collage & music by tomtommama
story by kurumi
私は夢を見ていた
心地よい風に吹かれて
目を覚ますとそこは広い草原だった
碧い草の上で・・・私は眠っていた
その時
何処からか私を呼ぶ声が聞こえた
・・・・起きて・・・・・
何度も聞こえるその心地良い声が 私には子守唄に聞こえて 私は余計に眠かった
次第にその声が聞こえなくなると 今度は急に寂しくなって目が覚めた
目を開けた瞬間 まばゆいほどの日の光に思わず目を細めた
青い空が目の前に広がっていた
なんて美しいんでしょう
私は今外? いいえベッドの上
ここはどこ?
私の家じゃない・・・
「あっ!」
飛び起きた自分が裸だったのに気付き
更に声をあげた
昨夜の現実を私の体が教えていた
私は大切な何かを自分の中にしまうように 自分の胸のふくらみを抱きしめていた
ドンヒョクssi?
枕元にバスローブがきちんと置かれていた
何処へ?・・・今何時?・・・ああジョギングね・・・
ジニョンはバスローブを羽織りバスルームへ向かった
シャワーを浴びながら 昨夜のことが思い出されて 自分でもわかるほどに高揚していた
そして身体の芯がうずくような甘い感覚が
まだ残っているのを感じている・・・
突然あなたの咳払いが聞こえた
私は焦って思わずガラスのドアから外れて隠れたの
まさか・・入ってこないわよね
驚かさないで・・ドンヒョクssi
ドンヒョクssiは私の動揺をからかうように 笑いながら出て行った
もう!面白がらないで!ドンヒョクssi
私は・・・まだ・・・
あなたとの・・・ひとときに・・・
酔ったままなのに・・・
そうだわ!朝食は・・・私が準備しよう・・・
あなたのために・・・
でも・・フライパンは何処?
・・・何してるの・・・
朝食を・・・
・・・僕がやるよ・・・
えっ? だって・・・ 私だって出来るのに・・・
あなたが何度も私に声を掛ける・・・でも私は・・・
まだ あなたの顔が見れないの・・・・
・・・ジニョン・・・
あなたは不意に私を抱き寄せた・・・そして言ったわ
・・・一日が始まったら
最初に僕を探して・・・
僕を見なさい・・・
ええ そうするわ
これから 必ずそうする
でもあなたがいない間はどうしたらいいの?
・・・何のために僕は我慢して プリクラ撮ったの?・・・
とあなたが言った
やっぱり・・・我慢してたの?
こんな・・・気持ちのいい朝
あなたと静かに朝食を摂る
私の手料理でないことは少し気がひけるけど
あなたの料理は本当に美味しいわ
あっ いけない!
ジェニーに 帰らないこと 連絡・・・忘れてた
・・・伝えたよ・・・
えっ?・・いつ?
・・・昨日の朝・・・
昨日の朝?
私が帰りたくないと言ったのは昨日の・・・夜よ
えっ? えっ? ドンヒョクssi?
それじゃあ・・・あ!
あなたは私から目を逸らしてすましてコーヒーを飲んでる
もう!ホントに・・あなたって・・・
・・・私の顔を見なさい!
・・・シン・ドンヒョク!・・・
|