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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9819526/11627171
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番外編【koko… 直呼(tyoko)】



 
番外編 【 koko の Valentine's Day♪  直呼(tyoko) 】 は

【 koko の Valentine's Day♪】

  《続 》【 koko の Valentine's Day♪  白いページ 】 の 続編です。




No 11 HIT数 2992
日付 2010/01/05 ハンドルネーム maako4
タイトル 10話 番外編【 koko の Valentine's Day♪ 直呼 (tyoko) 】 
本文










番外編 【 koko の Valentine's Day♪ 直呼 (tyoko) 10話 】




「  おお~~ お上手 … お上手 … ゲップ出ましたね。


ええ おこやねえ~ 

おばちゃまの所のおねえちゃん達はよう遊んではりますけど、 

ちょこちゃんは

呼子ちゃんみたいにお勉強ばかりしはりますねんやろね~ 


あんたもお医者様どすかあ~? 


いや~ ごめんごめん。 お茶にしましょ~


そやけどもう少ししたら夕食ですな~

どうする? 早めにもう夕食にしますか?


それにしても早すぎますなあ~  


やっぱり、 お茶どすなあ~


夕食を少し遅めにしましょかあ~ 」



そう言いながら華子にちょこを渡し光子はキッチンへ …


少し遅れて呼子もキッチンへ …


湯のみ茶碗にお湯をはりかけようとした時、 呼子が入ってきた。



光子が歩み寄り 呼子を抱きしめ 



「 おかえり。」



しばらく言葉もなく呼子の背中を光子が軽く何度も

ぽんぽんとたたき、 そのあと髪の毛をなでながら



「 も~~ この子は …

連絡くれたらすぐに飛んでいきましたのに …

大変やったね。 大丈夫やったん? 」



「 いつになったらお茶いただけますの~? 」



直穂子の声で二人は涙をぬぐいながら、光子が



「 はいはい。 ご用意させていただきます。

そうや! 呼子ちゃんのお茶のみたいわ~

いれてくれはりますかあ~ 」


「 なんどす。 帰ったそうそうに人使いのあらいこと。

むこうで待っていますさかいに … 」


「 おかあはん。 ちょっとお待ち。 

そこの椅子に腰かけていなさい。」


「 なんでやの~ ちょこちゃんのそばに … 」



そこまで言いかけ、



「 はいはい。 そうどすなあ~ そうします。」



リビングでしばらく華子と直とちょこを …



光子のはからいだ。



呼子が湯のみ茶碗にお湯をはり、 光子が加賀美家の

和菓子を菓子器に盛り付けていると呼子が



「 ひとついただいていい。」


「 なんどす。 お行儀の悪いといいたところどすけど、

おわがり … ひとつでもふたつでも … 」



お皿受けにのせ 竹ぐしでひと口食べ、



「 何度も夢に出てきました。 

いつも食べようとすると目が覚めて… 」


「 どう~ おいしおすか~ 」



うなずくだけで、 もうひとつと立て続けに食べ た。



光子が 「 そのあとは、 みんなと一緒にたべなさい。」



そこへ華子が入ってきた。



「 気ぃつこうてくれてはるのとちがいますかあ~ 

何にも話すことあれしません。 


気まづいさかいにはようにきてもらえますかあ~ 」



いつの頃からか

時々京都なまりで話すようになった華子が入ってきた。



「 違うんよ。 呼子がつまみぐいしてはります。

華子ママ 仏間でよばれましょか?

光太郎パパにちょこちゃん見てもらわんと … 


おかあはんもいつまでも座ってへんと

これでお仏間のテーブル拭いて用意お願いします。」


「 はいはい。 ひと使いのあらいことで … 

お部屋の方用意さしてもらいます。」



直穂子と華子がキッチンを出かけると、



「 華子ママはこれ … いつまでもここに置いておくと

呼子が食べてしまいますさかいに … 」



と、 光子が呼子をちらっとみながら盛りつけられた

菓子器をお盆にのせ、渡した。 



二人がキッチンを離れるのを確かめ



「 光子ちゃん。 大変やね。 細やかな気くばり … 」



光子はどちらか一人に用事を頼む時には、 

必ずと言っていいぐらい

もう一人に些細なことでも頼むようにしている。



呼子が感じ取った。



「 いや~ さすが 呼子ちゃん おおきに~ 

わかってもらえますかあ~ なんて …


そんなことおへん。 

まあまあ なんとか なかように  すごさせてもろうてます。


ほな。 用意できましたなあ~ いきましょか~ 」



仏間に入り光子が



「 いや~ おまたせ … 」



そこまでいうと 直穂子と華子が唇に人さし指をあて、



「 大きな声で … ちょこちゃんもつかれているやろさかいに

ゆっくり寝かせてあげないと … 」



この言い回しも何か変なようにも思う。



座布団にバスタオルを敷き、その上に寝かされ

バスタオルを掛けられていた。



「 園田家の初孫ちゃんがこんなところに寝かされて …

すぐにお布団注文してきます。 


華子ママ。 加賀美家がお世話になっている

お布団屋さんにたのんでよろしいいなあ~


そやけど今から今日中にお願できますやろか~

いや、 このさいや。 夜中までかかっても無理してもらいましょ~ 」



そう言いながら、 部屋を出ようとした時、 直穂子が



「 お待ち。 光子。 初孫ちゃんやさかいに

そんなごちゃごちゃにまぎれて、 作ったおふとんなんて …

ず~っと使うのですえ~


日が明けて、 そうやこよみありますか~ 

明日はええひやろか?


