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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9813281/11620926
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【 koko の Valentine's Day 】




【 koko の Valentine's Day 】 は

医師の 呼ぶ子と書く 呼子 koko ちゃん と 直さんとのお話です。





No 18 HIT数 6319
日付 2009/09/15 ハンドルネーム maako4
タイトル 17話 【 koko の Valentine's Day 】 
本文






【 koko の Valentine's Day 】 17話



こお子の携帯のバイブレーターが振動した。


待ち受け画面を見ると母からだった。


下準備室の片隅に移動し、こお子は電話にでるなり …



「 はいはい。 こお子どすえ~  」


「 こお子ちゃんごめんねえ~ おつかれさまどす。

いかが、 事無くはかどっていますか~ 」


「 へえへえ~ はかどらしてもろてますぅ。 

一生分、頭さげさせてもらいましたえ~ 」


「 ほんまにごめんね。 急にえらいことがおきてしまったから … 」


こお子も母と祖母と同類で 

” 大変! 大変! えらいことですわ~ ” は

よく使う言葉なので驚く事もなく



「 穏やかや、 おまへんな~ それでどちらに雲隠れですの~ 」


「 koko ちゃんのマンションどす。」



こお子は koko のマンションと聞き、 

koko に 何かがおきたのかと少しあわてて、



「 koko ちゃんに何かあったのどすか? それで、どうどすの~

えっ! そやけど、おかしおすなあ~ koko ちゃんの事でしたら

雲隠れせんでも、いうていきはりますなあ~? 」



祖母八重が  「 なほこ。 携帯をおかし。」


「 こお子ちゃんお疲れ様どす。 用件だけ言わせてもらいます。

江藤がそこへお迎えに行くと思います。

koko の所へ 6時過ぎにつくようにしておくれやす。


わかっております。 

文句を言いたいのは、今日のところは言う事聞いてもらいます。

よろしいなあ~


夕方は、道路こむとおもうさかいに、

そのへんをよ~に、 計算して都合つけて、きなさいね。


それから、お着物。 着替えないでそのままでおこし…


よろしいなあ~ 文句は、 後日ゆっくり聞かせてもらいます。


それで、どうどす。 みなさまにそつなく、問題はおきてまへんか?」


「 はいはい。 おばあ様。 一生分、頭下げさせてもらいました。


『 祖母や母の事はみなさまのほうがよ~くご存知のとおり、

娘の私から言うのはお恥ずかしいことですが、

余程のことがあったと思います。


私も何があったか話をする暇もなくお茶会のお世話を

するようにとだけ、いい残していきました。


今日のところは、みなさまのお力をお借りしながら勤めさせて

いただきますので、ど~かよろしく願い申し上げます。


二人の事は、明日にでも、お気のすむまで

お仕置きしてやっておくれやす。


できたら、わたくしの分までお願いいたします。』 と


こんなところでよろしかったでしょうか? おばあ様 」


「 へえへえ … おおきに。 上出来です。 

ほんならよろしおすなあ~ 6時頃に …   

待っておりますえ~ お気張り …  」



携帯をなほこに渡し、二人はあらたな疲れを感じた。



あとは、6時を待つだけとなった。



「 おかあさん。 時間まで、koko のベットで横になりはりますか? 」


「 なほここそ大丈夫どすか? 

あんたが気丈夫にしててもらなこまりますえ~ 」


「 そうどすなあ~ 正直こわおす。 

そやけどなんにも予測できない状況ですやろ~ 

まな板のこいですわ~ 」


「 あんたも、ええ京女になりはりましたなあ~

なほちゃん! 園田さんにお電話いれておいてくれはりますかあ~


とにかく、京都から、6時過ぎにはこおこちゃんがくる事と、

koko ちゃんにも連絡がついてマンションで …


やっぱり、私からした方がよろしいですな~

なほこ、電話かけてもらえますかあ~ 」



なほこは、受話器をとり園田家の電話番号の

メモを見ながら、ダイヤルボタンをおした。



「 園田でございます。」


「 加賀美でございます。 母と変わりますので … 」


「 八重でございます。 


京都にいます こお子は、6時過ぎに

こちらに来るように連絡を入れました。


koko も連絡を入れましたので、帰ると思います。」


「 こちらもすなおに連絡を入れました。

7時ごろには帰るようです。」


八重と志乃がしばらく話を続けている間に、なほこは koko の寝室へ …


寝室にはいると、あわてて出かけたのだろう

ベットメーキングもされず、 パジャマも脱ぎ捨てたままだった。


カーテンを閉め、 八重が横になれるようにベットを整えた。


なほこがリビングに戻ってきた時には、丁度、受話器をおくところだった。



「 横になれるようにベットの方整えてありますさかい おやすみやす。」


「 あんたも休める時には休んでおきなはれ …

今夜は、 大変どすぇ~ 徹夜になるでしょうし、

明日は今日のお詫びにまわらなあきまへんさかい。 」



八重は、koko のベットで横になり、

なほこはリビングのソファーに横になり、それぞれの想いをめぐらせていた。



夕暮れに二人は、夕食の準備の買い物でもと思ったが、

結局出前を取る手配をした。



寒い中、暖かい物をと祖母が言い出し、

二人で冷蔵庫のありあわせで具沢山のお吸い物を作った。



6時前に出前のお寿司が届けられた。



そうこうしているうちに、ドアがあき、にぎやかに、こお子が着いた。



道行きコートを脱ぎながら、 ず~っとしゃべり続けた。



母 なほこが 「  はいはい。 とにかくあったかいお茶をどうぞ~ 」


と、 やっと、ソファーに腰をおろした こお子に

お茶を出しかけた時、玄関ドアがあいた。
















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