10月22日 LSHアジア奨学会の授与式が行われました。 遅くなりましたが、式典の様子をお伝えいたします。 (すでにkitahamiさんが掲示板で報告してくださっています。 ありがとうございます)
会場は池袋サンシャイン文化会館の会議室。 スヒョンさんのご両親のご列席のもと、 参加者全員でスヒョンさんに黙祷を捧げ、式は始まりました。
谷野会長から今年も50名の学生さん達に奨学金が授与されるとの報告がありました。 「今回で7回目になるこの授与式ですが合計380名の学生さん達に授与されたことになります。奨学会を支える方々からの心のこもったお金なので、大切に有効に使っていただきたい。そして美しい日本語を学んでいただきたい」 とお祝いの言葉が贈られました。
この日の前日にも在日の方によりスヒョンさんの追悼コンサートを開かれたとのことで7年経った今でも彼のことを多くの方々が忘れずにいることを嬉しく思うとのお話でした。
多くの志願者の中から晴れて奨学生として選ばれた学生さん達ひとりひとりがお名前を呼ばれて奨学金が授与されました。
スヒョンさんのお父様もご挨拶をされました。 「この奨学金制度はは息子の崇高な精神を称えて多くの方の力によって作られたものです。どこにいてもその精神を忘れないで行動してほしい。 息子スヒョンは決して自分の思いを果たせなかったわけではないです。 日韓交流の火付け役となったので、これこそスヒョンの思いだったのではないかと思う。」 といった内容でした。
スヒョンさんをモデルにした映画「あなたを忘れない」が10月末から韓国で公開が決まったとの報告もあり、大変お喜びのご様子でした。
学生さん達と記念撮影のあと、出席したBSJメンバーの皆さんとご両親を囲んでお話する時間が少しありました。 こうして毎回足を運んで来てくださる皆様には本当に感謝ですと、お母様は笑顔で寄ってきてくださいました。
先日、BSJスタッフの1人が釜山にあるスヒョンさんのお墓参りに行ってきたのでそのときのお写真をご両親に見せて報告したところ、とても喜ばれていました。 それまで降っていた雨がスヒョンさんの墓前に立ったとたんにピタリと止んだそうで、不思議なものを感じますね。 墓前にお花を供え、私たち皆の分まで拝んできてくださったとのことです。
このあとご両親は学生さん達と懇談会を持たれるとのことで、 ご両親にとって息子さんのように日本で頑張る学生さん達と交流される時間はとても大切な時間なのでしょう。
最近はご両親がスヒョンさんに代わって日韓の橋渡し役をされているのだとつくづく感じます。
この数日後、ネット情報などでご存知の方も多いかとは思いますが、 釜山、ソウルでの映画の試写会に招かれたご両親は、主演俳優のイ・テソン君と共に舞台挨拶をされ、 たくさんのインタビューに答えて、お忙しく過ごされたようです。
授与式にご出席された皆様お疲れ様でした。
(BSJスタッフ cranberry 記)
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