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続【koko … 白いぺージ】 |
《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ 白いページ 】 は
【 koko の Valentine's Day♪ 】 の 続編です。
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No |
28 |
HIT数 |
4818 |
日付 |
2009/12/14 |
ハンドルネーム |
maako4 |
タイトル |
28話 《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ … 白いページ … 】 |
本文 |
《 続 》 【 koko の
Valentine's Day♪ … 白いページ … 28話 】
直
は、 書斎に行きスケジュール帳を眺めていた。
今日は、
幸い
時差出勤も可能なので、午後から出勤することにした。
その日の仕事の内容にもよるが、
時差した分だけ帰りは遅くなるが
連絡を入れておけばその辺りは足並みをそろえなくても
自由出勤が可能でる。
このあたりは、合理的である。
心臓外科チームのスケジュール管理部のページに
連絡を入れ、 寝室に戻り目覚ましを時計をセットした。
呼子
の 規則正しい寝息を聞きながら、
さほど時間もかからないで睡魔と手を結び眠りの園へ
…
遠くで何やら賑やかな声がする。
声が徐々に大きくなり、 無理やり意思に反し覚醒へ
…
瞳を閉じた瞼を開けるにはあまりにも仲良く、
上瞼と下まぶたが離れてくれない。
やっと、 片目で大きな声で叫んでいる犯人の顔が
僕の顔の真上に
…
「 ちょくさん。 大変よ。 はやくぅ~
もうこんな時間よ。」
と、 目ざまし時計に目をやると、 3時間ぐらいは熟睡していたことになる。
針は9時前をさしていた。
まだ、 片方の瞼は瞳をとじたままだった。
呼子
は、 ますますトーンをあげ、 直の身体をゆすり
「 早く目を覚まして、 私はシャワー してくるから
… 」
やっと開眼し、 ベットから離れようとした 呼子 の 腕を …
腕の中に 呼子
をおさめ、姿勢を変え、
呼子 の 柔らかい唇に唇を重ねた。
驚いたのか 呼子
は 言葉にならない短い言葉で
抗議したようにも思えたが、 腕の力を少し強く 呼子 を
包み込み、 呼子 の 唇の隙間に 僕の
…
呼子 も 直 の 行為に身を任せ、 お互いを求めた。
直
が セットした目覚まし時計が時を告げるまで、
ベットの中で余韻に酔いしてれいた。
直
が 腕を伸ばしオフボタンをおし、
時差出勤の連絡を入れたということを 話した。
それにしても、そろそろ、心地よいお互いのぬくもりの巣から、
離れなくては
今日の時差出勤が始末書つきで休暇届けが必要となる。
「
呼子 先にシャワーしてきたら … 僕は、すぐ終わるから … 」
「 じゃ~ お先に … 」
呼子
が シャワールームに行く後姿を見送り、
「 直さん! お先 … 」
と、 声をかけられるまで 直
は 熟睡していた。
二度寝の心地よさに酔いしれながら
しばらくそのまま寝たふりをした。
「
も~ また眠って … 」
ベットの端に腰をかけ 直 の 頬に手をふれ、
「
ご免ね。 こんなにつかれさせて … 」
直 は、もう限界かな~ と思い目を開けかけようと …
すると、 呼子
の 柔らかい唇が 直 の 唇に重ねられた。
直 は、
唇を重ねられたという驚きより、呼子
の このような行動に驚いた。
はじめての事だった。
「
も~ お目覚めのご褒美あげたのにまだ起きないなんて …
直
さん! 」
そう言って、 身体をゆすり始め、 掛け布団に手がかかった。
それは、 少し問題があるので慌てて、 目を開けた。
いとなみのあと睡魔に襲われそのままの姿で
思いがけない
呼子 の 素敵なプレゼントで
身体の方も元気に反応していた …
「
もう少し優しく起こしてくれないかな~ 」
” えっ! ” と、 呼子 の 小さな声を耳にした。
「
さあ~ シャワーしてこようかな~ 」
直 は よそよそしく言ったものの早くその場から
呼子
が 離れてくれることを願った。
「 直 さん。 食事どうする。 」
「
ミルクたっぷりのコーヒーでいいよ。
食事は、 職場について院内のレストランで食べよう。」
「
そうね。 昨日というか今朝? お茶づけ食べすぎたしね。
1日 何も食べなくてもいい感じよ。
じゃ~ コーヒーたてておくわね。」
そう言って寝室を出て行った。
直
は、 大きくため息をつき浴室に移動した。
ミルクたっぷりのコーヒーを飲み、
午後の仕事開始時間には少し早かったが、
身支度をして、 職場に向かった。
院内レストランの席についたものの、
二人は顔を見合わせなかなか決めることができなかった。
というよりも、 身体が要求していないということに気がつき
フレッシュジュースを頼んだ。
呼子
が 眠っている間に 光子に電話をし
話した内容の報告を兼ね、 少し話しこんだ。
職場に戻り、 呼子
は 明後日に帰国することを報告した。
呼子 の 場合は、 直
の 計らいもあり単に便乗して
お客様状態で仕事をしている状況なので、
日本に帰るからと言っても支障はない。
直
の 方は、 急にというわけにはいかなかった。
共に帰ることができず少し心配はあるものの、
今の 呼子
なら大丈夫 と、 自分に言い聞かせ、
週が明け49日の法要の前日に着く予定を立てた。
呼子
は、 関西空港につきそのまま大学の付属病院へ
…
教授には、 アメリカから連絡を入れておいた。
急な申し入れのも関わらず、 十分な時間をあけておいてくれた。
あとからわかったが、
直 が 前もって
電話で大まかな流れをつけ加えお願いを …
呼子
は、 教授にお願い事があるというだけの電話を入れたと
報告を聞いた 直 は、 内容が内容だけに、 話すことが苦手で
その上 呼子
が 感極まり、 十分な事情の
説明ができないかもしれないと判断したからだった。
決して、 直
も 話上手とおいうわけでもない。
教授は
協力は惜しまないと快く引き受けてくれ、
アメリカからでは大変だろうということで、
加賀美の父の方の手配もしてくれた。
鑑定は教授の手で行われた。
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