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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9807830/11615475
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続【koko … 白いぺージ】

 
《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ 白いページ 】 は

【 koko の Valentine's Day♪ 】 の 続編です。






No 17 HIT数 7052
日付 2009/11/21 ハンドルネーム maako4
タイトル 17話 《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ … 白いページ … 17話 】
本文








《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ … 白いページ … 17話 】




呼子 が キッチンに入ると 光子 が  湯のみ茶碗にお湯をはっていた。



手をとめ 呼子 を  抱きしめた。



「 すなお に 呼子 を 託したけど、 心配でしんぱいで  

一睡もできまへんでした。


少しおおば~かな?  朝方うとうとしたけど … 」



と、 照れ隠しにおどけて話した。



両肩に手をおき 呼子 の 顔を見ながら、



「 人それぞれ古い記憶は違うやろけど、 私は、 はっきりと 

『 光子 の  妹やで … 』 と言われた3歳の時からず~っ  と

 呼子 の  記憶は鮮明よ。


しっかり、 私の心のアルバムに刻まれているわ。


私だけではあれしません。


おばあ様 も おじい様 も おかあさん も お父様も … 」



光子 は 胸をつまらせながら語り始めた。



「 呼子 …  呼子 の お姉ちゃんやで … 」



また胸に抱きしめた。



しばらく二人して涙していたが、


「 あかんあかん! お茶の用意せんと … 」



早朝、 宅配で京都の実家から届けられた茶菓子を

菓子皿に 光子 が …



久しぶりに 呼子 の 入れたおいしいお茶が飲みたいと

光子 に  言われ 呼子 お茶を …



「 それはそうと、 呼子ちゃん 車酔いというてたけどどうしたん!」



呼子 は、 昨夜 直 とのいとなみは話さなかったが

直 に  光子 が  電話を入れたあたりから、光子 に 一部始終話した。



「 そうかあ~ そうやな~ 呼子 ちゃん 。 そうしなさい。

それがいいわ~ そうしなさい!」



と、 光子 が 自分に言い聞かせるかのように 

同じ言葉を繰り返しながら言った。



「 やっとわかりました。 すなお の  あのへんな行動。


早くみんなに宣言したかったんやね。


なあ~ 呼子 。 もう、 お仕事ええのと違う。


この際、 もうやめなさい。


そして、 すなお  と  一緒に今までの時間を取り戻しなさい。


アメリカか~ いいな~ 私たちも御一行様で行こうかな~ 」



二人は顔を見合わせほほ笑んだ。



二階から足音が聞こえ、 光子 が …



「 あかん あかん! すなお が  降りてきた! 」



そう言って二人は用意されたお茶とお茶菓子をお盆に載せ

廊下に出ると、 直 が ブラックスーツではなく、 

濃紺のよく見ると、  織りが縦じまにおりこまれたスーツに

ノーネクタイで 淡いグレーのシャツに着替え階段を降りてきた。



「 うわ~ 惚れぼれします。 ええ男はんやな~

こんなにいい男はん。 ひとりで日本へ帰った来るなんて、

あちらのお国の女性はどうしてはったんやろね。


そやけどよかったわ。


心配をしてたんどすえ~ あんたが、 所帯持っていて

おつれ連れて帰って気はったらなんてね。


英語の苦手な私が、  英語でご挨拶をなんてね~  


あんたは、誰にもなんにも連絡してこないから … 」



光子 の  少しうしろから 直  と 呼子 に

光子 が  時々振り返りながら話し続けた。



客間では、 華子  と  直穂子  が  祭壇の前にすわって話していた。



「 おそおしたな~ 」



直穂子 が そう言いながら、 華子  と  席を移動した。



「 久しぶりに  呼子 ちゃんが入れたお茶どすえ~

なんでやろな~ 同じお茶っぱでいれるのに昔から

どこかがちょっとちがうのよね~


すなお は  しあわせものです。


こんなお茶が毎日飲めるのどすえ~ 」



直 は  不思議そうに 光子 の 顔を見た。



華子 と 直穂子 も 顔を見合わせ、 3人の顔を …



ひとときいれ、 光子 が …



「 さあ~ 

そしたらお急ぎの方もおられますので、お仕事しましょか?」



と、 言いかけると 直  が  その前にと語りだした。



朝の車中で話した内容を話した。



話し終わり、 少し沈黙が続いたが、



「 ということで、 しゃっしゃと、(はやく) しましょかあ~」



光子 が  仕切りだした。



「 すなお 。 祭壇の横のお盆こっちへ … 」



と、 座敷テーブルの上を示した。



「 それにしてもすごおすな~ さすが園田のパパさん! 」



大きな3つのお盆に山積みの香典を座敷テーブルの上に置かれた。



そして、 光子 が 箱を並べた。



「 これだけは、 私たちにはできまへん。


華子ママ。 ゆっくりでいいから … 


ああ~ 急ぐ方がおられますなあ~


ちょこっと急いでもらいましょか?


この箱に、 

お仕事関係の方とそうでない方をまず分けてもらえますか。


そのあと、 もう少し細かく少し小さな箱の方に分けてね。


これが結構大変なんどすえ~


そのあと、 袋を開けてこちらのお帳面に書き込んでいくんです。


お名前。 住所。 


それから覚え書きを書き込んでおく方が便利です。


そうそう、 金額もね。


それは、 手分けして … 



お昼から、 葬儀屋さんも来られます。


その時は、 直 同席するのどすえ~ 



それから、 今日のお昼と夕食は筒井さんがご用意してくださるそうや。


お言葉にあまえさせていただきました。


それから、 こんなお話は初七日がすんでからどすけど

すなお は、 初七日が済んだらすぐにあちらに帰るというてやさかい、

そやけど、 よけては通れまへんし、これがまた大変で … 


園田のパパさんの遺産相続どすけど … 」



そこまで言いかけたが 母、 直穂子  が


「 光子 。 なんにも今でなくても … 」


「 何言うてますのん。 

思いつくことは次々しておかないと、いろいろ次々あるんです。


すなお も  アメリカに帰って、 私も来れるときはできるだけ

来るようにしますけど、 お店のお仕事もあります。


ず~っと、 ご一緒というわけにはいきません。


で … 遺産相続の件ですけどこれは、おばあ様やおじい様の時と

同じように、 加賀美のお店で顧問をしていただいている

弁護士さんにお願いしたらどうどすかあ~


すなお と 華子ママ  が  相続ということになると思いますけど … 」



華子が …



「 光子 ちゃん  も  相続者です。

すなお 。 そちらの手続きは、 光子 ちゃんにおまかせしては … 」



「 お願いいたします。 」


と、 直 が  光子 に  頭をさげた。


「 私どすか~ 私への相続は よろしい 。 」



光子  の  戸籍はそのままにされていた。



「 そしたら弁護士さんにお話ししておきます。



具体的なお話は、49日が終わってからになるでしょうが

こちらの方はこれで、 済みということで … 」



こんな感じで、 光子 が 思いつくままにメモを取りながら、

てきぱきとすすめられた。



光子 の 指示のもと、 打ち合わせをする 直 と 呼子 の 横で、

華子 と 直穂子 が  振分け作業を始めだした。



インターホンがなった。



光子 が 置時計に目をやった。



「 いや~ もうこんな時間 。  きっと、 筒井さんよ。」



光子 が 席を立つた。









 


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