【 ドンヒョク 鬼のかく乱! はじめての病気 … 】 10話ドアが開けられ明かりが ベットの足元を照らし そしてドンヒョクのベットを …光の動くのが早くなり その光がドンヒョクにあたる。ドンヒョクから 看護師であることが確認できた。そして! 看護師がドンヒョクのの存在を見つけ懐中電灯の光がドンヒョクにあてられ停止した。ドンヒョクはベットの横におかれたライトのスイッチを入れ慌てて唇に人差し指をあて ” シー ” という動作をした。看護師は患者がベットにいないという事で 動揺し、いないと思っていたベットサイドに立つドンヒョクに驚き 手から懐中電灯を落とす。ドンヒョクは口を強く閉じ、目を閉じ 2~3回横に頭を振り ナースの驚きなどかえりみず 部屋の薄明かりの中で 看護師をにらみつけた。「 何か? 」冷ややかにドンヒョクからでたひと言に「 あっ! はい … 容態の把握を … 巡視です。 それにしても? シンさんはその格好は …? 」「 目が覚め 汗を掻いていましたのでシャワーを … 」「 先生の許可は ? 」「 どうして自分の行動を … 」と 言いかけたドンヒョクは ここは病院!ぼそぼそと 会話のやり取りをしていると 赤い物体がごそごそと動いたかと思うと「 どん ドンヒョク! さん? 」「 おにい~さん! 」二人は赤い物体から何とか抜け出そうと 立とうとしているようだが 「 もう~! ジェニ~ 」「 お姉さん! 」 同時に声をあげ 結局 「 ドンヒョクさん! どうにかしてくれない! 」部屋を訪れていた看護師は この事態が読み切れずパニック状態。頭が爆発寸前。。。それとは反対に 看護師に向けた鋭い目はたちまち優しい眼差しに変わり 一歩踏み出そうとした時もぞもぞしていたジニョン達は何とか自力で チャックを下ろし飛び出て 二人はドンヒョクの胸に飛び込んだ。「 目が覚めたのねえ~ ドンヒョクさんたら! 眠り続けるからどんなに心配したか?心配させて 一人 … グウグウ寝るんだから! 」そのあとの言葉は 何を言っているのか聞き取れない。ジニョンとジェニの二人の顔は 涙でびちゃびちゃに …ジニョンは腕時計をみた。「 うわ~ドンヒョクさん! 12時間以上も … 今度 私も挑戦するわ 」ジェニが苦笑している。ジェニはジニョンと生活をともにしていた頃12時間どころか丸い1日に近い時間寝続けた事もあり すでに挑戦済みである。 その様子を呆気にとられ見ていた看護師が 「 とにかく当直医に連絡をとりますので … 」 と言って部屋を出て行った。ジニョンがドンヒョクに「 生還おめでとう! 」「 生還? 生還か … 生還のプレゼント楽しましてもらったよ。 それにしても … 」 と 言いかけるやいなや ジニョンがドンヒョクの腕を引っ張り強引にソファーべットに腰をおろさせた。「 私が持ってきてたのよ。」ドンヒョクは そう言えばテジュンになにやら文句を言われていたのを思い出し「あの紙袋の中身が …? 」 そう言いながら 赤い物体を指をさした。ジニョンは満足げに軽く縦に2~3回首をふる。「 そう寝袋よ。 今度ドンヒョクにもかしてあげるわ。 」「 一緒に入ってくれるのかい? 」 冗談が通じないジニョンが「 私とジエニは大丈夫だったけれど あなたと二人で入るのはきつくてダメだと思うわ 」そんなやり取りをしていると ノックの音が …ドアが開かれ 当直医と看護師が入ってきた。医師が看護師に 「 熱は? 」 看護師がドンヒョクに体温計を渡す。pppp ...... 医師がドンヒョクから受け取る。「 入院後 今まで眠っておられ どうですか? 眠る前より頭痛がひどくなったとか 吐き気があるとか その他に変わった症状は? 」「 いいえ … 」「 37.8度ですね。 