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番外編【koko… 直呼(tyoko)】 |
番外編 【 koko の Valentine's Day♪ 直呼(tyoko) 】 は
【 koko の Valentine's Day♪】
《続 》【 koko の Valentine's Day♪ 白いページ 】 の 続編です。
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No |
1 |
HIT数 |
4102 |
日付 |
2009/12/22 |
ハンドルネーム |
maako4 |
タイトル |
1話 番外編【 koko の Valentine's Day♪ 直呼 (tyoko) 】 |
本文 |
番外編 【 koko の Valentine's Day♪ 直呼
(tyoko) 1話 】
光太郎
の49日法要を済ませ予定通り日本をたち
アメリカでの生活も帰国前のリズムが崩れることなく続けられ、
直
の仕事も本格的に帰国に向け進められてた。
結局、年内には見通しがつかず、
年が明け3月いっぱいまでということに決まった。
その頃から、
呼子の様子が少し違った。
最初は、 直 も 父光太郎 の葬儀からの一連の出来事で
予期せぬ方向に進展したものの 呼子
もそれなりに
受け止め日々を過ごした。
しかし、 やはり 短期間での出来事で
一歩引いたというか、逃げ出すためのアメリカでの
生活の疲れが出始め
呼子 の様子がと、 呼子本人も直も思っていた。
ある日、 直の携帯に
呼子
が所属する職場の責任者であるドクターから、
呼子 の事で話があるから時間をつくってほしいと連絡が
入った。
すぐに時間が取れなかったのでいったん切り
かけなおすと言ったものの気になり場所を移動し かけなおした。
ふたりとも昼食がまだだったので院内の食堂で会うことになった。
席に着きすぐに呼子の話が話された。
最近
職場での 呼子
の 様子がおかしい。
少し休ませた方がという申し入れだった。
それとともに一度健康診断をした方がいいのではと忠告があった。
少し頑張り過ぎて疲れが出ているのではという言葉が
付け加えられたが、 顔色がすぐれないようだし、
時々軽いめまいを起こして休憩を取りながら
仕事をしていることなどを聞かされた。
直
も気にはなっていたので今日は仕事を早く切り上げ
一緒に帰宅しょうと携帯からではなく、
直接 呼子に告げようと
職場に足を運んだ。
職場には、 呼子 の姿がなかった。
直 を見つけた同僚が、
気分が悪いと先ほどから隣の部屋のソファーで
横になっていると聞かされ あわてて 呼子
のそばに駆け付けた。
顔面蒼白で呼子がソファーに横になっていた。
「 呼子
… 」
「 直 さん … 」
「 大丈夫? 」
「
うん。 少し休んでいたら大丈夫。」
ノックのあと、 ドアが開いた。
昼間、 昼食を共にした上司だった。
「
いつもと様子が違うので 今、 診療部門に連絡をいれた。
ストレッチャー を今取りに行っているから … 」
「
ありがとうございます。」
こんな 呼子 の姿は初めてで冷静沈着な直は少しうろたえていた。
「
大丈夫です … 」
そう言いながら、 呼子は起き上がろうとした。
直 が起き上がろうとする 呼子
をあわてて停止させ、
「 呼子。 無理しないで
… 」
そこまで言いかけたがそのあとは声にならなかった。
ドアの外がにぎやかになりストレッチャーが運び込まれた。
直
の手でソファーの 呼子 を ストレッチャー に移した。
同じ敷地内にある診療部門へと
…
診察を終え、
数分前とは違った 直 と 呼子
が 廊下のソファーにいた。
なんと! 呼子の胎内に新しい生命が …
呼子
は気にはなっていたが、 もともと月のものも不順で
環境の変化やありすぎた出来事で心身からと …
まさかこのような感激
・ 感動 が訪れることなど
予期しなかっただけに 二人は戸惑いながら涙が止まらなかった。
心配していた職場の同僚にはすでにこのことは告げられていた。
同僚からの祝福を受け、 今や臨時研究員という立場を
超えた
呼子 の 皆からの信頼と仕事への影響は大きいとはいえ、
呼子 の身体に合わせて自由選択という配慮がされた。
直
としては、 自宅でと願ったが、
呼子 の強い希望で言いだすとあとに引かない呼子の性格は
直 が
一番知っており、 安定期に入れば、
なんら問題がないということで
賛同したものの、 これからの日々心中は定かではない。
自宅に帰った二人は、
特に直は所狭しとばかりに部屋中をうろうろしていた。
落ちつかない。
その後も直は立ったり座ったり、
ため息をついたり、
ニタニタ笑ったりで不審な行動が続いた。
やはり顔色の優れない 呼子
はなんとなく身体がだるく、
時折、
嘔気があるものの一般的な軽度のつわりと判断した。
その辺りは、
職業柄冷静に判断を下した。
早めの帰宅にもかかわらず気がつけば日が変わろうとしていた。
ず~っと
あれやこれやと話し込んでいた。
その間、 食事をとることも忘れるぐらいに …
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