☆「太王四神記」第3話☆
ファジョンフェ組織サリャンをスジンに尾行させ、 ヨン夫人に会って毒を渡したこと。 1カ月、遅くても3ヵ月で死ぬはずだと言っていたことを聞き出すヒョンゴ。
書庫で、足に付けるおもりを発見するタムドク。 夜、武術場で、キハの言葉を思い出し、足におもりをつけて、剣の練習をするタムドク。 それを陰で見つめながら微笑むキハ。
ヨン家の宴会で。 食べ、酒を飲むスジン。 戦闘での実績に対する王からの賞をホゲに与える為にタムドクが現れる。 素直に受けとろうとするホゲだが・・・。笑い飛ばすホゲの母。 母を介抱して寝室に連れて行くホゲ。
寝室で、ホゲに、「私は王の母になる。天の意思だ。逃げるな」と言う母。 それを入り口で聞いていたタムドク。 誰もがヨン家のホゲが王になると言っていますと出て行くタムドク。 王子様、お酒を飲みすぎたのではないですか?と言うホゲだが・・・。
薬草を摘んでいる神女達の元へ行くタムドク。 キハを見つけた。
「宮殿に入る前は健康だった。王に会ってくれ。 どこが悪いのか見てくれ。 誰も信じられない。お前は信じてもいいだろう。 信じる、だから助けてくれ」 王の元へキハを連れて行くタムドク。
王に会うキハ。
吐いた洗面器のにおいを嗅ぎ、王の手を見せてもらうキハ。 王の手をつねるキハ。 「感覚がないのですか?」と聞くキハに「そうだ」と答える王。 「毒です」とはっきりと言うキハ。
ファジョンフェ組織あじとで。 王にもられているのは、ファジョンフェの毒だと、サリャンに、解毒剤を出すように言うキハだが・・・。 まさか、高句麗王に飲ませるのか・・・とファジョンフェ頭目が現れる。 高句麗王が生きようが、死のうが関係ない。 我々に重要なのは、ヨン家の息子だ・・・と言う頭目。
王に薬を飲ませようとする医者に、その薬をお前が飲んでみろ・・・と。 医者に自白させるタムドク。 医者の部屋を捜索し、金が出てくる。金の刻印を見るタムドク。 医者の手を全て切りますか…と言うコウチュンに、誰か分かった。 もういい・・・と言うタムドク。
師匠コウチュンとの剣の練習に身が入らないタムドク。 ヨン家がどのくらい大きいですかと聞くタムドクに、 高句麗第一の貴族で、王宮の2倍の兵を持っていると告げるコウチュン。 心配しないで、負ける戦いはしないとコウチュンに言うタムドク。
弓の練習をするタムドク。 そこへ、キハがやって来る。 「世間の人は、王子様が病弱で、弓なんか引けないと思っていますが、 他の人に見せてもいいのですか?と聞くキハに、 「そいつらは、別宮の兵だから大丈夫だ」と言うタムドク。
「僕が弱い振り、バカな振りをしているのを知っていたのか。 1日でも長く生きられるように」と言うタムドク。
「弱くて、卑怯だ。それが本当の俺だ」と言うタムドクに、 「幼い時孤児になった子を育ててくれた人が、虎を捕まえるのに、 ナタを持って立ち向かうのはバカだ。 怖がるのは知恵があるから。知恵がある人は、罠を掛けて捕まえる。 怖いけど、知恵を使ってやるのが勇気だと教えてくれた」と言うキハ。
「キハ、いつも俺の傍にいろ。振り返れば見える所にいてくれ」と 行って去っていくタムドク。
ヨン夫人を宮殿に呼び、毒のビンを見せ、「これが何か知っていますか? この中に毒が入っているんだが、毎日、少しずつ飲めば、誰にも原因が分からずに、1カ月、遅くても3カ月以内に毒殺できる毒だ。 金を出し。王を殺す褒美にこれを犯人は渡した」と言うタムドクに、 「私を疑っているのですか?」と聞くヨン夫人。
「まさか・・・」 「医者が自白した」と答えるタムドク。
ホゲじゃなければ、誰が王を暗殺できるか・・・。 叔母さんはどう思うと言うタムドクに、穢れた血・・・と言い放つヨン夫人。 自分もホゲが傷つくのは嫌です。誰かが医者を使って王を暗殺しようとした。 そいつを探せば、ヨン家に罪は問わない。 チュモン大王の前に約束しますとヨン夫人に言うタムドク。 毒のビンを持ち笑って部屋を出るヨン夫人。
下にいる息子ホゲに、 「ホゲ・・・よく聞け。 チュシンの星が輝く日に生まれたホゲ。 約束してくれ。チュシン大国をもう一度建てる・・・と。 王になる・・・と」 そう言って毒を飲み自殺するヨン夫人。 駆け寄るホゲに、 「王子に注意しろ。蛇のような知恵を持っている」 と言って亡くなるヨン夫人。
ヨン家で。 「王子に注意しろ。 蛇のようなヤツだと母が最後に言っていた。 王子が何人いるんですか?。王子とは誰ですか?」と父に聞くホゲ。
そこへ、タムドクが入って来る。
毒のビンを持っているタムドクに、「母だけでなく、俺にも飲ませようと持ってきたのか」と叫ぶホゲ。 この毒を叔母さんが、王に少しずつ飲ませろと医者に渡した。 医者が白状した。 それで・・・。 叔母さんに話した。 「この毒ビンを持っていったが、自分で飲むとは思わなかった」と言うタムドクに、「嘘だ!」と叫ぶホゲ。
第4話へ続く
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