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IZMCLUB別館(https://club.brokore.com/kurumitom2)
IZM CLUB 
サークルオーナー: kurumi☆ | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 261 | 開設:2007.10.18 | ランキング:66(6784)| 訪問者:1365913/1598595
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D&Jの物語Ⅰ
ドンヒョクとジニョンの物語Ⅰの改訂版 2005.5.17~2005.6.15連載
No 21 HIT数 4541
日付 2008/09/13 ハンドルネーム kurumi☆
タイトル 物語 番外編 胸いっぱいのしあわせ
本文


 

 




            collage & music by tomtommama

 


                                   story by kurumi






   

  

          「ドンヒョクssi?」

   君が僕を呼びながら書斎に掛け込んで来た

     「何?」

     「テジュンssiが、いつ復帰するんだって・・」

     「えっ?」

     「何のこと?って聞いたら、私の辞職願い、
            休職願いに変えてくれてたらしいわ
      あなたにはメールでそう伝えたって」

     「・・・・・知らないよ」

   あなたはごまかす時いつも私の顔を見ない

     「ドンヒョクssiぃーごまかさないで
      あなたが許すなら復帰しろって
      伝えてくれって言ったそうよ」

     「テジュンssiに言っといて
      僕は伝えるなんて返事してないって・・・」

     「じゃあ、やっぱりメール受け取っていたのね
      ひどいわ・・・
      私には何にも言ってくれなかったじゃない」

     「言う必要は無いと判断したからだ」

     「どうして?私のことよ」

     「なら聞くけど・・君は僕のために
      潔く辞表を出してくれたんだよね
      仕事辞めてくれたんでしょ?
      ホテルよりも僕の方が大事・・
      そう思ってくれたんだよね・・そうだろ?
      もしかしてそれって嘘?
      ホテルに戻りたいわけ?
      このまま僕のそばにいてくれないの?」

ドンヒョクは自分の態勢が不利だと判断してジニョンに詰め寄り
一気にまくし立てた

     「そ・それは・・・・でも・・・・」

     「悪いけど・・・・電話するとこあるから・・・
      席を外してくれ」


   あなたは受話器を取って番号を押し始めながら
   私との会話を遮ろうとした

   その時あなたの携帯の着信音が響いた

   あなたは私に目で「出て・・・」と合図をした

   携帯画面に映し出されていたのはレオssiの名前だった

     「レオssi・・・ごめんなさい・・・
      ドンヒョクは今電話中なの
      後で掛け直させるわね」

   そう言って、私は電話を切った・・・その瞬間


     「 きゃーーー! 」

 


   君の叫び声に思わず僕は電話を切ってしまった

     「な・何?・・・・これ・・・」

     「アッ・・・それは・・・・」

     「ドンヒョクssi・・・・い・・いつの間に・・・こ、こんな・・・」

     「だから・・・・それは・・・・」


ジニョンが見たものはドンヒョクの携帯の待受け画面に写し出された

ベッドに横たわり、肩がはだけた自分の寝顔だった


ドンヒョクは慌てて彼女からそれを奪うと書斎を出ていった

     「まっ・・・待って・・・ドンヒョクssi・・
      シン・ドンヒョク!待ちなさい! 」


   僕はテラスに逃げ込み、出口を背中で塞いだ

   君がガラスのドアを叩いて叫んでいる

   僕は携帯の画面を見て、満足そうな顔をして見せた

   君の怒りは頂点だね・・・きっと

 

   ジニョン・・・

   君はいつの日か、ホテリアーに戻るだろう

   それは仕方ないことだと思ってる

   わかってるさ・・ホテリアーは君の天職だからね

 

   でもジニョン、忘れないで

   もうひとつの君の天職を・・・

   僕の奥さんという・・・君の天職があることを・・・

 

   わかってるよ・・・

   ホテリアーには近いうちに戻してあげる

   君に嫌われたくないからね・・・・

 

