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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9831872/11639517
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【 koko の Valentine's Day 】




【 koko の Valentine's Day 】 は

医師の 呼ぶ子と書く 呼子 koko ちゃん と 直さんとのお話です。





No 5 HIT数 7110
日付 2009/07/23 ハンドルネーム maako4
タイトル 5話 【 koko の Valentine's Day 】 5話
本文









【 koko の Valentine's Day 】 5話
 


ちょくさんは姿勢をただし私の方を見た。


私は、ちょくさんをみつめていた。



「 koko  さっき僕達が知り合って8年目にと言っていたけれど、

そうなんだよなあ~ 7年過ぎた。


僕も、あと1年で研修医は終わる。


終わった段階でここと結婚をしたい。


予定としては、来年の四月に koko の実家にご挨拶に行く。


その後できるだけ早く結婚したい。


出来たら、ごあいさつに行ってすぐにでも

一緒に生活をはじめたいと思っている。



それと、ご挨拶に行った時に、僕はよく言う

『  お宅のお嬢様を僕にください  』 とは言わないから …


koko は、ものではない。


僕も、koko も、成人した大人。


それぞれの意志で二人は結婚する事を決め、

その報告をかねたご挨拶をしにいくと理解してほしい。


koko  僕と結婚してくれますか? 」



も~ なによ~ これって … 

と 不満もあったがちょくさんにしたら上出来。



ちょくさんらしいかな~ と思いなおし、


「 わかりました。」 


「 じゃ~ そういうことで … 」


「 はい。」


「 ありがと~ 」


「 ありがと~? 」


「 …?  えっ! OKではないの? 」


「 ちょくさんの話したことがわかったと言うことで、まだ、先の事でしょ~ 

それよりプロポーズもしてもらってないし …


愛しています。 


とか 男女の関係とまでいかなくても、せめてキスぐらいはねえ~ 」


テレもあったが、少しふざけて言った。



「 ややこしいなあ~ koko は、僕と結婚するの?

しないの~?  僕の事好き? 嫌い?」

 

ちょくさんにしては珍しくいらだちが伝わってきた。


思っていた想定していた流れからそれたのだろう。


いつも冷静沈着なちょくさんにしてがあら声を …



多分、思いつきではなく今日いち日中、少なくとも

落ち着かない日を過ごしたのだろうと思った。



それとは反対に私は自分でも内心驚いている。


ちょくさんには悪いと思うが、まったく動揺しないで、冷静でいる。


結婚は私の中では想定外である。



母達も卒業して、ついこの間まではうるさく言っていたが、

最近は急に静かになって、わたし的には心地よく過ごしている。


私としては、まだ? 30歳まで2年ある。

仕事の方も今日のように不規則だ。

しかし、それなりに生活リズムも整ってきている。



私達を長く見てきた先輩や同級生は二人の関係を

「 信じられない? 」 と よく口にする。


何がどう信じられないと言うのか私にはわからないが

わたし的には自然な過ごし方をしていると思う。


8年目に入ったが、

同じ神戸市内にあるちょくさんの家に訪問した事はない。


私の実家京都の家にもちょくさんを連れて帰ったこともない。


ちょくさんは、私が住むマンションには出入りしている。



あの3人組み。


母 ・ 祖母 ・ 姉 が なんだかんだと言っては 最近はすくなくなったが、

それでも2ヶ月に3度ぐらいは、訪ねてきて日帰りで帰っていく。


訪問者は、

この3人組とちょくさんだけで、泊まっていくのはちょくさんだけだ。


しかし、愛し合う二人が過ごすという流れではなく、

私には兄がいないが、

兄や父が同じ部屋にいるという感じに近いのではと思う。



ちょくさんが訪問しだして5年ぐらいの月日は流れたが、

男女の関係という雰囲気にはならなかった。


運がいいと言うか、母達とちょくさんは出逢うことはなかった。


もし、出逢ったとしても今日のちょくさんがお母さん達に

私を紹介したようにしたと思う。



「 ねえ~ おじたんさんにこれ以上またせたら悪いから、かえろ~ 」



ご機嫌斜めのちょくさんは電話の受話器をとり、



「 すなおです。 話が込み入っているからもう少しかかります。」



そう言って受話器を置いた。



私は 「 ちょくさん怒っているみたい? 」



ちょくさんは、私をにらみつけ 「 はあ~ 」 と 


大きな溜息をつき そのあと吐息をひとつ。



ドスンと大きな身体がひっくりかえり、天井を仰いだ。



私の湯のみのお茶はなくなり、ちょくさんの湯のみを 見ると残っていた。



「 ちょくさん! お茶いただいていい … 」


「 どうぞ~ 」



と、背をむけ海老のようにまるまった。



私は、お茶を飲み干し、電話の受話器をあげ、

電話から聞こえてきた声がおじたんさんである事がわかったので



「 タクシー お願いしていただけますか? 」



そして、私は帰り支度をし部屋をあとにした。



ちょくさんからではなく私からのタクシーの依頼がおかしいと思ったのか

廊下に出ると、おじたんさんが …



「 私だけ先に帰りますので … 」



おじたんさんがおろおろするのはわかったが、私は部屋から離れた。



後から、おじたんさんが早足でついてきた。



タクシーを待っている間、

私とおじたんさんの間に気まずい空気を感じた。



「 ご心配いりませんから。 ただのだだっ子です。」 



と 私が微笑むとおじたんさんは  「 はい。」  と会釈された。



名刺を取り出し、裏に携帯の番号を書き込み、おじたんさんに



「 メールはできますか? 」


「 はい 」


メールアドレスも書き添えおじたんさんに手渡した。



「 koko 様も、お医者様なんですね。」


「 はい。 臨床医ではありませんが …

ちょくさんよろしくお願いいたします。


お部屋でふて寝していますから …

何かありましたらお電話いただけますか? 

時間は気になさらないで結構です。」



koko が  帰ったあと、おじたんは部屋をのぞき、



「 なおぼっちゃま、koko 様お帰りになられました。」



ちょくさんはおじたんさんとお酒を酌み交わしながら

数十分前の出来事のすべてを話したと、あくる日に、

私からおじたんさんに

その後のちょくさんの様子も気なり電話をいれ知った。



ちょくさんにとって、

おじたんさんは特別な人とこの時あらためて感じとった。



親には言えなくてもおじたんさんには …



おじたんさんは

ちょくさんにとってこの世で唯一心を許るせる人だと思った。




数日後、

ちょくさんのお母様達が私の職場である研究室に訪ねてこられた。

 

 







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maako4
は~い。母 華子 ・ 祖母 志乃 さんの二人組。 美女なのかな~ ちょくさんがドンヒョク↑イメージなので多分美女のお二人ということで …^^v 2009/07/23 23:12
redleaf
おぉ~やってきますな 美女二人。 それにしても淡々とした会話だこと・・・好きだなぁこの感じ。 2009/07/23 22:14
 
 

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