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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9621439/11429084
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番外編【koko… 直呼(tyoko)】



 
番外編 【 koko の Valentine's Day♪  直呼(tyoko) 】 は

【 koko の Valentine's Day♪】

  《続 》【 koko の Valentine's Day♪  白いページ 】 の 続編です。




No 10 HIT数 3292
日付 2010/01/03 ハンドルネーム maako4
タイトル 9話 番外編【 koko の Valentine's Day♪ 直呼 (tyoko) 】
本文







番外編 【 koko の Valentine's Day♪ 直呼 (tyoko)  9話 】




最後の最後まで仕事のやりくりで、 何度もチケットのキャンセルを

繰り返し結局関西空港での到着ではなく、 成田になった。



しかし流れとしてはその方がよかったかもしれない。



近辺のホテルで1泊。 



時差の調整をすることにした。



ちょこの出現で大荒れに荒れる予測がついたからである。



園田家には、 

午後3時前後の到着ぐらいがベストであると判断した。



ホテルについてからメールでそのことのみを連絡した。 



勿論その後 数回電話が入ったが留守番電話対応にしておいた。



光子から、 何度もメッセージが録音されていた。



「 今どこなの?  近じかだとは思っていたが … 

なによ~ 明日の3時に …

とにかく声聞かせてね。」



等々が …



呼子は再生しながら、 苦笑し日本へ帰ってきたと実感した。



メールですべては、 帰ってからという連絡を1度入れた。



二人は帰国1日目 ホテルにて長く感じた夜を過ごした。



ちょこのお付き合いで二人は交互に夜を過ごした。



機内ではよく眠り 目を覚ましている時もご機嫌で助かったが、 

時差のせいだけではなく、 

環境の変化で夜明け前にやっと寝付いた。



ホテルのチエックアウトが12時なので 2-3時間 

いやもう少しは睡眠がとれる。 



そのあたりはちょこにかかっているが、 とにかく休むことにした。



二人はベットに入ったが、 同時に起き上がり携帯の電源を切った。



顔を見合わせ、 

二人の思いが同じ事を再認識するかのように微笑んだ。



きっと光子から電話が入るはずだと予感したのだ。



二人は、一歩 一歩 帰国した実感を味わいながら

とにかく ちょこにしても数時間後に起きる出来事に

耐えるだけの睡眠を与えたかった。



携帯の呼び出し音で目を覚まさせることがないようにと …



事無く、 大阪空港に到着した。



高速道路の停滞がなければ予定通りに園田家に

午後3時前後にはつくことができるだろう。



角を曲がると園田家の前に人影を確認した。



多分玄関を幾度か出たり入ったりしていただろう。



タクシーが園田家の前にとまると、

光子 直穂子 華子が駆け寄ってきた。



タクシーから呼子がおり、 3人が駆け寄り

光子が呼子に駆け寄り抱きつこうとしたが、 

呼子がおりたったドアに少しかがみ両手を差し出している。



直から手わされた2ヶ月半ばのちょこを抱き

3人を前にして微笑み 「 ただいま … 」 と …



直は 自分のショルダーバッグを肩からかけ、

トランクから出されたスーツケースと 呼子 の バッグを

手にさげそんな様子を見ながら園田家の門をくぐった。



3人は、 予測もしないこの光景に声も出ず

ちょこと呼子の顔を 交互に …



その場に 直  が  戻ってきた。



声も出ないほどの驚きで固まっている3人にむかい



「 ああ~ ちょこちゃん! 」



3人は我れに返り一斉に  「「「 ちょこちゃん?」」」



と、 状況がのめないまま一言 …



「「「 かわいい~ 」」」



そう言いながら、 光子が 呼子 から眠っている

ちょこを奪い取るかのように抱いた。



「 あの日の 『 あんたの妹やで … 』 とはじめて会った時の

呼子やわ~ ごめんごめん。 あんたは ちょこちゃんやったね。」



直穂子がうなずきながら涙をぬぐった。



「 はいはい … とにかく中に … 」 小さな声で光子が …

両脇には、 直穂子 と 華子が ぴったり寄り添い

光子の腕の中で眠るちょこを覗きこみ園田家の玄関へ進んだ。 



呼子 と 直の存在など無視という状況の中、

呼子は、 自分のカバンを直から受け取り 

後ろからついてくる3人を時々振り返り、 お互いに微笑んだ。



とにかくリビングに集合。



「 よう寝て … そう … あんた ちょこちゃんっていうの~

