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*JOONといっしょ*
*JOONといっしょ*（https://club.brokore.com/0404）
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図書室
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No 143 HIT数 193
日付 2007/10/29 ハンドルネーム ぷうすけ
タイトル 【創作】タムドクの恋～現代版～　①
本文 大手不動産会社の副社長室のデスクでPCに向かい、

仕事がらみのメールを読んでいるヨン・ホゲ。

その時、ホゲの携帯電話のメールの着信音が鳴り響いた。

ホゲが、携帯電話を開くと、親友タムドクからメールが届いていた。

『ホゲ、元気にしてるか？久しぶりに今夜、
　一緒に酒を飲みたい気分なんだ。
　居酒屋「玄武」に来てくれないか？
　７時過ぎに待ってる。』

メールを読んだホゲは、

『了解した。少し遅れるかもしれないが、必ず行くよ。』

と、メールを返した。

タムドクは、仕事の取引先の病院の駐車場に止めた車の中で

ホゲからのメールを受け取った。

タムドクは、大学を卒業後、製薬会社に就職し、

新薬を開業医にすすめる営業マンとして、働いていた。

タムドクは、ホゲとの約束の時間に間に合うように

仕事のきりをつけて、少し早めに退社し、

足早に居酒屋「玄武」に向かった。

ガラガラと居酒屋の引き戸を開けて、

店の中に入ると

「へい、いらっしゃい。」

「いらっしゃいませ。」

と、威勢のいい声が飛んできた。

居酒屋「玄武」の大将のヒョンゴは、

幼くして両親を交通事故で亡くしたスジニの

遠い親戚で、スジニを引き取った後、

男手ひとつで、育て上げた。

そのスジニが、やっと成人し、

今は、ヒョンゴの店の看板娘として働いていた。

タムドクは、カウンター席に座ると、

とりあえずビールとつまみを注文した。

ホゲを待つ間、少しビールで喉を潤すタムドク。

ヒョンゴが「今日はお一人ですか？」と聞く。

「いいえ、もうすぐ連れが来ます。」

「そうですか。」

少しして、ホゲが、店にやって来た。

タムドクの隣のカウンター席に座る。

「タムドク、久しぶり。おやっさん、俺もビール。」

「はいよ。」

「ホゲ、久しぶりだな。元気そうだな。」

「タムドクお前も、元気そうだな。親父さんの容態はどうだ？」

「今は、少し安定しているよ。ずい分やつれちゃったけどな。」

「そうか。胃癌だってな。手術をしてもダメなのか？」

「あぁ。末期なんだ。医者に診てもらった時はもう手遅れで。。。
　即入院。あと３ヶ月だって言われたよ」

「きついなぁ。親父さんがやっていた空手道場はどうしてるんだ？」

「土・日だけ、俺が教えてるよ。
　できれば、もう一人教える人がいると楽なんだけどな。
　ホゲ、手伝ってくれないか？」

「そうだなぁ。会社が今忙しいからなぁ。。。
　土・日は、接待ゴルフもあるしなぁ。
　毎週は無理だけど、たまにならOKだぞ。」

「そっか。。。キハに連絡をとってみようかなぁ。
　あいつも有段者だからな。」

「キハか。懐かしいな。今、どうしてるかな？」

「OLをやめて、ヨガのインストラクターをやってるらしいよ。」

「へぇ～。ヨガのインストラクターか。凄いな。
　タムドクお前、最近キハと会ったのか？」

「いいや、キハとは、ずい分、会ってないよ。」

「でも、お前とキハは、付き合っていたんだろ？」

「あぁ。でも、それは中学の時に少しだけ・・・。
　あの頃キハは、おじさんおばさん（育ての親）と、
　うまくいってなくて、しょっちゅう相談されていたんだ。
　それで一緒に帰ることが多くなって、
　いつしかデートするようになったんだ。
　でも、高校生になってキハが引っ越して自然消滅。
　そのあとは、たまにキハが何か辛いことがあると手紙をよこしてさ。
　だから、キハの連絡先は知ってるんだ。」

「そうなのか。実は俺、タムドクとキハが付き合い始める前に
　キハに告白したんだ。
　でも、家柄が違いすぎるし、好きな人がいるからって
　あっさりと振られたよ。
　キハのそばにいてやれるお前が、羨ましかったな。」

「ホゲも、キハのことが好きだったんだな。
　お前も辛い思いをしてきたんだな。」

「あぁ。家柄に縛られて、恋愛もろくにできなくて。。。」

「そうか。でもホゲには両親がそろっていて、二人から愛情を
　いっぱい受けて育って、すごく羨ましかったよ。今でもな。」

「そうだなぁ。両親には感謝しているよ。でも、ときどき息苦しく
　なるんだ。自分の置かれた立場に。
　そんな時、ふとあの頃のキハの笑顔を思い出すんだ。
　ダメだな。俺は、未練がましくて。。。」

