先月、青森を横断して、奥入瀬に行き、
ぐるっと回り、岩手漆芸美術館に向かいました。

美術館に着いたとたんに、シャッターがだめで、あわてたのでした。
ここまで来て、あきらめるものかと、携帯カメラで撮りまくりました。
「これ以上の保存はできません。」と、出てきました。
携帯カメラでは、初めての経験でした。

国道４号線を盛岡南方面を走り、信号に書いてある「岩山入口」を曲がると、静かな家並みと森が現われてきて、どんどん急坂になって、カーブが増えてきます。
道が、森のアーチみたいで、それはそれは、素晴らしい緑でした。
ヨンジュンさんが、２月に訪れた時は、１年でいちばん寒く、道が雪で凍っていたことでしょう。。。

「岩山入口」の信号から、１０分もかからない所に、美術館はありました。美術館は、森の中にたたずんでいる、という感じです。
ひっそりと、どっしりと、座っているかのような、美術館でした。

美術館の向い側に、駐車場がありました。
車から、カメラを持ち、玄関入口までチングと歩いていきました。
入口の素晴らしさに、写真を撮ろうとしましたら、シャッターがおりません！！汗をかきかき、あせりましたが、どうしてもだめでした。
チングが、「携帯があるじゃん！」と、ひと言。

館内は工事中で、入れませんでしたが、入口と周辺を撮りました。
高台にある場所で、とっても静かな所です。
美術館のお隣に、喫茶室があります。
お茶を飲もうと、何気なく入りました。
広くて、落ち着いた茶内は、お客様が１テーブルだけでした。

明るい笑顔のお店の方が、「テーブルが、すべて漆で作られているので、デザインが全部違います。お好きなお席にどうぞ。」と、言ってくださいました。
私は、ちゅうちょなく、「初めて来ました。ヨンジュンさんの家族です。＾＾」と、言いましたら、
「では、ヨンジュンさんが使われた椅子とテーブルへ。＾＾」　
え！え！！え！！！

ふ、ふ、震えました。手足、ぶるぶる、がくがくしたのでした。
涙まで、出てきたのでした。
お店の女性の方が、そんな私を見て苦笑し、
「ヨンジュンさんが、よく飲まれたゆず茶をお持ちしましょうか＾＾。ヨンジュンさんのお席でどうぞ＾＾。」
ぎゃ！ぎゃ！！ぎゃ！！！

JOONは１週間滞在の時、喫茶室の離れ部屋で、暮らしていたそうです。大きな建物です。
その時に、写真の椅子を、ベットの横に置いて、使われていたそうです。座った時は、感動しました。

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いろいろなお話しを、伺いました。

JOONの漆師匠、たくさんのご苦労をされておいでです。
内容を書きたいのですが、こちらでは書けないのです・・・。
もったいぶるのではなく、そういう内容と、お察しくださいませ。。。
お会いできる時に、お話しをしたいと存じます。。。

ただひとつだけ、
師匠は、漆の一滴も無駄にされずに、現在に至っておいでです。
岩手にある、浄法寺でのご修行。。。

先月のことですが、
携帯で撮ったとはいえ、SDカードもなく、PCに接続する線もなく、操作が難儀で・・時間がある時に、携帯メールからPCメールに送信していたのでした。。。笑ってください＾＾