ラビリンス-過去への旅-20.フランクの心
「“何故僕達にこんなに親切にしてくれるの?” ある時、僕はエマに聞いたことがありました。 そしたら彼女・・こう言ったんです。
“フランクがきっとこうしたかっただろうから・・”って
僕達兄妹の誕生日がくると・・・ “フランクが喜ぶわ” “フランクもあなた達の成長をきっと見たかったわね”って・・」
「・・・・・・」≪彼女は本当にフランクを愛していたのね≫
この回では、ルカがジニョンに対して、フランクと自分達の過去について語り エマにとってもフランクが大切な人だということを伝えます しかし・・・
≪彼女は本当にフランクを愛していたのね≫
ジニョンにしたら、だからといってどうすることもできない、というのが 本音でしょう
「彼らが・・・ルカ兄妹がフランクとの唯一の繋がりだった。」 レイモンドがエマの心を代弁するかのように、静かに呟いた。
「・・・・・・」 レイモンドの言葉にエマは、ただ黙って彼を睨みつけると 瞳の端から一筋の涙を落とした。
エマにとって、ルカは償いの相手だったかもしれないですが、それよりも 唯一フランクを感じることができる人間だったのです そんな気持でフランクを5年間をただ待ち続けたエマもまた、哀れです フランク(ドンヒョク)という男は、ある意味人の気持を慮れない男です 相手がジニョンであってもそうですが、何処か心に欠けた部分を持つ男 だからこそ、女が放っておけない男^^それがフランク・シンです^^
kurumi2012.8.9
|