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No |
17 |
HIT数 |
13111 |
日付 |
2006/01/28 |
ハンドルネーム |
Comittie |
タイトル |
【報告】李秀賢さんを偲ぶ会と映画『あなたを忘れない』記者会見(その1) |
ファイル |
a0100077_3_report1.jpg
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本文 |
写真上 献花する秀賢さんのご両親
下 B.S.Jより献花
1月26日は、JR新大久保駅で線路に転落した日本人を助けようとして亡くなられた李秀賢さんの命日です。
あれから5年が経ちました。この日、都内のホテルで秀賢さんを偲ぶ会が行われました。
秀賢さんをモデルにした日韓合作映画 『あなたを忘れない』の製作発表、記者会見も同会場にて引き続きおこなわれました。
掲示板でもご案内しましたとおり、LSHアジア奨学会よりB.S.J.へご案内をいただき、ご希望くださった方々と22名で参加して参りました。ご参加できない皆様のお気持ちを代表する気持ちで参加いたしました。
会場では、正面中央で白い花に囲まれた秀賢さんが凛々しい顔で笑みを浮べています。コーナーには 映画『あなたを忘れない』のポスターと昨年ソウルで大々的におこなわれたオーディションに使われた「共感」という大きな文字の真っ赤なポスターが貼られています。映画のポスターは主人公スヒョンが、迫り来る電車を止めようと線路の真ん中で両手を広げる姿で衝撃的です。そして、その前にはスヒョンが愛したマウンテンバイク。撮影に使用したものです。
会のスタートに先立って、数分間の撮影メイキングビデオが流されました。
「君をわすれない~・・・」の歌詞で始まるスピッツの軽快な曲をBGMに、韓国で青春を謳歌する主人公スヒョンの姿が眩しいです。兵役で隊列を組んで前からランニングしてくるスヒョンの一団。上半身裸の彼らの後姿は腰のあたりに白い物。使い捨てカイロを直か張りにしていて、厳しい寒さの中での撮影の様子がわかります。ちょっとユーモアもまじえたソウル、釜山でのロケのメイキングでした。 スピッツの曲からも、明るい快活なスヒョンのイメージからも、監督はもしかすると、とかく重たくなってしまいがちな内容をスヒョンさんの生き様を思い切り明るく描くことで、何かを伝えようとしているのではないかという気がしました。
そして、スヒョンさんの生前のプロフィールが紹介されました。
そのプロフィールには彼の行動力が感じられます。それだけにご両親のお気持ちを思うと、なお辛くなります。
そして、約250名の参列のもと、偲ぶ会が厳かに始まりました。
参列者全員で李秀賢さんへ黙祷を捧げました。
奨学会会長の谷野さんのご挨拶に始まり、来賓の挨拶として麻生外務大臣のメッセージが政務次官によって代読されました。各関係からの来賓の挨拶が続き、事故当時外務大臣をつとめていた田中真紀子さんが紹介されました。田中真紀子さんは、事故以来ご両親と親交を深められ、ご両親が、事故の時に日本の皆さんからいただいたお気持ちをお返ししたいと新潟の震災への寄付をされた際にも力を貸されています。
17年度の奨学生を代表して韓国のキム・ジヨンさんが、挨拶をしました。 介護や福祉に関心をもち、日本にやって来たキムさんは、日本でお年寄りにお弁当を作って配ったり、韓国語を教えるボランティアをしながら、高齢化対策の道に進むという将来の目標を見つけました。流暢な日本語で、秀賢さんに対する気持ちと将来の道への思いを話されました。異国の地で大きな夢を果たそうと希望に燃えていた秀賢さんの遺志をついで、アジアの学生さんたちが育ちゆく姿を目の当たりにしてたいへん嬉しい思いでした。
最後にスヒョンさんのお父様のイ・ソンデさんが「昨年は日本と韓国の文化交流が盛んにおこなわれました。息子の行動が微力ながらお役にたてたのではないかと思っています。」と仰り、感謝の気持ちを表わされていました。
その後、参加者全員が順番に秀賢さんの霊前に白いカーネーションを献花しました。 B.S.J.から用意いたしました花束はこのとき一緒に献花させていただき、ご参加できない皆さまの分までお弔いいたしました。
メッセージカードにはこう書き添えました
「私達は あなたの 勇気を 忘れません
2006.1.26 B.S.J 」
(その2へ続きます)
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