【 あらすじ 】
西暦375年。
虎族の末裔(まつえい)である火天(ファチョン)会は、
かつて神の子ファヌンの降り立ったチュシンの地の
神檀樹(シンダンス)の上に
阿弗蘭寺(アブルランサ)という祭壇を立てていた。
王の誕生を告げる チュシンの星 が輝くのを見た
火天会の大長老は、同時に目覚めるとされる青龍、
白虎、玄武、朱雀の四神の神器を捜し出して
天の力を手にいれるべく、
高句麗、百済などの各地へ兵士を送る。
そのころ、高句麗一の貴族ヨン家では現王ソスリムの妹で、
当主ヨン・ガリョの妻の陣痛が始まっていた。
一方、王の弟オジジの別荘では、臨月の女性が部屋を抜け出し、
チュシンの星輝く空の下、人目を避けるように山の中へ …
星が輝きを増すころ、白虎の神器を守る鍛冶(かじ)職人の一家と、
青龍の神器を守るジン城の城主に、火天会の魔の手が迫っていた。
また、火天会に攻め入られたサビ城では、城主の妻が
幼い娘のキハに、生まれたばかりの妹と朱雀の
神器である紅玉を託し、床下に隠れさせた。
10年後、ヤン王となった父オジジの教えを守り、息子のタムドクは
愚鈍で病弱なふりをして目立たぬように過ごしていた。
火天会に育てられたキハは、神殿に神官見習いとして送り込まれる。
【 2話の映像 】