ブロコリ サイトマップ | ご利用ガイド | 会員登録 | メルマガ登録 | 有料会員のご案内 | ログイン
トップ ニュース コンテンツ ショッピング サークル ブログ マイページ
YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9821074/11628719
開設サークル数: 1238
[お知らせ] 更新のお知らせ
容量 : 211M/300M
メンバー Total :30
Today : 0
書き込み Total : 5205
Today : 9
続【koko … 白いぺージ】

 
《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ 白いページ 】 は

【 koko の Valentine's Day♪ 】 の 続編です。






No 21 HIT数 6896
日付 2009/12/01 ハンドルネーム maako4
タイトル 21話 《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ … 白いページ … 】
本文








《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ … 白いページ … 21話 】




園田家では、 直 が リビングで新聞を読みながら

自分で入れたコーヒーを口に運んでいた。



華子 と 客間に布団を並べ床に入る 直 は 

この数日の疲れですぐに深い眠りについた。



華子は、 なかなか寝付かれず何度も寝がいりを 繰り返した。



うっすら夜が明けかけた時、 直 はのどの渇きで目がさめ

キッチンでのどを潤し床へはいろうとした頃に華子は、 

やっと、 うとうとしかけた。



7時過ぎに 直 が 目がさめ、 そ~っと床を離れ懐かしい

自分の部屋で少し過ごし 濃紺のパンツに 

薄いベージュにブルー系の濃淡の 縞模様のシャツを …



そして、 新聞を入れリビングで読んでいたが、 

華子が起きてくる気配がないので、 コーヒー豆をひいた。



多分この役目は父がと思いを馳せながら手を動かした。



外で、 車の止まる音が聞こえた。



今度こそはと玄関へ急いで …



何度か車の音で玄関へ行き、 玄関横の窓から少し先の

門扉を眺め、 呼子 達ではないと肩を落としリビングへ …



車の止まる音がした。



ドアのしまる音がきこへ 耳慣れた女性の声が聞こえた。



この声は、 光子 だと思い玄関をあけ、

門から入ってくる 光子たち を 出迎えた。



新聞を取りに行った時に門扉のカギを開けておいた。



玄関にたった 直 を見た 光子 が いたずらぽく口元に笑みを浮かべ


「 そんなに待ち遠しかったの。 私達… 」



直 に そう話しかけたが、 直 は 上の空で、

目線は門扉のあたりにいっていた。



「 も~ すなお! 呼子 どすか?  呼子 は 一緒やおへん。」



直 は  ” えっ!”  という表情を隠しきれなかった。



「 さあさあ~ 入らしていただきますよ。」



と、 直 の 背中を軽くたたき 直穂子と玄関に入った。



玄関に入り雰囲気の違いを感じた 光子 が、


「 華子ママさんは? 」


そう言いながらリビングにはいって行った。



コーヒーの香り … 

飲みかけのコーヒーと新聞に目をやり その後、 キッチンへ …



直 が コーヒーカップにコーヒーを注ぎお盆にのせた。



その様子を見ながら 光子 が …



「 すなお 。  朝ご飯食べてないの~  華子ママは~? 」



再度、 直 に 聞く。



直 は、 昨夜 光子達が帰ったあと、 数時間話しこみ、

その後、 客間で 直 と 華子が、 床をならべて休んだ。



華子は寝つきが悪く 朝方やっと寝付いたようなので

そのまま寝かせていると 光子 に 説明をした。



「 そうどすかあ~  」



光子 が 掛け時計に目をやり、 少し考え込んで、


「 そやけどいつまでもそのままでは …

昨日よりはお越しになる方は少なおすやろけど、

お部屋はそろそろ整えとかないとね~


9時まで待ちましょか。 


9時になっても起きてきはらへんようでしたらお声かけましょ~


少しバタバタすることになりますけどしかたおへんな~


お部屋を整えるまでにお人が来られたら

洋間の応接室にご案内しましょか?


おおきに … あんた朝ご飯まだやったらおなかすいたでしょ~ 」



お盆に載せられた 直が入れたコーヒーをひとくち口をつけ

光子 は 着物の裾を帯にはさみ台所に立った。



「 コーヒーよばれます。 

おかあはんに声かけてきてくれますかあ~ 」



直 は 直穂子を呼びに行った。



直 は 光子 の ように実の母の 直穂子を  ” 母 ” と 


呼ぶことができず、



「 あの~ キッチンにコーヒーが入っています。」



と、 声をかけるのが精一杯だった。



キッチンに入るとおみそ汁と焼き魚の匂いが漂っていた。



まな板の上では、 光子 が 糠づけの白菜やニンジン 

大根等を切りそろえていた。



手早く用意され



「 さあ~ どうぞ … 」



直 を 前に 光子 と 直穂子が少しさめたコーヒーを口に運んだ。



直が箸をつけないで何か言いたげな様子を光子は気がついた。



「 そうそう。  ちょく ごめんごめん。 朝食どころではないねえ~


呼子ちゃんの事が気になって …  心配いりまへん。


そやけど、 すなお そんなに心配する 呼子のこと 

10年もほっときはったな~


呼子ちゃん お休み今日まででしかとってきてないとかで、

手続きにしてくるというてました。 」



直 は 安堵したのか、 心持、 顔が晴れやかにかんじた。


「 も~  かなんな~ まあまあ~  おそばせながら

そんなに思うてもろて 呼子ちゃんも幸せですやろ~ 


少しはやおすけど そろそろ 華子ママおこしてきますわ~ 」



菜穂子も席を立ちかけると


「 お母はんは、すなおのお食事のお世話お願します。」



直 は  箸が止まった。



光子 が キッチンを出かけると


「 おはようございます。 寝過してしまいました。


もうこんな時間に … 」


「 華子ママ。 丁度よかったです。 今、 朝ご飯用意します。 」



直 の 席の横に朝食を用意された。 



光子が客間を整え それぞれが昨日の作業を続けた。



そうこうしていると、 もういいと言っていたのに

12時前に筒井の料亭から昼食が届けられた。



4人は昼食をありがたくいただきながら、 

直 の 目線は  呼子 の 食事に …



そんな 直 の 様子を 光子 が 見逃すわけがない。



「 も~ あんたは 呼子 の ことしか頭にないのどすかあ~


そうやね。 それにしてもちょっと遅いかな~

連絡ぐらいしてきてもいいのにねえ~ 


あんた。 食事済んだら、 電話してみなさい。


呼子 の ことやから、 言いそびれて仕事しているのかなあ~ 」




直 は 食事の途中だったが席を立った。















 


前の書き込み 22話 《 続 》 【 kok...
次の書き込み 20話 《 続 》 【 kok...
 
 
 

IMX