他界した。その頃から、 直穂子と光子は気になりながら、今までは口に出す事はなかったが、最近、 気がつくといつも二人の間での会話が、呼子と直の話題になる。あの一夜の出来事が明暗の暗の世界に入り込んだ二人に目がむけられた。