collage & music by tomtommama story by kurumi
ああ・・驚いた・・・まぶたを開けるとあなたの顔が直ぐ近くにあるんだものせっかくあなたと逢えたのに私ったらつい眠ってしまっていたわ あなたといっぱいお話を・・・ ・・・君としたいこと・・・他にあるんだけど・・・ あ・・・それは・・・その・・・ ドンヒョクssi・・・お腹すかない?ドンヒョクssi・・・からかったわね!覚えてらっしゃい?でも・・・あなたがお腹を抱えて笑う仕草初めて見たわ 結構可愛いのね・・あなたって・・・いいわ・・これからも沢山笑わせてあげる私がずっと・・・あなたの笑顔を守ってあげる・・・ いいでしょ?・・・ ジェニー・・・すっかりドンヒョクssiのこと”オッパ”と認めているこの一年間離れていてもあなたたちは二十年分の兄妹の絆をひとつひとつ結んできたんでしょうね私にとっても妹になるジェニー・・・これからも、頼りないオッパとオンニをヨロシクねドンヒョクssi そうよねあなたは世界中を飛びまわって仕事してる人さぞかしお口が肥えているんでしょうね私・・・どうしよう・・・本当にラーメンしか作ったことない結婚してあなたのために料理を・・・その当たり前の事が出来そうもないのそれでも・・・愛してくれる・・・わよねごめんなさい・・・ドンヒョクssi・・・あなたが私を求めていること分かっているの・・・私もあなたに全てをゆだねたいその気持ちは・・・あるの・・本当よでも私は子供の頃から思い描いていた結婚像を大切にしたい・・・28にもなって・・それって可笑しい?でもドンヒョクssi・・・・・・いつも強引なあなたがあっさりと引き下がるなんて・・・少し驚いたわあっ、だからって・・・がっかりしたわけじゃ・・・ ・・・ないのよ・・・
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ジニョンオンニ・・・
オッパに逢えて本当に幸せそうだね・・・良かったそしてオッパにも幸せをくれて、ありがとう
本当はね、オンニの最近の様子を見るのが辛くて何度本当のこと言おうか、迷ってたんだ・・・
「大丈夫、オッパがもう直ぐオンニのところに 帰ってくるよ」って・・・
でもオッパにもテジュンおじさんにも口止めされていたし私もオッパの気持ちわかったから今回はオッパの味方しちゃったんだ・・・ごめんね
でも、きっと幸せが来るって知ってたから・・・実はそれほど罪悪感なかったの
これからも兄をよろしくお願いしますジニョンお姉さん私ね・・あなたが本当のお姉さんになってくれること
とっても嬉しい・・・ソウルに来て本当に良かった・・・だって、沢山の家族が出来たんだもの
オッパ オンニ 私は先に帰るね・・・ 後はふたりでごゆっくり・・・
ジェニーはサファイヤヴィラからの坂道をゆっくり下りながら今別れて来た兄のことに思いを馳せていた
オッパ ありがとう この一年ずっと仕送りしてくれて 悩んだ時も相談に乗ってくれて いつも励ましてくれた そのお陰で精一杯料理の勉強をすることができたよ
お父さんもオッパに感謝してる・・・ 家も買ってくれて 毎月、生活費も十分過ぎるくらい送ってくれている
でもね・・・オッパ・・・ お父さん、ときどき寂しそうな顔をするの
お父さん言ってたよ・・・ドンヒョクと話しをしたのは 東海に初めて尋ねて来てくれた時だけだって・・・
オッパ・・・お父さんのことまだ許せない?
「仕方ないんだよ」って寂しそうに言うのよ、お父さん
ニ歳で養子に出した私のことも申し訳ないけど 物心ついていたドンヒョクの心がどんなに傷ついたか それを考えただけで自分が許せなくなってくるって・・・
オッパに良くしてもらえばもらうほど辛くなるって・・・ それがオッパからの復讐のような気がするんだって
きっといつまでも許されないだろう・・・そう言ってた いや・・許してもらいたくはない お父さん時々そう言って お酒を少しずつ口にして・・・泣くの
私はね・・・そんな時 お父さんをそっと抱きしめてあげるの そして背中を ポンッポンッて・・・ するとお父さんね・・・ 子供のように声をあげて余計に泣いちゃうの
その時はもう一度ポンッポンッって背中を叩いてあげる これはオッパの分・・・そう心の中で言いながらね・・・
お願いよオッパ・・・ いつの日か・・・本当にいつの日か・・・ お父さんを心から許してあげてね そして三人で私の作った料理を一緒に食べよう
あ、ごめん四人で・・だね ジニョンオンニも一緒に・・・家族で・・・
その日がいつか必ず来ると・・・ 信じていい?
・・・オッパ・・・