ブロコリ サイトマップ | ご利用ガイド | 会員登録 | メルマガ登録 | 有料会員のご案内 | ログイン
トップ ニュース コンテンツ ショッピング サークル ブログ マイページ
YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9624311/11431956
開設サークル数: 1238
[お知らせ] 更新のお知らせ
容量 : 211M/300M
メンバー Total :30
Today : 0
書き込み Total : 5205
Today : 9
【 koko の Valentine's Day 】




【 koko の Valentine's Day 】 は

医師の 呼ぶ子と書く 呼子 koko ちゃん と 直さんとのお話です。





No 21 HIT数 5430
日付 2009/09/18 ハンドルネーム maako4
タイトル 20話 【 koko の Valentine's Day  】 
本文






 【 koko の Valentine's Day 】 20話




おじい様は、 私がお店をつぎ、 その方が加賀美家に

婿入りしてくれるとお母さんが、 その方にちゃんとお話を

していると思い込んではりました。


具体的に、 お話が進むにつれ、 その方もひとりっこで、

お父様もお医者様で代々神戸で開業されておられ、

そのお方も後継ぎとお考えで

ひとり息子を養子にだすなんて、 けんもほろろに …


お電話では、あとはお継がれないで、現在は大阪の大学で

教授をされておられるそうよ。


二人にはどうすることもできなくて、

結局お別れせんとあかんことになりました。



昔から加賀美家は和菓子の老舗で跡継ぎが女子の場合は

次男さんか、お店で働いている中から婿養子に

入ってくれる、 お方と盲目の内の決まりごとどした。


加賀美のおじい様は、 これからは女子も家を

守るだけの時代ではなくなる。


だから、 私にはようからあれやこれやと教え込み、

あらゆる所へも連れ歩き、 おばあ様にも時あるごとに

お店の、 のうはうを教えていました。


そやさかい、 おかあさんの結婚するお相手は婿養子として、

入ってもらっても、 

お店に関係のないお方でもいいと考えられていて、 

そのかわりに、 お母さんやおばあ様がお店を守っていくように

教育しはったんどす。


加賀美のおじい様は、  京都のあんたらのお父様 良樹さんを早くから

私との結婚お相手として考えておられました。


良樹さんは、 早くしてご両親をなくされ、 

その後、良樹さんのご面倒をおじい様は見られていました。


またたく間に、 お母さんと、 お父さんの結婚が

進められて、 お日にちも決まりました。



その頃に、 お母さんが妊娠している事が … 」



なほこはますます小声になり今にも泣きだしそうだった。



「 お母さんは、 お父さんに本当の事を話ました。


そして、 結婚は出来ないと …


お父さんは、 自分達の子供として育ててくれはるっていううてくれました。


そして、 無事に出産しました。


こお子ちゃんが先に生まれ、 もうひとり男の子が …

そやさかい、 こおこちゃんがお姉ちゃんで、 弟が … 」



こお子と koko は顔をみあわせ、 こお子が


「 いや~ 弟がどすかあ~

koko ちゃんのお兄ちゃんということどすなあ~ 」



もともと、 小さなことはこだわらない性格のこお子は

数分前に父親が違うとつげられた時には、 さすがに

戸惑いは隠せなかったが、 一瞬にして声のとお音が

いちオクターブあがり、 はしゃぎだした。



しかし、 また、 一瞬にして顔がくもり、


「 おかしいどすなあ~ なんで、一緒に暮らしてませんの~

なあ~  koko ちゃんそう思いまへんかあ~ 」



二人は、 母の顔を見た。



「 そうどすなあ~ 一緒に暮らしってたら、 こんなことに~ … 」



母の顔がますますくもった。



「 ほんまにかわいいお子で、 みんなに祝福されて

お父さんも血のつながりがないのに喜んでくれました。


おなまえも、 お父さんがつけてくれはりました。


今でも、 その時の事を思うと …  」



母なほこは、 そのあと言葉にならず、 なみだした。



祖母八重が、 「 なほこ … 」



と、 声をかけたが、 祖母も声にならず、 なほこの背中をなでた。



「 すいまへん。 大丈夫です。」



なほこは、 涙をぬぐい話を進めた。



「  こおこと言うお名前は、 本当のお父様のお名前からひと文字。


弟ちゃんには、 お母さんの名前からひと文字 … 」



母は、 声をつまらせながら、



「 こお子ちゃんの本当のお父様は光太郎といわれ、

光るという文字をひと文字つかって 光の子とかいて

【 光子 】 こおこ と 京都のお父さんがつけてくれはりました。 


弟ちゃんには、直穂子の直のひと文字を使い

【 直 】 と書いて、すなお とつけてくれました。」


「 えっ!」  と koko が …



横のこお子が 「 koko ちゃんどうしはったん!」


「 知ってるお方にすなおと言う人が、 いはるから … 」


「 そうやったん。 横で急に変な声だしはったから、 

びっくりしましたわ。 」


祖母が、 「 koko そうなんよ。 今あんたが頭に浮かんだ

その人があんたはんのお兄ちゃんなんよ。


今日、 はように、 お電話いただいたのが園田志乃さんと

言われて、 こお子ちゃんのおばあ様から … 」



今まで冷静だった koko は …









前の書き込み 21話 【 koko の Va...
次の書き込み 19話 【 koko の Va...
 
 
 

IMX