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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9813783/11621428
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番外編【koko… 直呼(tyoko)】



 
番外編 【 koko の Valentine's Day♪  直呼(tyoko) 】 は

【 koko の Valentine's Day♪】

  《続 》【 koko の Valentine's Day♪  白いページ 】 の 続編です。




No 12 HIT数 2788
日付 2010/01/06 ハンドルネーム maako4
タイトル 11話 番外編【 koko の Valentine's Day♪ 直呼 (tyoko) 】
本文







番外編 【 koko の Valentine's Day♪ 直呼 (tyoko) 11話 】




昨日、 呼子からの急なメールで、 3人であれやこれやと悩んだ末

結局 筒井さんにお願いすることに話がまとまった。



呼子が、 テーブルの上を片づけ出した。



直もいつもことながら手伝っている。



直穂子 と 華子は 席を移動し、 

座布団に寝かされたちょこを間に目を細め

笑みをこぼしながら眺めていた。



呼子 と 直がお盆を手にキッチンに入ると、

勝手口から 次々と料理が運び込まれていた。



「 ああ~ よかったわ~ お仏間でいただきましょ~

呼子 お仏間の用意お願いね。 あれっ! あのお二人さんは?」 



呼子と直が笑みを浮かべると



「 も~ しょうがおへんなあ~ 

あのお二人さんは役に立ちまへんさかいに、

このお料理運ぶのお手伝いお願いね。」



白い割烹着を着た若い衆と着物を着た中年の女性仲居が

車から料理をキッチンに運びこんだあと、 



「 お席の方にご用意せていただきます。」


「 いや~ それは助かりますけど、 よろしおすの~ 」


「 そうするように社長に言われてきております。」



光子が仏間に案内した。



部屋ではまだ直穂子 と 華子はちょこを眺めていた。



二人は光子に気がつき、 光子の後方からの状況を把握し

あわててちょこが眠っている座布団の両すみ持ち二人は

テーブルのそばから遠ざけた。



そのあとも手伝うわけでもなく、 ちょこのそばにちょこんとすわった。



光子は二人を横目でにらみ手伝うようにと言いかけたが、

あきれ 苦笑いを …  



手際よくあっという間にテーブルに並べられた。



「 おおきに~ 助かりました。」



光子が台所の 出入り口に見送りに行き さりげなく3人へ

ぽち袋渡し、 社長にと和菓子が入った紙袋を手渡した。



ちょこが眠っている座布団の位置が定まらず、 結局仏壇の前に …



光子 直穂子 華子 が それぞれの横にと譲らなかった。



食事をしながら、 食事前の会話となった。



49日の時のように食事の後、 

皆で京都に移動という話になりかけたが、

それは、いくらなんでも連日の移動で、 

ちょこにいいことがないだろうという結論になり、

年を重ねると早起きは気にならないということで、

お迎えを7時にと連絡を入れた。




その後、 懐妊 つわり 出産 出産後のながれ等々を

やはり ちょこ関連が話題になり話は尽きなかった。



ちょこの名前のいきさつには、 直から淡々と話されが 


” 二人の子供 ” と いう言葉に皆は、 


それぞれの思いが巡り涙した。



ちょこもまわりの大人たちの話声にも反応することなく

健やかに眠り続けた。



ちょこのお風呂をだれが入れるかで賑やかになりかけた時も

目を覚まさないちょこは大物になると話がはずみ、

出産後 帰国準備もあり 呼子が職場復帰するまでの間は

ちょこの面倒は見ていたが、 復帰した後は主に 

ベービーシッターの手を借りていたという話になると

かわいそうなちょこちゃんとなみだし …  



日本だとさみしい思いをさせることがなかったのにと

3人が口々に嘆きだす始末。



今日の所は目を覚まし、 しばらく間はちょこのリズムで徐々に

生活のリズムをという点は問題なくまとまった。



直と呼子は顔を見合わせ、 この先どうなる事か不安に …



夜も更け、話しは次から次へと尽きなかった。



半年をかけ園田家は改築された。



光子が二人の部屋へ …



その時も 直穂子 と 華子 は 

ちょこ の そばから離れなかった。



廊下でつながった 離れの間のゲストルームふた部屋を

リビングと寝室。 

こじんまりしたキッチン。 一坪程度の浴室。 

そして、 予備室に6畳強のフローリングの部屋。



「 どうえ~ きにいった。 大変どしやんよ。


変更変更で … そやけど、

まさかこの予備室がすぐに役に立つなんて …


納戸でもいいし、 そのうちひょっとして子供部屋になんて


話膨らませながらこのお部屋ができたんよ。


リビングか寝室を広くした方がという意見もありました。


勿論建て増しして、二人の書斎もこちらになんて話もありましたけど

そうなるともっと日にちがかかりそうでしたさかいに、

器はそのままで、 内装だけ ほら 今 はやりのリホームですわ。


そうそう。 二階の直のお部屋 書斎 は 

勝手に触るわけにはいきまへんから、 とにかくそのままで、 

寝室だったところを呼子の書斎にしておきました。


「 こお子ちゃん。 アメリカから届いたお荷物これだけ?」


「 よう~ いわはるわ。 大変どしたんよ。

毎日。毎日 …  どれだけ届くか分けれへんさかいに …

とにかく、 本と書いておるものは二階に上げておきました。


離れから二階に運ぶの大変と思ったさかいに …

そうそう。 このお箱、 今やから解明できましたけど

昨日とどいてお話はずみました。


まさか と はなしていたんどすえ~ 」



直と呼子は不思議そうに箱の宛名を見た。



「 ああ~ 二人の職場の人からだ。 そう言えばプレゼント

贈ったっていっていた。 乳母車か~ 」






「 きっと お座りできなくても乗せられるという

乳母車よね。 早くみたいけれど明日あけましょ~ 」


「 うん … 」



園田家の賑やかな空間で直 と 呼子 の

二人の間の空気だけは穏やかな空気が …



光子がまた話し出した。



「 それと、 お箱に ” tyoko ”  と 書いてあるのも

気になってみんなでなんな~ん?  

このお箱と積みかせながら いつも話題でした。


まさかねえ~ 


まあまあ~ いっぱい言いたいことも聞きたいことも

ありましけど今日の所は … 


それで、 今日は客間でお休み。


母乳やから ちょこちゃん私たちがみてあげるわけには行きまへんけど … 」


「 ありがと~ 何から何まで … 

それで ” tyoko ”  と 書いてある箱は?」


「 ここどす。 なんで~ 」


「 すぐにいるもの。 おしめやら着替えを入れてます。 」


「 何か印ありますの~? 」


「 ”tyoko すぐ ” と 書いたとおもいます。 」


「 その箱たしかあったわ~ 一番上にのしておいたはずよ。」


そう言いながら光子が tyoko と書いた箱の山の上の数個を …


「 あったあった。 これかあ~ 」



その箱を 直 が持ち階下へと …








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