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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9767391/11575036
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続【koko … 白いぺージ】

 
《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ 白いページ 】 は

【 koko の Valentine's Day♪ 】 の 続編です。






No 26 HIT数 5765
日付 2009/12/10 ハンドルネーム maako4
タイトル 26話 《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ … 白いページ … 】
本文







《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ … 白いページ … 26話 】




少し沈黙が続いた。



「 呼子 49日で帰ったら DNA 親子鑑定をしよう。

サンプルは問題なく用意できるだろう。 

ジーントラック DNA 鑑定だったら解析も、 数日で … 」




呼子 は 反応なく、 しばらく時間 ( とき ) が 流れた。



呼子 が 急に立ちあがり …



「 私。 今から日本に帰るわ。」



冷静さを失っている 呼子 を 抱きしめ …



「 呼子 落ち着けといっても無理だろうけど、 この時間では …

こうして、 ワインも飲んでしまっているし、 

シャワーしてアルコールが抜けたら、 マンションにすぐに帰ろ~

そして、 チケットの手配を … 」



呼子 の 肩が揺れ、 直 の 胸でしばらく泣きじゃくった。



その後、 寝室に連れて行き 直は 呼子 に

少し横になるようにと、ベットに休ませた。



直 は、 シャワールームに …



シャワー室からバスロープ姿で出てきた 直 は 寝室へ …



ベットに横になっている 呼子 を 覗きこむと涙で濡れた顔で眠っていた。



応接室というかリビング? の 電話の受話器をとり、

時計に目をやると夜中の2時を少し回っていた。



フロントにつながり急用ができたから、しばらくしたら帰ることをつげた。



受話器を戻しながら 直 は ため息を …



添えつけの冷蔵庫からミネラルウォーターをグラスに注ぎ

寝室に入り、 呼子 に 声をかけた。



「 ああ~ ちょくさん … 」


直 は  グラスを差し出し


「 大丈夫? シャワー使う。」


「 いいわ。 帰ってからにする。」


「 そう~ フロントには連絡を入れた。 じゃ。 着替えてくるよ。」



呼子 は 直 の 後ろ姿を見送りながらリビングに行き、

バッグのなかからコンパクトを出し、 小さな鏡を覗きこんだ。



大きなため息をひとつつき、 ” はあ~ ひどい顔  ”

パフを顔にはたいた。 



そして、 口紅をひいた。



そうこうしていると 直 が 現れ部屋をあとにした。



フロントにつくと、 正面玄関の前に車が用意されていた。



オーナーには、 後日連絡を入れるとだけ伝言しホテルを発った。 



真夜中の走行ですれ違う車もほとんどなく、

1時間もかからないでマンションについた。



車中では 呼子 は 眠っていた。


いや? 眠っていないかも …?



