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No |
2 |
HIT数 |
11100 |
日付 |
2004/08/05 |
ハンドルネーム |
cranberry |
タイトル |
奨学金を受けた就学生の作文 |
ファイル |
a0100077_3_奨学生の作文
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本文 |
LSHアジア奨学金を受けた就学生、韓国のK.T.さん、中国のU.K.さんの作文をご紹介します。
「李秀賢さんの勇気ある行動についての感想」 K.T (韓国)
「彼の勇気ある行動は人々に大きな感動を与え、凍っていた日韓関係を溶かす契機になった。」 李秀賢さんの行為について評価した一般論はこうだ。多くの言論機関でこう評価されており、人々もこう考えているようだ。しかし、私が李さんの話を初めて知った時は、ちょっと違うと思った。
初めて李さんの話を聞いたのはニュースを通じてだった。その時、私が李さんについて感じたのは「無謀」だった。私が無謀だと感じたのは二つの理由がある。
まず、一つ目に、彼の行動は結果的に彼を愛する人達を裏切ったことになる。あるニュースで彼の両親が悲しんでいる姿を見たことがある。その悲しさ、苦しさは言うまでもない。彼を愛する人たちのためにも彼は死んではいけなかった。
二つ目に、もっと彼に慎重になってほしかった。慎重になって理性的に考えていったら、線路に落ちた坂本さんは不可抗力だとしても助けに行った日本人カメラマン、関根さんと李さん自身の大切な命は失われずにいたはずだ。
こんな理由で、私が初めて李さんの話を知ったとき、無謀な勇気、それ以上でもそれ以下でもないと思っていた。ところが、時間が二年あまり過ぎた今、私の考えは違っていたと心から感じる。李さんの事故の以後、様々なことが続いて起きて来た。調布市京王線の妊婦救出、韓国の東大門駅の泥酔客救出など、李さんを手本とした行為が続いて起きた。また、李さんの死後、退避施設、電車非常停止ボタン施設など、安全施設も大幅拡張されたとのことである。そうだ、かれは、坂本さんを助けられなかったが、数十数百人の命を助けたのだ。この意味で彼の勇気ある行動を正しく輝くと思うし、評価したい。
李秀賢さん。彼は私たちに勇気とは何かを見せてくれた。もし、彼に会うことができたら、私はこれだけは言いたい。この世で秀賢さんを愛してくれた人たちのことを次の世では十分に愛してあげてくださいと・・・・。
「無 題」 U.K. (中国)
私は高校生の時、あまり勉強しなかったせいで、大学の試験を落ちました。高校を卒業した一年後、偶然のチャンスで、私は家族の希望を持って、日本に来ることにしました。家族の皆が失望しないよう、自分の人生をリセットするためでした。また、必ず日本の国立大学に合格することが目的でした。
日本に足を踏みいれたばかりの時、私はあいさつしか話せなく、日本語が下手でした。ですから、日常生活や学習などがうまくいきませんでした。しかし、心の中ではこれから一生懸命日本語を勉強しようと決心していました。といっても、日本の物価は高いから、生活費のために、私は勉強しながら毎週三日間アルバイトをしました。奨学金をいただくようになってから私はアルバイトをやめて、日本語に役立つ辞書や雑誌などを買い、勉強に専念することができました。そのお蔭で、2月の末に高知大学に合格することができました。自分の夢が叶い、ほんとうにありがたいと思っています。国の家族も喜んでおりました。
将来、私は日本の生活の中で学んだ知識を生かして、中国の発展、あるいは日中関係上の交流に役立てるようになりたいです。これから中国と日本のかけ橋になるため、より一層頑張って勉強したいと思っています。
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iyagi
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少しでも、早く出会いたかった人っていますよね・・・。出会い、その人の気持ちを知り、今までの自分を見つめ直したい気分です。 |
2004/08/06 |
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maddy
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cranberryさん、ありがとうございます。何年も前の日本人の“心”を見ているような気持ちです。 |
2004/08/05 |
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ishito
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cranberryシー、ありがとうございます。「言うは易く、行うは難し」自らを戒めています。 |
2004/08/05 |
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