容量 : 92M/100M |
メンバー |
Total :2373 |
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書き込み |
Total : 2386 |
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No |
57 |
HIT数 |
760 |
日付 |
2006/11/03 |
ハンドルネーム |
salan78 |
タイトル |
MY FIRST その後のハルキ その1 |
ファイル |
149934117_9bc616c8e3_o.jpg
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本文 |
MY FIRST・・その後~PURI (purisonick)さん創作ストーリーです
薄く目を開けると・・見慣れない天井が見えた・・・・。まるで、あの時あなたに初めて出会ったときのように。だけど、あの時と違うことはあなたの瞳がそこにないことだった。 体中が痛む、俺は死んだんじゃなかったのか?俺はまだ息をしているのか? 俺はまだあなたを思い出すことができるのか? 「気がついたの?」声の主はあなたではなかったが、懐かしい思いのする声だった 声の主に目を向けると・・・そこには品のいい年配の女性が立って微笑んでいた。 「うちの人が、あなたを見つけて・・・病院に運んだのよ。でも、死んでしまうかと思った 出血が激しくて。お医者さんももうだめだと言ったのだけど。可能性があるのなら助けて欲しい とお願いしたの、丁度私と血液型も同じだったし。」 俺は、頭の中が整理できずにいた。ただ、ぼんやりとその人を眺めるように自分に起こったことを 思い出そうとした。 「ありがとうございます・・・助けてくれて、今はそれしか言えないけど」 その人は、首を振りながらそっとタオルで俺の顔を拭きながら 「いいのよ、私たちには子供がいないから・・・・丁度あなたを見たとき、ああこのくらいの息子が 私たちにいてもおかしくないのにって。そう思ったら、助けなきゃいけないって必死だったの でも良かったわ、目が覚めて。まだ元気になるまでは時間がかかるけど、若いものすぐ元気になるわ」 その人は、優しく笑って。眠りなさい・・・と俺の頬をそっとなでた・・。
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