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IZMCLUB別館
IZMCLUB別館(https://club.brokore.com/kurumitom2)
IZM CLUB 
サークルオーナー: kurumi☆ | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 261 | 開設:2007.10.18 | ランキング:66(6784)| 訪問者:1366060/1598742
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D&Jの物語Ⅰ
ドンヒョクとジニョンの物語Ⅰの改訂版 2005.5.17~2005.6.15連載
No 16 HIT数 6150
日付 2008/09/10 ハンドルネーム kurumi☆
タイトル ドンヒョクとジニョンの物語 16.初めての夜
本文
 


            collage & music by tomtommama

 


                                   story by kurumi






   

  

 






To テジュンssi

From シン・ドンヒョク


   テジュンssi・・・

   あなたに一番先に報告しなければならないと思い

   メールを差し上げます


   ジニョンと僕は今日、ふたりだけで結婚式を挙げました

     
   僕はあなたに深く謝らなければならない

   あなたに対して 本当に失礼なことをしました

   ジニョンをあなたにゆだねようとしたこと

   今はとても後悔しています


   でも信じてください

   あなた故に あなただからこそ

   僕はそうしたかったということを・・・

   あの時は本気で

   ジニョンを幸せにできるのは あなたしかいない

   そう思い込んでいたんです

  
   でもそれは 浅はかな考えでした

   僕を救えるのがジニョンだけであったように

   彼女の心を救うのもまた 

   僕でしかなかった・・・・

   そのことに気付こうともしないで

   僕は彼女を置き去りにしてしまった

   彼女がこうして僕の元に来てくれなかったら 

   取り返しのつかないことをしてしまうところでした


   テジュンssi

   どうか 許してください

   さぞかし 怒っているでしょう?


   いつの日にか償いをさせて下さい

   いいえ必ず償います

   あなたの望むことなら 何でも・・・

   その代わり・・・ジニョンだけは・・・


      「ジニョンだけは・・・

          僕にください・・・」





To ドンヒョク

From ハン・テジュン


   おめでとう

   今はそう言っておこう

   今度またこんなことが起きたら

   俺はもうあきらめないぞ

   今度だけだと肝に銘じろ!


