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IZMCLUB別館
IZMCLUB別館(https://club.brokore.com/kurumitom2)
IZM CLUB 
サークルオーナー: kurumi☆ | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 261 | 開設:2007.10.18 | ランキング:66(6784)| 訪問者:1363112/1595794
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izm MV
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No 17 HIT数 2102
日付 2009/10/30 ハンドルネーム kurumi☆
タイトル izm創作 7 “君は・・・僕の・・・”
ファイル
本文


 


     「今日は仕事をしない・・・そう言ったはずだ」

僕はレオに無愛想な言葉を投げてプールへ向かった

    仕事はしない・・・

    仕事ができない・・・大きな違いだぞフランク・・・

    しかし・・・それが今の僕の現実だ


    とうとう君に・・・僕の想いを告げた

    いや・・僕自身に・・・

    自分の想いを告げた

       君への愛を・・・始めてしまったと・・・

       もう引き戻せない・・・と・・・


       さあ・・・それでどうする


僕はホテル内のプールで軽く汗を流すつもりでいた・・・
レオが言うように、今の僕は少し熱っぽい・・・ 


       少し頭を冷やせ・・・ 

今日はレオの忠告を素直に聞くつもりでいた

 

    なのに・・・

君はまた僕の前に現れた


       「ごめんなさい・・・驚かせましたか?」


どうも神が、僕に・・・
君へ走らせるこの想いを休ませてはくれないようだ・・・

 

       「どうして・・・薔薇を300本だと?」

僕がそう言うと、君は本当にわからない、というように首を傾げた
    
       「あなたを初めて見かけた店・・・
        その名前が・・・300本の薔薇です」

君はやっと理解したらしく頷きながら言った
       「ああ、だから・・・スカーフを・・」

    今頃、ルームサービスの理由がわかったかい?


君から離れない僕の熱い視線に・・・君は動揺を隠せずうつむいた  
       
       「もう一度行きたい・・・」


    何故・・・君は僕の心を騒がせる?


       「お客様なら・・・いつでも・・・」

       「あなたと一緒に・・・行きたい・・・」


    何故・・・君は僕の心を捉える?


       「えっ?・・・・・・」

       「行きませんか?」

       「ラスベガスなら・・・」


    何故・・・僕を・・・惑わせる?


       「一緒に・・・」    

僕は君の眼をしっかり見つめてそう言った


       「わからないわ・・・あっ!」

僕の想いが君にバランスを崩させ・・・
君の肢体がプールの水面へと向かっていた

僕は必死に駆け寄り君を抱いたけれど
次の瞬間、君と僕は穏やかな水面を破りその中でもつれていた

泳げないと言っていた君が必死に僕にしがみついてくる・・・

    こんなことなら・・・

    君がこんな風に僕にしがみついてくれるなら・・・


    あの時も・・・海に落としてしまうんだったな


僕はあのヨットハーバーでの君とのひとときを思い出していた
そして君の濡れた髪を愛しさに酔いながら指ですいた

照れくさそうに僕を見上げる君の困惑交じりの憂い顔に・・・

  僕は更に魅入られていく


    少しこのまま・・・

        ふたりで漂っていようか


本当は・・・もうしばらくこうしていたかったけれど・・・
洋服のままの君を考えると・・・そうもいかないね・・・

僕は仕方なく現実の世界へと戻ることにした
僕は君を抱いたままプールの淵に泳ぎ着いて
先にプールサイドに上がると、君に手を差し伸べた


    ずぶぬれの君は何とも色っぽい・・・

そんなことを口にしたら、怒られそうだ

 

       「ありがとうございました・・・そ・・それじゃ・・・」

君はそのまま、そこから急いで立ち去ろうとしていた

       「待って!そのままだと・・・あまりにも・・・
        せめて少し位・・乾かした方がいいと思うよ
        そこへ座って・・・」

       「あ、大丈夫です・・・更衣室、すぐそこですから・・・」

       「いいから!座って!」

僕は君の肩を強く押して無理やり椅子に腰掛けさせると、君の前にひざまずいた

そしてバスタオルで君を包んで、君の服の水気を搾り出すように拭った

君は強引な僕の行動に少しばかりたじろいで、僕を呆然と見つめていたようだった
しかし僕はそんな君を無視するかのように、黙って君の服を拭いた

洋服から水が滴り落ちないくらいになってから・・・
僕はやっと君の目を見ることができた・・・さっきから・・・

驚きで息を呑んだままだろう君の瞳に・・・
僕がどう映っているのか気になっていながら・・・君の視線を避けていた

でも今度は・・・君の動揺を更に煽るように君から視線を外さなかった

そうして・・・

ハンドタオルを君の頭にかぶせて優しく押し当てるように髪を拭うと・・・
頬に濡れて張り付いた髪を指で除いて耳にかけてあげた

君は何も言わず僕との視線を絡めたまま・・・僕のするがままに身を任せていた・・・

 

 
僕は今・・・君を・・・抱きしめたい衝動に駆られている

君は僕のそんな想いを感じ取って・・・いるね・・・


    少し震えているのは・・・僕のせい?

    怖がってる?

    どうか・・・怖がらないで・・・今はまだ・・・

    僕の・・・君への想いを少しだけ・・・

    君の心に置いてくれるだけでいい

 

少し潤んで見える君の瞳が・・・僕の理性を引きずり出す・・・


        「これで・・・少しは・・・ホールを歩いても大丈夫・・・」

        「あ・・・ありがとう・・・ございます・・・」

君はやっと正気に戻ったかのように椅子から立ち上がった


        「それじゃあ・・失礼します」

そして・・・僕に深く頭を下げて、慌てて立ち去ってしまった

 

君の走り去る後姿を追いながら・・・

    僕は君に・・・

    僕自身に・・・誓っていた

 

決して・・・逃がさない

    例え何が立ちはだかろうと・・・

    君だけは・・・あきらめない

 

ジニョンssi・・・

君はどんなときも・・・僕の笑顔を誘う・・・  

君を見ているだけで・・・

僕の心が潤い、自然と君に笑顔を向けてしまっている

まるで・・・僕の一生分の笑みが・・・

    君だけのために存在していたかのように・・・  


    君はいったい・・・


       君は・・・いったい・・・僕の・・・


               ・・・何?・・・ 
 

 

 













  







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hchizuko
一気に読ませていただきました~セクシィ~なドンヒョクに~マッシソヨ~^^ 2010/11/16
tomtommama
ここのFrankもセクスィ~♪なのだわよ^^ 迫られたらどうしよう^^ 2009/11/01
tomtommama
プールから助けられてタオルで拭かれたらと思うと思わず・・・息を止めてしますのでした^^; そんなことがあったらもうバッタリ倒れてしまいそう~♪ 私じゃやんってわかっていてもだよ^^; 2009/11/01
 

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