まだ昨日の今日ですので安静にしていてください 」脈をとり聴診 その後口をあけ咽頭を …「 ああ~ これはひどい扁桃の炎症からの発熱はやっかいですよ。痛みや不快感は 解熱と共に軽減していくと思われます。 熱の方も薬が効いてきているようですので 高熱が出るということもないでしょう。水分だけは十分取って 今夜はこのまま静かにお休みください。何かあれば 看護師の方に … 」ドンヒョクは険しい顔を …ドンヒョクの様子がおかしい。医師に対して まったくと言っていいくらい反応しないドンヒョク!医師と看護師は部屋をあとにした。ジ二ョンが ドンヒョクの様子に気づき「 ドンヒョクさん どうかしたの? 具合悪いの? 」と 顔を覗き込む。「 ジニョン あのドクターの診察の時は席をはずすように … 」 「 どうして? 」「 どうしてもだ! 」「 いいけど? そうする 」 ジニョンは要領を得ないまま了承した。ドンヒョクは 当直医の熱い視線がジニョンに注がれているのに気がついていた。ナースステイションでは 当直医がカルテに向かい もの思いに …そんな医師の姿を不思議そうに看護師が眺めていた。「 どうかされたのですか? 」「 うん あの奥さん夜中なのにどうしてあんなに爽やかなのかな~あのまなざしもいいなあ~ 」「 もう! 先生までもですか? 」「 ねえ ドンヒョク お腹すかない? 」ジェニが 「 そうそう お兄さんのために料理長が 直々作ってくれたスープがあるのよ 」「 今は いい … 」「 そう言わないで … ねえ~ ひとくちでも … 残ったら私たちが … ねえ~ ジェニ 」「 料理長のスープ 私も味見したいわ。 3種類あるのよ。かぼちゃのスープ ・ コーンのスープ ・ アスパラのスープ 何がいい 」「 3種類食べましょうよ。 だって明日 ああ~ 今日また届くわよ。ドンヒョクさん 食べたいものがあればいつでもいいから言って来るようにって料理長からの伝言よ。私たちの食事も厨房総動員で作ってくれているんですって。 ありがたいわね 」ジェニ が スープの説明を …「 熱が高いらしいから どのスープも口当たりのいいようにって 温めても冷たく冷やしても美味しく食べれるように 味付けは少しのお塩だけで そのお塩手に入りにくい 料理長が隠し持っているお塩でとっておきなんだって!コーンスープは お米とコーンを挽いて作ってあるのよ。だから少しとろみがついているの 」ドンヒョクは上半身を起こす。ドンヒョクはベットに横になるとやはり睡魔に …しかし この女性達の迫力にはハンターも無抵抗で従うしかなかった。この部屋の中は夜中の2時前ではなく 太陽が真上のランチタイム!?補助テーブルの上に 冷たく冷やされたスープが並べられた。ジニョンが 「 じゃ~ ひと口! 」ジェニが慌てて 「 お姉さん! 」「 味見味見 おいしい~ ほら ジェニーも … 」ジェニの口元にスプーンが … しぶしぶ口を開るジェニ 「 おっ~ おいしい … 」「 ねっ!」その様子をドンヒョクは苦笑しながら眺めていた。このままでいくとスープは二人の胃袋におさめられそうだ。「 次はドンヒョクさんよ 」ドンヒョクもすなおに口をあけた。「 こうして私達が美味しそうに食べている姿を見ていると食べてみようかなと思うでしょう。 おいしい~ おいしいでしょ~ 」ドンヒョクは一口のスープを嚥下するのに 目をつぶり …「 なんだか辛そうね。 今のはアスパラよ! 暖かい方がのどごしがいいかな? 」ジニョンの作戦 ? も ドンヒョクの食欲にはつながらず 殆どジニョンとジェニーがドンヒョクの予測どおり 二人の胃袋の中へ …「 スープだけでも結構お腹にたまるわね 」「 ドンヒョクさん 疲れたでしょう。 横になる。」この時のドンヒョクは早く横になり眠りたかった。ジニョンたちは特にジニョンはドンヒョクが病人だという認識はどの脳の一部にもないようだ。