「ホゲ、そんなに落ち込むなよ。今夜はとことん飲もうぜ。」

「おやっさん、焼酎二本。それから、何か腹にたまる物を。」

「へい。少々お待ちを。」

「はい、どうぞ～。」とスジニが焼酎と惣菜を何品か持ってきた。

「ありがとう。」

「ホゲ、酔っ払ってもいいぞ。
　今夜は俺が介抱してやるからな。」

「そうか、じゃあ遠慮なく飲ませてもらうよ。」

アハ、ハ、ハ、ハ～。

こうして、タムドクとホゲは酒に酔い、より一層友情を深めた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                           　～つづく～
 
ぷうすけ
karisanちゃん、読んでくれて、ありがとう～！登場人物の設定を考えるの楽しかったヨン＾＾。創作って何でもありですから。。。 2008/03/17 07:49
karisan
凄くオソオソですが～物語の世界に入らせてね～。人物設定がいいですね。 2008/03/14 19:12
ぷうすけ
Marincheさん、読んでくださってありがとう～♪ホゲのネクタイ姿、想像しちゃいましたか。けっこう男前～＾＾。タムちゃんは、脳内変換中ですか。。。^m^ 2007/11/16 15:39
Marinche
ぷうすけちゃん、ホゲのネクタイ緩めた姿が脳裏をよぎったわ～！タムドクは今必死で現代版に変換中～！次に行ってきま～す＾＾ 2007/11/15 11:33
ぷうすけ
ｋｉｐｐｏちゃん、読んでくれて、ありがとう～♪凄く面白そうって・・・とっても、うれしいよん。頭の中でタムドクとキハが・・・。なので、２話はもうちょっとお待ちくださいね。(^▽^*）ゞ 2007/11/01 08:13
ｋｉｐｐｏ
こんばんは～♪ぷうすけちゃん、もうじきテサギが始まるの＾＾その間にちょっと来てみたら～何々？凄くおもしろそうじゃん～（*＾∀＾）)これからの展開に期待します～ 2007/10/31 21:32
ぷうすけ
「太王四神記」・・・歴史物は苦手なので書けないけれど、現代版なら何でもありで、書けそうかなぁと。。。タムドクのお姿は、みなさんお好きなJOONに脳内変換してもらって、読んでもらえればいいかなぁ。。。 2007/10/30 11:33
ぷうすけ
去年は、頭の中にいつもインスとソヨンがいたわ＾＾。学生編の６話が書きかけでほったかし。。。もうそろそろ書き上げないとまずいわ。インスの方は、季節が冬でクリスマス間近なので。。。 2007/10/30 11:22
ぷうすけ
設定や会話が、全然浮かばなくて、どうしようって時は、お風呂に入ってリラックスすると、その場面がパッと映像で浮かんだり、台詞が浮かんだりするの。 2007/10/30 11:18
ぷうすけ
かんみんちゃん、ありがとう～！お風呂上りに髪をドライヤーで乾かしていたら、居酒屋で飲んでるタムドクとホゲの会話がふっと頭に浮かんだの。寝る前に、便箋に二人の会話をざーっと書きました＾＾。 2007/10/30 11:14
かんみん
わ～い！ぷうすけちゃん、これは面白そう～～!!こんなにすぐ設定などが思いつくなんて､やっぱりぷうすけちゃん凄いな～(*ﾟoﾟ*)これからどうなるのかすごく楽しみで～す♪ありがとう！！ 2007/10/30 10:40
ぷうすけ
子供時代から書いちゃうと話が長くなってしまうので、大人になってからのお話を考えました。２話からどうするか、４人の絡み方を頑張って考えますね。もうちょっと待ってね～！ 2007/10/30 08:44
ぷうすけ
catちゃん、読んでくれて、ありがとう～！「太王四神記」の現代版ということで、今回登場人物の設定をどうするか脳みそフル回転させて考えました。(^^ゞ 2007/10/30 08:40
cat402
ぷうすけちゃん、読んでいくうちに、これからの展開が楽しみ～現代版の中で、タムドク、ホゲに、キハ、スジニは、どう絡んでくるのかしら？楽しみです～ 2007/10/30 05:44
ぷうすけ
タムちゃんは苦労人で、人の痛みがわかるいいやつなのだ。ホゲは、お金持ちのぼんぼんがぴったり。キハは、幼い頃から苦労していて、寂しがりや。ホゲ父とホゲ母は、どうしましょうかね。登場させるか考え中。。。 2007/10/29 14:36
ぷうすけ
★joonちゃん、さっそく読んでくれてありがとう～♪どうやって、思いついたかって。。。個々の登場人物の設定を考えて、生い立ちとかも。ヒョンゴとスジニは、お酒が強いイメージだから居酒屋が似会うなぁと。。 2007/10/29 14:30
★joon
ぷうすけちゃん、面白そうだじょ～～。このまんま図書室でＯＫです。しかし、こんな設定どうやって思いついたの？これからが楽しみだわ。ありがとう。 2007/10/29 14:25
 
 

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