僕があなたからのメールを初めて受け取ったのは
アメリカに戻った日・・・
空港に着いて 車で移動中のことだった・・・
From ジニョン ?
ジニョン? 僕は驚いた
今まで何度送信しても決して返ることの無かったメール
ジニョン宛のメールは返信が無いものと僕はとっくに諦めていた
それでも送っていたのは
このメールがただ 僕のジニョンへの思いを綴るだけのもの・・・
それだけだとしても心は十分満たされていたからだ
そのジニョンからの僕への初めてのメール
僕は胸躍らせながらそれを開いた・・・
しかしそこには・・・
“逢いたい・・・” たったそのひとことだけ
フッ・・ジニョン・・・
たったこれだけかい?
でも不思議だね・・・
この短過ぎる言葉から
あなたの想いが 沢山届いたよ
あなたも・・僕を愛してくれているんだね
離れていても僕たちは大丈夫なんだね
僕たちは今試されている
互いを・・真実の愛を・・・信じていられるのか
神様に試されている・・・
そう思っていた
その日から毎日、あなたはメールをくれた
朝目覚めると共に、君の明るい声が聞こえるようだった
元気な君の様子が手に取るように僕に届いて
僕までもが幸せな思いに浸ることができた
でもね・・・
毎日メールを開封できるのは嬉しかったけれど
その中には “愛している”の言葉も
“逢いたい”の言葉も無い・・・
どういうこと?
僕は毎日君への愛を伝えているのに
不安になったよ
僕を愛しているんじゃないの?
逢いたくはないの?
《感傷的に浸ってしまうと
あなたと離れている寂しさに絶えられなくなって
一人で 生きていけそうに無かったから・・・》
僕に心配かけないためだったと・・・
その理由を再会の後聞かされて 僕は笑ってしまった
僕は君のこと何も分かっていなかったんだね
でもねジニョン・・少しは考えて欲しかったな・・
ここには僕の強敵のテジュンssiがいたんだよ
そんな中に君を置いたままで
僕がどれだけ安心していられると思ったの?
数分前に別れたばかりの君から
メールが 今届いた
・・・逢いたい・・・
ジニョン・・・フッ・・・
もっと早く・・・
・・・そうして欲しかったよ・・・