直 は、初七日。 加賀美のお父様との会話を話さなければと

思いながら、切りだす機会を失いながら、今日に至ったのだが

涙の跡をうっすら残し眠っている 呼子 の 寝顔をを見ながら

これでよかったかと心中定かではなかった。



呼子 の 肩を抱き部屋に入り、 リビングのソファーに腰をおろし

髪をなでながら、 「 少し、 やすもうか? 」



呼子 は、 直 の 肩に頭をあずけた。



「 ちょくさん … 」


「 うん … 」


「 やっぱり、 予定とおり来週49日法要の1日前にしようかな~ 」



しばらく沈黙が続いたが、



「 急だから僕の方は、 今日、 明日は

休みが取れないかもしれないなあ~


49日に帰ることは言ってある。 2-3日前ぐらいに休みを

とる方向で仕事調整して進めているからなあ~

49日の法要が終わり 2-3日 滞在して、 すぐに帰るつもりだ。


帰ってきたら、 引き続きこちらを引き上げる準備を

進めようと思っている。


大体の予定は、 年内か遅くても 

3月中には引きあげることになるだろう。


どこかの大学に勤務することになるだろうから、」


「 …… 」


「 …… 」


「 呼子 ごめん。 すぐに話すべきだったかな~ 」


「 …… 」


「 … ごめん … 」


「 …… これでよかったのよ。 時間が必要だったわ。

加賀美の母から聞かされ、 あの話は話として …


今までともにしてきた家族は、 私にとって大切なかけがえのない家族は、

ちょくさん や 光子ちゃん の お陰で今までと変わりないのだと

受け止めようとしている自分にも、やっと出会えたところだったから … 」


「 …… 加賀美のおとう様からお話聞きながら少し安堵したんだ。 


うれしかった? という表現もおかしいけれど

どういうのかな~ 複雑な心境は心境だったけれど、

す~っと 隙間から光が …


まったくよその子ではなくまぎれもなく加賀美の 呼子 だ!


なんておもったんだ。 


しかし、 呼子 には また厳し試練が …


でもさあ~ 医学に携って僕たち。


お父様も、 もしやとお話しされた状況だし、

冷静にあやふやにしておかないで、  明らかにしよう。


違うかもしれなし、 そうかもしれないし … 


このことは、 分かってくれるね。」


「 …… 直さん。 お願があるの。

検査はするわ。 しておかないと後悔すると思うから …


それでね。 二人揃ってというのではなく、

私の血液は職場でとってもらうわ。


加賀美の父の血液 京都のどこかの病院で

採血してもらえるように手配してくれる。 

二重手間になるけれどお願いできるかな~


その血液を私の職場に届けてもらえるようにお願いできる。」


「 わかった。 呼子 が 採決す日が決まったら、 それに合わせて

お父様の血液を採取してもらえるように手配するよ。

あちらでは、 どうなのかな~? 」


「 どうって …? 」


「 いや~ 加賀美のお父様。 あの事。 胸の内に秘められているのかな~


それとも、 お母様や、 光子さんに話されたのかな~ と思って …


僕的には、 こんな時 光子さんのあの細やかな思いやりが

ありがたいかな~ と 思うんだ。」



呼子 は 少し驚いた。



数回の出会いで 光子 の  性格を見抜いた 直 に …



光子 は さぱさぱと大雑把だと誤解されやすいが、

自分を殺してでも周りの者への思いやりは人一倍強い。



特に、 家族のことになると …

また、 頭の回転が良く適切な判断を …



「 どうしたの? 」


「 …… 光子ちゃんのこと … 」


「 何があ~ 」


「 光子ちゃんってよく誤解されるのよね。」


「 誤解って?」


「 あんな感じだから、 派手好きで、大雑把で、自分勝手で、

人のことなど何にも感じてなくて … 


それから… とにかく全く違うの。 


直さんは、 園田のおじさまの葬儀の後、

光子ちゃん と 数日しか接触していないのに … 


光子ちゃんのこと分かってくれてうれしいわ。


やっぱり双子だからかな~ 」


「 呼子。  僕はどれだけの人と接触してきたと思っているの。

あんないい方いらっしゃらないよね。」



呼子 は 噴き出した。



直は  呼子 を 少し睨みつけたように感じた。



「 だって! 気が付いていた~ 直さん。

あの人とと最初言っていたのがいつごろかからか 光子さんに

呼び方かわったし、 そうかと思うと今のように敬語で、

あんないい方いらっしゃらないなんて!」



そう言ってまた 呼子 は 笑った。



「 なあ~ 光子さんの話題だけでこうして人を

和ませるなんてすごいよなあ~


知らない間にパワーもらっていて、 あの元気印はどこから、

誰の遺伝子かな~ 特別変異か?


神様が与えてくれたのかな~  そうだよ。 きっと …


加賀美家にしても園田家にしてもテレビドラマ以上に

ドラマの世界を神様は知っておられて、 

光子さんに皆を助けるように力を与えられたのだよ。 きっと … 」



直 は  自分が話したことに、  納得し、

呼子 も 変に納得し二人は顔を見合わせうなずいた。



その行動がおかしくて二人はまた噴き出した。







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