ブロコリ サイトマップ | ご利用ガイド | 会員登録 | メルマガ登録 | 有料会員のご案内 | ログイン
トップ ニュース コンテンツ ショッピング サークル ブログ マイページ
IZMCLUB別館
IZMCLUB別館(https://club.brokore.com/kurumitom2)
IZM CLUB 
サークルオーナー: kurumi☆ | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 261 | 開設:2007.10.18 | ランキング:66(6784)| 訪問者:1369329/1602011
開設サークル数: 1238
[お知らせ] 更新のお知らせ
容量 : 69M/100M
メンバー Total :261
Today : 1
書き込み Total : 1134
Today : 0
D&Jの心
2005.4月作品ドンヒョクの心・ジニョンの心改訂版
No 25 HIT数 5196
日付 2008/06/27 ハンドルネーム kurumi☆
タイトル ドンヒョクの心 13 ふたり
本文
 



            collage & music by tomtommama

 


                                   story by kurumi










   ・・・このまま 帰りたくない・・・



            ・・・わかってるよ・・・



彼は彼女の涙混じりの唇を捕らえたまま

寝室のドアを背中で押し開けた・・・・

彼女が戸惑う間も与えぬよう彼によって時が繰られていく


彼女の身をまとっていた布は彼の手で

彼女が気づかぬ間に彼女の足元にすべり落とされた


      「待って・・・シャワーを・・・」


      「もう・・・待てない・・・」


彼はまるで堰を切ったかのように激しく彼女の唇を貪り

いつの間にか彼女の柔らかい胸は彼の手の中にあった・・・

彼女は小さく震えながらも彼の誘導に身を任せていた
そしていつしか彼女自身の予期せぬ高ぶりが彼の首に
彼女の細い腕を巻きつかせた


互いが互いをもどかしげに求めあい

彼は彼女を熱く抱いたまま 
ふたりのために開かれた白い海へと沈みゆく

静かに波打つその中でふたりの愛が大きく弾んでいた


      あっ・・・・・・


未知の調べに戸惑った彼女が彼の手に爪を立て
彼の動きを止めた

しかし彼はもう待たなかった

彼の大きな手が彼女の細い指をはらい 
彼女の小さな抵抗は彼に許されることはなかった

彼が彼女の耳元で何かを囁く・・・・

そして 彼の濡れた唇が白い曲線を描くように

滑らかに滑りおりていく・・・・

ときに漏れいずる彼女の甘い吐息は
彼にはこの上ない勝利の証

彼はそれを決して聞き逃すことなく

執拗にその吐息を探す・・・・・


    ・・・あ・つ・い・・・


彼女の甘い声は彼の耳元に鈴を鳴らすように響き

彼は速く波打つ心臓の音で彼女に応える


    ・・・もっと あつくなるよ・・・

 

      「あっ・・だめ・・・・・」


彼女の声に 一瞬彼の動きが止まった

しかし彼はもう彼女の言葉に従うつもりはなかった・・・


彼の優しく・・・
そして激しい愛撫は
うずくような甘美な感覚をもたらし
彼女の意識を遥か遠くへと誘う・・・・

 


そして ふたりの・・・身体の・・・

心の・・・奥深くから涌き出る互いへの愛が高まった時

ふたりは求め合うままに ・・・ひとつになった・・・



  ・・・あぁ・・ジニョン・・・



    愛してる・・・・君だけ・・・



  







天窓から月明かりが差し込み

ふたりを包み込むように 温かく照らしていた


目を閉じたままのジニョンのまぶたに

そっとキスを落としたドンヒョクは

彼女の目から流れるひとずじの涙に一瞬驚いた


でも そのあとの彼女の微笑が

彼の戸惑いを直ぐに打ち消してくれた


ドンヒョクはジニョンの涙をひとさし指でぬぐい

もう一度静かに彼女のまぶたにキスをする

そして まるでこわれものを大事にいだくように

そっと自分の胸に抱き寄せた・・・



  ジニョン・・・


    僕は君のこと以外

    どうでも良くなる自分が時々怖くなる・・・

    この世で得られるものがたったひとつだけと言われたら

    僕は迷うことなく 君だと答えるだろう



    君が僕を置いて何処かへ行ってしまったら・・・

    そんなことを良く考えるんだ


    きっと幼い頃のトラウマなのかもしれない

    愛するものが僕の手から離れていってしまう

    そんな不安が・・・
    心の奥底からいつまでも消え去ることがない・・・


    でもね・・・君の笑顔を見ていると
    そんなことすらどうでもいいことのような気になるんだ

    だから僕は君の愛をいつも確認したくて

    時々君に意地悪なことをしてしまう


    わかっているんだ

    そのことが君を少し悲しませたり

    困らせたりしていること・・・

    君の笑顔をいつも見ていたいのに 
    僕は矛盾しているね


    でも それは君をたまらなく愛しているからだと

    許して欲しい・・・・・


    今 君が僕の前からいなくなったら

    僕はいったいどうしたらいい?


    君がいなくなったら・・・・・

    僕はきっと・・・気が狂ってしまう


    君は僕を愛してくれているけど

    きっと君が僕を愛するより遥かに

    僕は君を愛しているよ

    きっと君が・・・想像もつかないくらいにね・・・


    だからジニョン・・・

    君の考えられる範囲でいいから

    僕を愛して・・・愛し続けて・・・

    
    ・・・ジニョン・・・

    僕にはね

    この世に君ほど愛しい人は・・・

    ひとりも・・・

    ただのひとりもいないんだよ・・・


        それを君は・・・



            ・・・本当にわかってる?・・・





















前の書き込み ジニョンの心 13 
次の書き込み ジニョンの心 12 
 
Lusieta
ドンヒョクが今日までの人生で、どんなにこのひとときをかけがえのない幸せに感じたか、じんじんと伝わってきます。こんなにも幸せな思いを味わってしまったからこそ・・・これからのドンヒョクが切ないよ(涙) 2008/07/02 00:33
utahime27
再び・・・9行目の言葉・・・変わった??私の記憶違いかな・・・ 2008/06/29 10:50
やまはな
「・・・あぁ・・ジニョン・・・愛してる・・・・君だけ・・・」一度でいいから言われたい・・・「彼女の身をまとっていた布は~彼女が気づかぬ間に~すべり落とされた」ドンちゃんさすが慣れてる^^(笑) 2008/06/27 23:50
utahime27
tomちゃ~ん!この右下の二人・・・ぜ~んぶ見るにはFの何番を押せばいいの~!? 2008/06/27 23:08
hi103
tomさん 挿絵・・・はっと!見直しましたよ。\(◎o◎)/!ふたりが結ばれて嬉しいです、ドンヒョクのジニヨンへの愛・・・今まで我慢した分も 満たされてよかった~♡~ 2008/06/27 22:11
 
 

IMX