そやけど 変なお名前やね~ 」



小さな声で光子が話しかけ



「 はい。 華子ママ 初孫やね。 おめでとう~ 」



そう言ってちょこを華子に …



華子は、 手を出しだしかけたが



「 直穂子さんから … 」


「 何こんな時に … 抱きたいことおへんの~

華子ママのあとでおかあはんが抱かしてもらったらよろしい~


はよ~ はよ~ ふわふわで、 あったかくて … 

赤ちゃんのいいにおいがします。 」



華子が抱き、 直穂子が抱き、 一通りのセレモニーが終わる頃に、

ちょこが目を覚ましぐずり始めた。



「 そろそろ授乳時間やわ。」



そう言いながら 呼子 が 洗面所へ …



今、 席をたった呼子に光子が大きな声で、 



「 呼子! 何しているの早く … 」



ちょこが大きな声で泣きはじめた。



「 も~ あんたはんが大きな声を出すから … 

かわいそうにびっくりしたんやね。」



そう言いながら直穂子が光子からちょこを受け取ろうとした時、



直が 「 先におしめをかえておこ~かな~ 」



と、 ちょこを受取り片手で呼子のバッグから紙おしめと

ウェットティシュを取り出した。



「 いやいやいやいや~~~ 直 があ~ 直さんがねえ~ 」



と、 光子が変な言葉の言い回しで



「 かしなさい。 私がかえます。

なんかへんやわ~ 呼子のおしめを 直 が変えるようで … 」


「 そんなににていますか? 」


「 そんなになんてもんやおへん。 

うりふたつですわ~  なあ~ おかあはん。」



直穂子は感無量でなんどもうなずいた。



「 なおにもそっくりです。 

なおの赤ちゃんの時とそっくりです。」



と、 華子がむきになりうったえた。



「 いややわ~ 華子ママ そんなむきになって…

そらそうや~ おふたりさんのおこやもん。」



華子は口元に手をやり自分でも驚きながら



「 いややわ~ …… すいません。 」



呼子が入ってきた。



「 おそおしたな~ おしめもきれなってお待ちどすえ~ 」



ぐずっていた ちょこ も呼子の手に渡るとおとなしくなり

呼子はきょろきょろしながら授乳場所を …

その様子を感じ取った 光子 が 



「 ええやないの~ ここで… どこへ移動しても

みんなぞろぞろついていくとおもうよ。 母乳なんやね。 


さあさあ~ はよ~ おなかすかして … かわいそうに … 」



そう言いながら長椅子の中央に背もたれのクッションを置き

呼子を座らせ、 呼子が 戸惑いを隠せない 直 をを見上げ、

直 は、 両手をひろげ 両肩をあげ 

一番遠い位置のソファーに腰をおろした。



「 いややわ~ 直 ったら 外人みたいなかっこして … 」



この軍団達の気性はどうしようもないことは

呼子が一番理解しているだけに、 諦めその場で授乳を …



「 ほらほら… 見てみて … 華子ママ おかあはん お口 …

かわいいねえ~ 呼子 おっぱいようでるの?」


「 そうそ~ おもち用意しておかないとね。 

乳もみさんてまだいてはりますねんやろかあ~ 

あれっていたいのよねえ~ 」



などと、 直穂子が興奮気味に話しだした。



「 いややわ~ おかあはん。 そんな時期もうおわってますやろ~

なあ~ 呼子ちゃん。 」



そうこうしている間に 反対側のお乳の授乳に …



「 そやけど、 ちょこちゃんは 大物やね~ こんなに注目の中

平気でいっぱいお乳のんで~ えらいえらい … 

あんたのおかあはんもそうどした。 


おかあはん? ああ~ややこしな~


ちょこちゃんにしたらおばあちゃんやね。 


おばあちゃんがあんたはんのお母さんにお乳飲ませる時も 

私でしょ~ それから 加賀美の お爺ちゃんやおばあちゃんが

いつもこうしてのぞきこんでいたんよ。 


ああ~ ひいおじいちゃまとひいおばあちゃまやね。


ちょこちゃんみたいに堂々とよくお乳飲んでました。


あの時の呼子ちゃんがねえ~ 感無量ですわ。 」



ちょこ の 口の動きが時々とまり また動き 数回繰り返した。



「 はい。 ごちそうさまですね。 」



そう言いながら、 乳首からちょこをはなすと



「 はいはい。 次はゲップどすなあ~。 

授乳は私達が変わることができまへんけど ここからおまかし … 」



そういうか早いか光子が、 ちょこの首の後ろに手をまわし、 

縦抱きに、 背中を軽くたたきながら 

ちょこちゃん自己紹介させてもらいます。


こおこおばちゃんやで … 


ほらほら、 おかあはんも、 ママも 自己紹介しなさい。 」



呼子 と 直 は 顔を見合わせほほ笑んだ。



案ずることもなく 結果オンリーのこの軍団。



その後、 あれやこれやと お祭り騒動は続いた。








 


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