   俺が仕方なく手放したんだと

   心に刻みこんでおけ


   安心しろ・・・

   ジニョンはお前を置いて何処にも行かない

   あいつは言った

   あの人は私が守るの、と

   だから お前は安心してあいつの腕の中にいろ

   わかったか



テジュンからの返信を開き、ドンヒョクは微笑んだ
そしてまたキーボードに指を乗せた


To テジュンssi

From シン・ドンヒョク

   肝に銘じるよ テジュンssi

   照れくさくて直接には言えそうもないから

   ここで言わせてもらう

 
   あなたは前世できっと

   僕とジェニーの兄だったんじゃないかと思う

   この広いアメリカでジェニーと出会ってくれたこと・・・

   僕がソウルで初めて会った時から

   意味もなくあなたに惹かれたこと・・・

   ジニョンを愛していた僕にとって

   彼女がまだ胸を震わせていたあなたに

   心惹かれるなんてありえないことだった

   それでも僕はあなたに惹かれていた


   今回のことで僕を恐れないでいてくれたのも

   家族以外ではあなただけだった

   あなたは本気で僕にぶつかってきてくれた


   僕は今までひとりきりだと

   本当にそう思って生きてきました

   でもジニョンに出逢って

   家族に再会して

   ジニョンと繋がる人々と触れ合って

   僕は決してひとりではないことを教えられた


   あなたが仕方なく手放したエースを

   僕は今度こそ胸のポケットにしまいます


   そしてテジュンssi・・・

   あなたとのゲームは やはり僕の負けです

   何故なら 僕はそのエースだけを胸にしまって

   席を立ってしまったから・・・




To ドンヒョク

From ハン・テジュン

   お前のような厄介な弟を持った覚えはないぞ

   いいから、早く帰って来い!二人で

   ジニョンの辞職願いは休職願いに換えてある

   そう伝えてくれ

   お前が許すなら ホテルに復帰しろと。




To テジュンssi

From シン・ドンヒョク

   こちらの仕事を片付けるのに

   もう少し時間が掛かるが

   必ず 帰国するよ

   ヒョン・・・




        「ねえ、テジュンssi?
         何て打ったの?返事は?・・・見せて」

        「だめ」

        「え~どうして?」

        「恥ずかしいから」

        「いいじゃない・・・テジュンssi何だって?」

        「君のそのお母さんへの手紙見せてくれたら」

        「嫌よ 恥ずかしいわ」

        「じゃ これもだめ」


   君は プー と膨れた顔をして僕を睨みつけた

        だめだよ

        そんな顔しても



        「おいで・・・・・」

   君は膨れた顔のまま 僕の胸に頬を寄せた

        「ジニョン・・・・・星見る?」

        「見ない。」

        「そう? じゃあ・・・・月見る?」

        「見ない。」


   君は相変わらずプイと僕にそっぽを向いていた


        「そう・・・・じゃあ・・いいや」

        「え・・」


   君は本当にわかりやすい

   もう少し君をからかって遊んでいたいけど
   僕の方が待てそうも無いからこれ以上は止めておくよ

        「うそだよ・・・何も見なくていいから・・・
         僕を見て・・・」

   今度は僕の熱い視線に君は頬を真っ赤にしながら
   少し“仕方ないわ”という表情を忍ばせて同意した

        「・・・いいわ」




     ここへ おいで・・・


   僕はベッドの上に寝そべって妖しく君を誘う

   君は少し照れたように微笑んで

   僕の横に静かに寄り添った


   君を妻にした初めての夜

   今夜は僕にとってとても神聖な夜だ


   ねえ ジニョン

   君もそう思ってる?

   この時をふたりで大事に過ごしたいと


   君の・・・髪を僕の指で優しくかきあげて

   僕は・・・君の耳に軽く甘い音を立ててキスをする

   君は・・・声を出さずに少し唇を開いた

   僕は・・・君の耳元に唇を這わせたまま囁いた


      ・・・愛してる・・・


   そして僕は君という名の天使を

   神の手から譲り受ける



   君は・・・僕の唇に自分の唇を寄せて応えた

   軽く触れるようで触れない君の淡いキス

   それは僕をじらせているつもり?・・・


   僕も・・・

   君に合わせてしばらく君の唇で遊んだ

   僕達は長いこと抱き合ったまま、唇を合わせ
   互いの吐息に酔いしれていた

      ・・・何だかとても気持ちがいいわ・・・


   君がうっとりと甘く囁いた・・・



      ・・・気持ちがいい?・・・


      ・・・ええ・・・このままずっとこうしていたい・・・


      ・・・このまま?・・・ずっと?・・・


      ・・・ええ・・・


   君は本当に気持ち良さそうに目を閉じていた


      ・・・ジニョン・・・


      ・・・なあに・・・


      ・・・それは・・・できない相談だ・・・



   僕は君の唇を離れ 細い首筋から白い胸のふくらみへと

   唇を君の体から少しも離すことなく這わせ下りた


   僕の深い愛を君にもっとしらしめるために・・・



   どちらがいいかは・・・




       ・・・君が教えて・・・











































        

     

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tomtommama
ドンヒョクなら言えるっていう台詞確かにあるね^^ うんそれってわかる! (*^^*) 2008/09/14 21:40
kurumi☆
「君を妻にした」なんてくさいな~と思いながら(笑)そんな台詞をヨンジュニにも言わせたくはないけど(笑)ドンヒョクになら言わせてもいいかなという台詞ってあるの^^ 2008/09/13 17:59
ヨンkiss
君を妻にした初めての夜・・・神聖な夜に”僕の深い愛を君にしらしめるために・・”だなんて素敵な夜ね❤こんなにもドンヒョク愛されてるジニョンは幸せね❤ 2008/09/10 13:50
Lusieta
ジニョンに出会えて、ジニョンが持つ世界の豊かさもまるごと手にすることができて、ドンヒョクはほんんとに幸せですね。素直にその世界に身を委ねていれば、きっとあなたの未来は光に満ちてる。 2008/09/10 07:21
Lusieta
テジュンの言葉が洒落ていて、そして愛に満ちていて素敵です。ドンヒョクがここまで素直に気持ちを伝えられるようになったことがうれしくてじ~んとします。 2008/09/10 07:19
4ジュナ
「君を妻にした初めての夜」だなんて・・・はぁ~なんてロマンティック・・・♡♡♡ 苦しんだ分、二人ともいっぱいいっぱい幸せになってね・・・(T_T) 2008/09/10 00:40
4ジュナ
ドンヒョクとテジュンのメールのやり取りが、凄く微笑ましい。ドンヒョクにとってテジュンはやっぱりヒョンなのね^^ でも「ジニョンだけは・・・僕にください・・・」う~(T_T)胸に迫ってくる重い言葉だわ~ 2008/09/10 00:37
4ジュナ
今夜はうれし涙が出そう・・・こんなにも穏やかな気持ちで読めるなんて・・・ドンヒョクの気持ちに同化してしまったようで、幸せな気持ちが伝わってくるなぁ・・・ 2008/09/10 00:34
 
 

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