ奥さんたちが集まる退屈な集まりだろう」 ぐらいに、タカをくくってた部分があったと思うのです(苦笑)。 確かに、リハーサルもボロボロでしたし(爆)。 でも、いざ、イベントが始まったら、最初の『神の雫』の動画が流れただけで、 お客様が、「わぁ~~っ!」という、感嘆の声をあげてくださいました(感激)! さらに、着ぐるみのサトー・ラトゥールを、 割れんばかりの拍手と笑い声で迎えてくださいました(感涙)!!
その歓声と拍手、笑い声を聞いた時、ホゲ軍は、 「ここに集まってる人は、ホントにこのイベントを楽しみにして来てる人たちなんだ!」 と、お客様の 【熱】 を感じ、 そして、satovic太王軍とお客様の【絆】に気づいたのではないか、と思うのです。
そう。今回のイベントで、本当の意味でホゲ軍を動かしたのは、 イベントを心から楽しんでくださった、お客様、全員でしたっ!!
準備不足の部分もあったかもしれません。 進行がもたついた部分があったかもしれません。 それでも、すべて呑み込んで、すべてを大きな心で受け止めてくれたみなさんこそが、 B.S.J. のラストイベントを成功に導いてくれた立役者だったのですっ!!
その【熱】、【絆】こそが、私たちがB.S.J.で4年半の間、育み続けてきたものでした。 顔は知らなくても、HNすら知らなくても、 同じ時間と空間を共有してきた者たちだけが持つ【絆】――。
そういう意味で、このイベントは、参加してくださったみなさん全員が主役でした。 もちろん、さまざまなご都合で、当日、会場には足を運べなかった方たちも、 こうして、事後レポートを読み、その感動、その思いを共有しようとしてくださるだけで、 同じ【絆】で結ばれた大切な仲間です。
本当に楽しい4年半でした。 本当にさまざまなものを共有できた4年半でした。 そして、ここで生まれた【絆】は、 この場所が思い出に変わった後も紡ぎ続けられていくと、私は信じています。
あなたに会えてよかった。 B.S.J.に出会えてよかった。 私の大切な思い出を共有してくれるあなたに、 さよならではなく、心からの感謝を――。 本当にありがとうございました。
Whistl
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