   だからジニョン

   もう少しだけ・・・

   僕だけの君でいて欲しい

   僕のわがままだということはわかってる

   でも・・・もう少しだけ・・・

 

   僕がドアを塞ぐのを止めると、

   その反動で君がテラスに勢い良く飛び出て
   思い切り僕に飛び込んだ


     「あなたの趣味、信じられない!」

   そう叫びながら、僕の胸を叩いた


   僕は君の手首を掴み、身動きできなくした

     「ありがとう・・・褒めてくれて」

     「褒めてるわけ無いでしょ!消しなさい!」

     「だめ」


   だめだよ・・・ジニョン

   これは僕の・・・君と初めての時を過ごした甘い記憶

   一生消すことは無いよ・・・

 

   僕はそのまま君にくちづけた

   君は固く唇を結んで抵抗した

   その抵抗・・・・いつまで続けられる?

   僕の方が、こういうことは上手だよ

 

   君は必死にもがき

   僕から唇を離そうとする


      だめだ・・・


   僕は君を強く抱き締め、動けなくした

   これでもう、どうあがいても離れるのは不可能だ


      どうだ! ジニョン


   しばらくして君はやっと抵抗をあきらめ

   僕の首に腕を回した


      ジニョン・・・・それでいい・・・

      こんな時は 早くあきらめなさい・・・

 

  その時・・・僕の携帯にメールが入った

      誰?・・・・・テジュンssi?


         ≪どういうことだ!

          ジニョンにどうして伝えてない≫


   僕は片目を開けて返信を打った


         ≪ヒョン・・・

          理由、ジニョンは僕だけのものだから・・・


                 ・・・以上・・・≫

 

 



   あいつ・・・・

   俺をおちょくってないか?

   だいたい・・・
   いつの間に、俺はあいつの兄貴分になったんだ?


   しかしあいつ・・・やっぱり策士だな

   俺の懐に入っておけば

   ジニョンに決して手を出さないとふんでる

   俺の性格見抜いてやがる・・・


テジュンは内心自分とドンヒョクとの関係を面白がっていた

しばらくして、またドンヒョクからのメールが入った


   「ハン社長殿

      人事通達

        ソ・ジニョン職務復帰について

        復帰日  本年9月1日

        但し、夜勤なし

        勤務時間  9:00~17:00

        以上を許可します

        尚、以上の件はハン社長より
        ソ・ジニョンssiへ通達のこと


            顧問理事  シン・ドンヒョク 」



    おいおい・・・理事殿

   ホテルで、9時から5時なんてあるわけ無いだろ!

   ま、いいさ・・・ジニョン自身が、それでは納得しなくなるんだよ

   あいつ、それがわかってて、自分で言えないもんだから

   俺に言わせようって魂胆か・・・・


   それにしても、さすがだなシン・ドンヒョク・・・

   ちゃんと、ホテルがジニョンを必要とする日を把握してる

   安心したよ・・・
   今度の国際会議は失敗できないんだ・・・

 

 



