アンニョンハセヨ~暑い夏もそろそろ終りでしょうか?さて、8月15日クロスカルチャープラザ主催のピース登山隊に加わり、富士登山をしてきました。
ピース登山は、日本を愛しマウンテンバイクで富士山に登ったイ・スヒョンさんの追悼登山として2002年から始まり、今回で9回目を迎えました。 国籍と世代を越えて国際交流の場として、スヒョンさんの様に日本語学校に学ぶ学生さんを中心に集まり、日本の富士山や韓国の山に登ってきています。スヒョンさんのご両親も何度か参加されて富士山に登頂されています。以前BSJでも紹介したことがあり、気にはなっていたのですが、もう自分の年では無理…と決めてかかっていました。今年も募集があるのを知り、なぜか心が動き、普段登山もしない私なのですが春からウォーキングをしたり多少の体の準備をして、思い切って参加してきました。
参加者はスヒョンさんが在学していた赤門会日本語学校の生徒さんを中心に韓国人7名、中国人3名、そして、インド人、ドイツ人の若者も。 そして、日本人参加者とスタッフが加わり、36名。バスで富士スバルラインを走り、深夜3時半、吉田口5合目から山頂3776メートルを目指しました。ヨン友のkyoko430さんも一緒に参加されました。 若者たちにアジュンマもチラホラと混じって頑張りましたよ~(笑) この日、8月15日は日本では終戦記念日。 韓国にとっては光復節。日本が太平洋戦争で敗戦し、日本の支配下から解放され、自国として光が再びもどって来たという意味の祝日だそうです。 この日に、韓国はじめ国を越えて若者たちと交流しながら、日本一の富士山を目指す。 私は戦争は知らないですし、参加の若者たちはどのようにこの日のことを知らされているのかも分からない。 でも、こうして一緒に富士山を目指すということはとにかく平和であることなのです。
長年奨学会に携わっている事務局の寺井さんも一度は富士山に登らなくてはと、今回初挑戦されました。高校のときに一度登ったことはある私でしたが、何せウン十年前だもの…. 苦しい苦しい~標高が上がるにつれ、酸素が薄くなるので、頭痛・吐き気という高山病と闘いながら、もう、ダメだ...と何度もあきらめかけました。しかし、若者たちには遅れを取って時間は掛かりましたが何とか山頂の地を踏むことができました。寺井さんも途中本当に苦しそうでしたが、無事登頂されました。一番最後に到達した寺井さんは、真っ先にスヒョンさんのお写真をリュックから取り出し、集合写真に加わりました。 夕方までに5合目で待つバスに戻らなければならない時間関係から、山頂からの下山時刻にリミットがあり、kyoko430さんと3名は登頂できず、とても残念でした。しかし、絶好の晴天に恵まれ、事故もなく病人が出ることもなく、夕方6時に無事全員が5合目まで下山しました。毎回ピース登山ではお天気が崩れたことはないそうです。きっとスヒョンさんが見守ってくれたのでしょうね。日本語学校に学ぶ海外からの学生さん達は頑張っています。みなさん、日本語がとても上手でした。今回の参加者に奨学生は含まれていませんでしたが、この学生さん達も日本を愛し、美しい日本語を学んで母国との橋渡しをしてくれたら嬉しいことです。そんな学生さん達をこれからもみんなで応援していきたいですね。もうすぐ、ヨンジュンさんの誕生日。今年も皆さんのLSHの寄付へのご賛同で、嬉しい報告のプレゼントができそうですね。
それにしても、今更ながらあの岩場のような険しい登山道を友達とマウンテンバイクで山頂まで登ったスヒョンさん(途中からは引きずったそうですが) 本当に本当に只者ではないですね。
(報告)cranberry美しい雲海 9合目あたり山頂で 祝・登頂! スヒョンさんも一緒です