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YongJoon-Room
YongJoon-Room
(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー:
maako4
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サークルタイプ:
公開
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メンバー数:
30
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開設:
2009.06.23
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ランキング:
80(5485)
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訪問者:
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開設サークル数:
1238
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【 koko の Valentine's Day 】
【 koko の Valentine's Day 】 は
医師の 呼ぶ子と書く 呼子 koko ちゃん と 直さんとのお話です。
タイトル
文字色
黒
グレイ
青
赤
ピンク
緑
太字
本文
【 koko の Valentine's Day 】 19話
「 どこから、 どのように話したらいいか …
あなた達に、 もうひとり兄妹がいるの。」
と、 結論から切り出した祖母はこお子と koko の様子を
伺いなら次の言葉を選んでいた。
koko と こお子は
お互いに顔を見合わせその後前の席に座っている
祖母と母に目をやった。
… 沈黙が続く …
こお子がその場の雰囲気にいたたまれなくなり少しおどけた口調で
「 うわ~ テレビドラマみたいな事が、 我が家にも …
そやけど、 京都ではようお聞きします。
それで、 認知しなはれと言うお話どすか?
驚いていますけど 大丈夫ですえ~ 」
koko は、 こお子が言った京都では、 ようある話と
いちがいには言えないが、 お茶屋さんに通ううちに、
身請けして別宅をもうけていると言う話は聞く。
確かに、 驚かないと言ったら嘘になるが、
かと言っておおげさに声を荒立て反論するつもりもなかった。
母と父の問題である。
私達が父を責めるということでもないと、 内心思った。
しかし、 話は違った。
「 こお子ちゃん。 あんたはお父様のお子ではあれしませんのや!」
こお子は、 koko の顔をみてから、 母達にむかって
「 どういう事どすか~? ようわかるように話しておくれやす。」
さすがにこの時は、 こお子の声は上ずっていた。
うつむき加減の母が顔を上げ祖母八重に
「 おかあさん。 ここからは、 私が … 」
「 こお子ちゃん驚かしてしまいますけど、
あんたはお父さんのお子ではないのです。」
まさかの母からの言葉に、 こお子も驚きを隠せない …
「 うそでっしゃろ~ そんなこと! 私には信じられまへん。
おとうはんは、 あんなに私の事、 大切に …
おかあはんよりおとうはんに似ているといわはる方もいてはります。」
「 そうどす。 わけへだてなく今までようしてくれました。
これからも、 変わりないと思います。
話さなくてよかったら、 話さなくてもと思っていました。
そやけど、 そうはいかへんことになりました。
今日、 はように、 ある方からお電話をいただきました。
こお子ちゃんの加賀美のおばあちゃんではなく、
もうひとりのおばあ様からどす。」
母 なほこは、 血の気は引き青白い顔で、
耳を澄ましていなければ、 聞きとりにくい小声で語りだした。
「 おかあさんが、 成人式を終わった年に、
おじい様が、 加賀美のです。
そのころ、
長く続いてきた店も順調で大阪のデパートにお店を出せへんかと
お誘いがあって 準備で大阪に行き忙しい日々でした。
そんな日が続いて、会議の途中でたおれられて、
救急車で大学の付属病院へ運ばれました。
加賀美のおじい様、 右足と右手がご不自由ですやろ。
その時の、 病気の後遺症です。
たおれられて、 動かすと危険と言うことで、
京都には転院しないでそのまま入院してました。
主治医の先生の他に、 その頃は研修医と言う呼び名ではなく、
インターンの先生がおひとりつかれていました。
加賀美のおじい様は、
半年あまり入院して 京都の大学の付属病院へうつられました。
ある時に、 インターンだった先生が、 京都の病院で
勉強会があって、 偶然に病院内のお庭でおあいました。
この時は、 お母さんは、大学の2回生で
インターンだった先生はインターンではなくなっておられました。
その頃から、 二人でお逢いするようになり、
ほとんどそのお方が京都に来てくれはりました。」
「 お母さんが、 大学の卒業が近づく頃に、
こお子ちゃんと同じように、 ご縁談の話が出始めました。
お母さんの卒業をまって、 その方からプロポーズされて、
お母さんも喜んで、 加賀美のおばあ様と、 おじい様に話しました。
お家にお招きしました時には、 世間では 男親は娘の婿候補は
嫌うと聞いてましたが、 おじい様もすごく喜んでくれました。
お人柄は、
大阪の病院で入院中に半年余りほぼ毎日ご一緒でしたから … 」
母、 なほこはぎこちなく本を棒読みしているかのように
たんたんと語った。
こお子は、 くいいるように話を聞きいっていた。
koko は、 変に冷静に小さな頃、
母が寝つくまで読み聞かされていた物語を聞いているかのように、
話を聞きながらそれぞれの様子を 眺めていた。
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