皆様がお送りくださいました奨学金で、こんな人たちが勉強しています。
かけはし第１０号からいくつかご紹介いたします。

東京日語学院　林世元（韓国）
　日本にきてちょうど１年くらいすぎた時、学院の先生から奨学生の選抜の試験
があると聞いた。その時私は期待していなかった。授業料と生活費も稼がなけれ
ばいけなかったし、それとともに進学する時の入学金も準備しなければダメだっ
た。そんなにお金と時間に追われていた私には奨学金をもらえることはちょっと
だけでも余裕をもたせてくれたひとつのプレゼントであった。奨学金が入った時
の私はまるで砂漠にオアシスを見つけた気持ちだと言えばいいだろうか。私に一
息休める余裕をくれた。今の気持ちも同じである。日本では一生懸命努力をすれ
ば、助けてくれるところがある。自分が努力をすればするほどもっと勉強に集中
ができるし、生活の楽になることがわかるようになった。これから進学しても努
力してまた奨学金をもらいたいと思っている。


東京ギャラクシー語学アカデミー　　安智慧（韓国）

奨学金をもらって３ケ月後、映画の試写会に招待された。私はこの映画を観て、
私の留学生活を思い返した。私も李さんのように大きな夢を持って日本に来たが
、やはり日本の生活は楽しいことばかりではなかった。日本と韓国の文化や価値
観の差から違和感を感じることもあった。それでも、逃げずに向き合うことで理
解もでき、今は日本の私の居場所だと思っている。　元々１年間で帰国するつも
りだったが、日本で私が学んだ日本語を他の人にも教えたいという目標ができ、
大学院への進学を決心した。しかし、まだ日本語も完璧ではないので、いろいろ
な道を探しながら前進している。
私は映画を観るまで、奨学金をそのまま通帳にいれて使わなかった。映画を観て
すぐ向かった先は本屋だった。そして最新刊の「日本語教育概論」などの専攻関
連本を買った。李さんの犠牲でもらうようになった奨学金を無駄遣いせずに、私
の将来に役立つように使いたいと思う。

ヨシダ日本語学院　　崔鵬（中国）

私は３月に日本語学校を卒業しました。長いような、短いような、涙あり笑いあ
りの二年間、一番感謝したい人は日本語学校の先生達です。本当にありがとうご
ざいました。先生たちのおかげで、私は日本語が上手になり、２００６年１０月
２０比にエルエスエイチアジア奨学会から奨学金をもらい、大学に入学できまし
た。ヨシダ日本語学院の先生たちのことはいつまでも忘れません。
大学がもうすぐはじまり、新しい生活もはじまります。私はいろいろな人の役に
たつ機械を作るために大学の機械工学科に入学しました。将来、中国に日本の機
械技術を取り入れ、よりよい機械が開発できるようにがんばります。両国の技術
協力がもっとできるように日中の架け橋として努力したいです。私はこの目標の
ために一生懸命勉強しなければなりません。先生たちの期待に背かないことをモ
ットーに努力していきます。

ヨンジュンさんへのお誕生日プレゼントのかわりに、ＬＳＨアジア奨学会への寄
付をとお考えの方、振込先は下記の通りです。振込用紙のお名前の横にＢＹＪと
ご記入いただければ、「ぺ・ヨンジュンさんを愛する人達」からのものとしてま
とめてくださるそうです。

　　　郵便振替　　加入者名　　エルエスエイチアジア奨学会
   　             口座番号　　００１８０-２-９５０９３

今回は８月３１日までの分をまとめて９月に総額をご報告させていただきます。