      「ドンヒョクssi・・・・何してるの?
       コーヒー入ったけど・・・・・」

      「うん、何でも無い・・・・ありがとう」

      「ねぇ ドンヒョクssiぃー」

      「何?」

      「お願い! あれ消して?」

      「だめ!」

      「もし・・もしもよ・・・他の人に見られたら
       私嫌だわ・・・
       あなただって、そんなこと嫌でしょ?」

      「他の人に見せないよ、もちろん」

      「だって、私今見ちゃったじゃない」

      「だから、他の人には・・・見せない!って」

      「でも、もしも・・・ってあるでしょ?」

   ジニョンは根気強くくいさがった

      「わかったよ・・・消せばいいんでしょ、
       消せば・・・」

      「うん! 今・・・私の目の前で・・・」

      「わかったよ・・信用無いんだな・・・
       いい?はい消去!これでいいだろ?」

      「ドンヒョクssi・・・・随分素直ね
       まさか・・・バックアップなんか
       してないわよね・・・」

      「ドキ!」

      「ドンヒョクssi! いい加減にして!」

      「いいじゃない・・・PCはパスワード
       君だって知らないでしょ?」

      「うーん・・・・・・・・ま、いいわ・・・・
       でも本当に自分だけで見るのよ」


   「んっ」・・・・と声を出さずに頷く、あなたのその仕草

   私が、それに弱いの・・・・あなた知ってるわね・・・きっと




      「ジニョン・・・来て・・・」

      「なあに?」

      「僕の待受け・・・入れるから」

   そう言って、あなたは携帯で私と2ショットの写真を撮った

   あなた、写真嫌いなんじゃなかったの?


   でも、ま、いいわ・・・これなら・・・あら、素敵ね


      「私のも、これにしていい?」

      「いいよ、後で入れてあげるよ・・・

              ・・・・・ジニョン?・・・・」

      「何?」

      「キスしていい?」


   あなたが、私の顔を覗きこんで言った


      「さっきから、ずっとしてたじゃない・・・」

      「もう一度したい・・・」


   ドンヒョクssi・・・・あなたにそんな顔で 
   「キスしていい?」なんて言われると・・・

   私、自分の顔が緩んで赤くなるのがわかるの

 

   ジニョン・・・

   僕が、「キスしていい?」と言うと、君は必ず顔を赤くする

   それがまた、とても可愛くて・・・

   何よりも愛しくて・・・

   だから、僕はいつもこうして聞く・・・


      ジニョン・・・



       ・・・キスして  いい?・・・




















 


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jijimama
こんな笑顔をするドンヒョク。幸せになったんだなぁって・・うれしいです。ほんとうにありがとう・・ 2008/09/22 20:29
good luck it 7
そして、三人、四人の幸せを見て行きたいです。本当にいいですね ドンヒョクとジニョン この二人。 2008/09/16 21:26
good luck it 7
物語なのに・・見の前で手の届く所での出来事のようで・・きっとドンヒョクは、毎日、毎日 ジニョンを からかって楽しんでいるんでしょうね^^ ほほえましい。。。 いつまでも この二人の幸せを見ていたい! 2008/09/16 21:23
jellymama
D&Jの素敵なLove Storyを一気に読ませて頂きました♪二人にはもっともっと幸せに・・と願っています。大変な作業を心より感謝しています ^^v 2008/09/16 20:51
Lusieta
手にした幸せにオズオズとして心もとなげな顔を見せたかと思うと、強引でわがままで、ジニョンをからかってばかりだったりする。そしてそこが結局とても魅力的。ドンヒョク、いいよそのまま幸せでいてちょうだい♪ 2008/09/15 23:48
kurumi☆
ミフさん、ありがとう^^印刷業(笑)インク代馬鹿にならないでしょう^^;私は今頃、私の創作の保存作業に入っています^^でも今まだ心シリーズ10話までです^^これだけでも結構大変^^; 2008/09/15 23:09
kurumi☆
ナタデココさん、ありがとう^^これはちょっと番外編過ぎますね^^甘過ぎ^^と私は思うのですが、こういうのもないとね^^ 2008/09/15 23:07
mf1117
kurumiさん、しあわせな二人を幸せなコラージュをありがとうございました。私はコメントをせずに、またまた印刷業に励み、せっせと大切な宝物を増やしていました。^^。 2008/09/15 19:32
ヨンkiss
❤もう~お熱い二人ね❤末永くお幸せに・・・・❤背景のジニョンの寝顔可愛いしドンヒョクの笑顔が素敵!kurumiちゃん・・ドンヒョクとジニョンの素敵なストーリーをありがとう"^_^" 2008/09/15 02:56
ナタデココ
ドンヒョクとジニョンはこうでなくちゃね~新妻の寝姿待ち受け画面やPCバックアップ、ドンヒョクのほうがやや上手~ドンヒョクの笑顔のコラージュが幸せ100%物語ってる♥、お幸せに 2008/09/14 20:36
 
 

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