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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9818480/11626125
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【 koko の Valentine's Day 】




【 koko の Valentine's Day 】 は

医師の 呼ぶ子と書く 呼子 koko ちゃん と 直さんとのお話です。





No 19 HIT数 5994
日付 2009/09/15 ハンドルネーム maako4
タイトル 18話 【 koko の Valentine's Day 】  
本文






【 koko の Valentine's Day 】  18話 




 「 ただいま~ 」


「 いや~ koko ちゃん…  おかえり~

おつかれさん。 きいてきいて! このおふたり

私ひとりにお仕事おしつけて、朝から雲隠れしたかとおもったら、

今度は、6時頃に koko ちゃんのところへきなさいなんて

ほんまに、何を考えている事やら … 」


「 こお子ちゃん。 そこまでで …

koko ちゃんお疲れどす。

さあさあ~ ごはんにしましょ~ 」



koko は いつものことだが、この三人と共に過ごす時は、

口数がますますすくなくなる。


と、いうか? 

口をはさむチャンスがあたえられないといった方が正確な表現だ。



ダイニングルームには、出前されたお寿司と、

玄関ドアを開けた時、いいにおいがしたお吸い物が …



母達の訪問時には、テーブルに一杯の手作りの物が

並べられているいつ光景とは少し違ったが、朝からろくな食事に

ありついていなかった koko は空腹とのたたかいだ。



これもいつものことだが、いただきますから口に入るまで、

それぜれが思いのままに話しだし、今日は、耐えられるだろうか?



「 いや~ どうしはったん! えらい、おご馳走やねえ~

はよ~ はよ~ koko ちゃん! これって特上ですなあ~ 」


「 もう~ なんです。 お行儀の悪い。 

さあさあ~ せっかくおばあ様と作らせてもらいました

お吸い物さめてしまいます。」



ありがたい事に、どういうことか今日は 「 いただきます 」 の、

あと さほど時間はかからなかった。



こお子が、それぞれの好物をお皿にのせた。



「 おばあちゃんは、 あわび。 


おかあ様は、おたい。 koko ちゃんはどっちさきにいただく。


うに。 トロ。 そうやね~ ふんぱつして迷わず両方。 


わたしも … 」



それから、食卓は火が消えたかのように静まり、特に koko は箸がすすんだ。


おなかが満たされかけた時、

母達はほとんどはしがとまったままだというのに気がつき、



「 おばあさまとおかあさん。 

ほとんど食べてないねえ~ こんなにおいしいのに … 」


「 ほんまや~ どうしはったん! 」



八重もなほこも同じ胸の内だった。


このあと、二人がどのようなおもいをするかと思うと 

食事がのどをとおらなかった。



「 お昼、食べるのがおそかったさかいに …

おいしい~ いっぱいおたべやす。」


「 おいしいよ~ 」


「 そ~ それはよかったわ。 」



いつもは、いつまでもだらだらと食卓で過ごすのが、今日は、 

母が …?



「 そしたら、みなさんお疲れででしょうから、

今日は私がお片づけしますので、 リビングの方へ …


お茶は、あったかいおいしいのに入れ替えてお持ちいたします。」


「 いや~ そうどすかあ~ ほんなら … 」



と、 いつも要領にいいこお子がお茶の入った湯のみを

手に持ちたちかけると、 祖母、八重が、



「 こお子! みなんでお片づけしなさい。」


「 どうしたの~ いつも着替えているのに、今日は着替えないで …

よごしたらあきまへん。 私が …


そやけど、 お茶はおかあさんがおいしいの入れてね。」



と、 koko が あと片付けをしだした。



koko のマンションには、それぞれの、着るものは勿論だが、

小物は少しずつふえ、

母と祖母は横になる前に、普段に着替えたが、

夕食の準備の前に到着した時の着物に着替えていた。



「 そうどすかあ~ そしたらお言葉に甘えさせていただいて

あちらでまたせてもらいましょ~ 」



祖母と、こお子はリビングに移動した。


片付けつといってもお寿司の受け皿と湯のみとお吸い物の器。


すぐに片付け  koko もリビングに移動した。



「 koko は こっちに … 」


と、 祖母がこお子の横に koko の席を誘導した。



いつもはそれぞれが好きなところへ腰をおろして いるのにと、

不思議に思いながら指定された席にすわった。



そこへ、 母 なほこがお茶を運んできた。



母は、祖母の横にすわり、

顔を見合わせそれぞれがうなずき 祖母八重が呼吸をととのえ



「 こお子。 koko。 今から少し大切なお話をさせてもらいます。」


「 いや~ どうしはったん! あらためて! こわおすなあ~ 」



いつもの事だが、ふざけてこお子がひと言、話しかけると

母、なほこがたしなめた。



「 今日は、ばたばたさせていまって悪かったわね。

特に、 こお子には … 」



母、なほこはそう話したあと目線をそらした。

こお子と koko は異様な雰囲気に顔をみあわせ

母に目をやった。













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