ええ日にご注文して、 それからいい日に作ってもろて、 

納めてもらうのも いいおひにちにしてもらわないと。」


「 え~ そうなん? そしたら私や呼子や子供たちのもそうなん。」


「 そうどす。 直のもそうしました。」


「 そうなん … 」



華子が仏間に置いてあるふみ机の引出しから暦を出し

直穂子に手渡した。



「 ああ~ 明日は 先勝 どすな~ 午前中にご注文しなはれ。 


華子さんと よ~にご相談しなはれや。 」


「 午前中にしますけど、 午後はだめですの~ 」



呼子 が 直 に 



「 ちょくさん。 

さっきよばれたらおいしかったわ。 いただきましょ~ 」



直 も 呼子に微笑み返し、 湯呑茶碗に手をかけた。



まったくそんなことは上の空で、光子の質問が続いた。



「 いややわ~ あんた今頃。 今まで …  」


「 すいません。 大安がいい日で、仏滅がよくない日

程度で気して生活してませんでした。」



と、 華子が申し訳そうに口を挟んだ。



「 おかあはんの支持通りに動いてました。

勿論。 大安はええおひにちというのは知ってますえ~ 」



やっと3人も冷めかけたお茶に口をつけた。



光子 が 直 と 呼子 に 目をむけ



「 いや~ 珍しいね。 直が お菓子お変わりして食べるなんて。


それにしても、 呼子 も まで … 


すなお。 呼子な~ 台所で2つも食べはったんどすえ~ 」



直穂子が 「 ええやないの~ いくつでもお食べ … 」



「 いややわ~ そんな言い方しはったら、 

うちがいじわるで言うてるみたいどす。


もうすぐご飯どすし、ええ年どす。 身体にええことおへん。


呼子ちゃん。 お茶お変わりお願いね。 


ほんで(それから) さっきのお話どすけど … 」



「 詳しく話しますと中国のお話から紐とかなあきません。


あんたはせっかちで聞く耳持ち合わせないどすやろ~


簡単に話しますと、 先勝 は …


午前中は吉、 午後二時より六時までは凶」と言われてます。


ついでに、 先負もありますやろ~ 


先負は … 午前中はわるく、午後はよろしい。


万事に平静であることが良いとされてて、

勝負事や急用は避けるべきとされてます。


あとは、 赤口 どすな~


赤口は、 午の刻 の 午前11時ごろから午後1時ごろまでが吉で、

それ以外は凶とされてます。


仏滅や友引は知ってはるとおりです。


京都でお商売してたらこの程度は熟知していないと 恥かきますえ~ 


明日はちゃんと華子さんとお菓子持って お願いしてきなさい。」


「 いや~ お電話でお願いしようとおもてました。」


「 そしたら、 かがみはお店の方に おまかせどすか? 」


「 なんでお布団やさんで鏡も注文しますの? 」


「 も~ いややわ~ あんたはんは … 


かがみというのは、 掛け布団の真ん中のシーツで

おわれていないところの名前です。


どんな字を書くかわしれまへんけど、 関西仕立てでかがみの生地。 

かわいいええのをちょこちゃんに選んでやっておくれやす。」


「 いや~ ほんなら、 お店って10時開店ですやろ~

お昼まで2時間しかあれしません。


ご挨拶して、 お話そこそこですぐにあれやこれや選んでたら


いや~ どうしましょ~


開店すぐにお店に飛び込まないといけまへんな~ 


ということは、 ここからえらいはように出ないといけまへん。


8時には。 8時なんて高速えらい混んでますえ~ 」



最初は小声で話していたが、 光子はだんだん大きな声で話す。



直穂子が座布団で寝かされている ちょこ  を  みながら、



「 ちょこちゃん。 あんた大物ですな~

座布団にねかされて、 

こんなざわついた中でもおやすみできるなんて … 」



光子が口をおさえ



「 いや~ ほんまにぃ~ ちょこちゃん すいまへん。」



小声で 光子 が …



「 華子ママ どうしますぅ~ 夕食いただいたら、 京都に帰ります。」


「 いややわ~ 

あんたは帰りますやけど、 華子さんはここが家でえ~」


「 も~ おかあはん! 」



インターフォンがなった。



「 いや~ もうそんな時間。 筒井さんどすわ~ 」



光子があわてて席を立った。

 












 


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