4月10日は両陛下ご成婚50年の記念の日でした。
その記念の特別番組で3月31日に放送された『皇后美智子様の7つの贈りもの』という番組で、イ・スヒョンのご両親が登場され、ナレーションでLSHアジア奨学会についても紹介されていました。 皆さんご覧になりましたでしょうか。
その内容を簡単にお伝えいたします。
この困難な時代にあって、皇室として果たすべき役割は何なのか。 国民にむけて家族のあり方を示すこと、 様々な苦しみに直面する人を励ますこと、 国の伝統を未来に語り継ぐこと...
そのお役目を果たされてきた皇后美智子様の慈愛に満ちた数々のエピソードが紹介されていきます。
その中にイ・スヒョンさんのことが出てきました。
2001年のJR新大久保駅で線路に落ちた人を助けようとして命を落としたスヒョンさんについて、たくさんのお写真とともに紹介されました。そして、彼の半生を描いた映画「あなたを忘れない」が制作され、その特別試写会に両陛下がお見えになった時の映像が流れました。その後ご両親のご意思でLSHアジア奨学会が設立されたことも説明されました。
韓国のご両親のインタビュー映像も流れました。釜山まで取材に行かれたようです。
オモニムは「日本に来たら僕が案内するよ」といっていたスヒョンさんの話をしながら、涙が溢れてしまい、涙を拭いながら両陛下のことを話されました。
試写会の時の思い出は鮮やかで、美智子様は昔から知っていた人かのように手を握りしめてくださり、天皇陛下は「国民のために息子さんが犠牲になったくれたことに深く深く感謝いたします」とおっしゃられたということです。
スヒョンさんのご両親と美智子様との出会いは、事故後、殉職者の合同慰霊祭のために皇居に出向いた時に、美智子様がクルマから降りてお二人に近寄られ、お声を掛けられました。 美智子様は 「たいせつな立派な立派な息子さんをなくされてとても悲しまれていることでしょう。何か困ったことがあれば力になりましょう」とおっしゃいました。
悲しみの淵にあったご両親が奨学会を設立する決意の裏には皇后様の励ましがあったからこそなのです、とナレーション。
皇后様は対馬を訪れたことがあり、「対馬からは韓国の釜山を見ることができますよ」とおっしゃる皇后様に対して、「私の家からも対馬が見えます」と答えられたお父様。 この海の先には両陛下がいらっしゃると思えることが心の支えになっているというご両親でした... そしてご両親のお宅のすぐ近くのへウンデ海岸からの対馬の影が映りました。
2007年のご命日に行なわれたこの特別試写会にはBSJのメンバーの方々もたくさん出席されましたね。 両陛下を拍手でお迎えしたときのあの何ともいえない緊張に満ちた雰囲気、そしてオモニムの嬉しそうだったあの笑顔は忘れられないです。
当時BSJに書いたレポです。 http://club.brokore.com/user/data/data_view.jsp?circleid=a0100077&instid=23&serial=132&no=132&npage=1&wDiv=&wStr= (cranberry 記)
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