ブロコリ サイトマップ | ご利用ガイド | 会員登録 | メルマガ登録 | 有料会員のご案内 | ログイン
トップ ニュース コンテンツ ショッピング サークル ブログ マイページ
YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9859914/11667559
開設サークル数: 1238
[お知らせ] 更新のお知らせ
容量 : 211M/300M
メンバー Total :30
Today : 0
書き込み Total : 5205
Today : 9
【 I'm loving you. 追憶 】



【 I'm loving you. 追憶 】 は 【 I'm loving you. 】の続編です。








No 4 HIT数 4384
日付 2010/01/25 ハンドルネーム maako4
タイトル 4話 【 I'm loving you. 追憶 】
本文









 【 I'm loving you. 追憶 】 4話




眠りにつけないまま夜明けを迎えシャワー室に …



バスロープをはおりバスタオルで髪をふきながら 

冷蔵庫の前に立つ。



ミネラルウォーターを手に取りふたをあけ

ほぼ1本近くを一気に飲み干し

クーラーボックスの中にミネラルウォーター 2本 

お気に入りの缶コーヒー 2本 を 入れた。



クーラーボックスの横に 忘れな草の花束 携帯の椅子

思いついたものを詰め込んだショルダーバック

残りのミネラルウォーターを飲みほし 身支度にかかった。



ベットルームにクローゼットが併設されている。



一瞬にしてベットの上に服が散らばった。



生れてはじめてのことかもしれない。



出かける前にシャワーを済ませ 

この部屋に入ると迷うことなく着替えが済む。



彼女はあまり白衣でないない私を見ていない。


私だとわかるだろうか?


白衣を一枚持ち帰ればよかったかな~



そう思いながら 久ぶりだからネクタイをして正装にした方が …


着てみたがなんだか場違いのような …


この恰好でクーラーボックス 携帯の椅子?


おかしい…



少し疲れベットに腰を下ろし そんな自分がおかしかった。



小腹がすきキッチンへ …



買い置きしないのでこれといったものはなかった。



急に1週間以上泊まり込むということもあるので

帰ってきて腐ったものの処理はうんざりしたことが

多々あり最近はできるだけ買い置きには注意を払う。



コーヒーの豆をひき珈琲をたてた。



ひとくち飲み大きくため息をついた。



カップを手に持ち再びベットルームへ …



いつもきれいに片付いている部屋が一瞬にして

スゴイことになり どちらにしても片づけた方がと

思いそれぞれを元の場所に戻した。



結局ラフなスタイルにジャケットをはおり

用意した荷物を車に積み出発した。



5分ばかり走り 大切な忘れ物をしたのに気がつき戻った。



彼女の病室に差し入れした同じCDは 

車にも部屋にもダビングをしていつも聞いているが

彼女のもとで一緒に聞くにはプレイヤーがいることを思い出した。



早い時間帯だったので車はすいていた。

 

1時間半余りで山の中腹にあるその場所についた。

 

墓地の管理事務所に彼女の場所を聞いた。



完全に不審に思われているという感じが伝わってきた。



しばらく待たされ奥から衣をまとった住職が

直々にその場所まで案内してくれた。



何かを話しかけてきたようだが覚えていない。



一番奥の眺めがいい位置に5坪いやそれ以上かもしれない。



どのように説明していいか、立派な石塔が中央にあり

とにかく彼女はこの場所に …



しばらく案内人はその場をなかなか離れようとしなかった。



私は気がついたら 手から荷物が足もとに …



ただ呆然とその場に立っていた。



自分でも驚いたが第一声が 



「 やあ~ 元気だった? 」



なんだかちんぷんかんぷんのようにも思ったがその次の言葉は



「 きたよ。 今日の日曜日から次のに日曜日まで夏休みなんだ!  

ここでお泊まリは無理のようだから通ってくるよ。」



そういいながら忘れな草の花束 あ目玉の瓶を置き 

白いお皿を出し 

あ目玉の瓶のふたを取りお皿にあ目玉をだした。



「 どう? これでいい … 


飲み物は缶コーヒーとミネラルウォーター

どっちがいい? 


どちらもあけておくから好きな方をどうぞ …


そうだ! CD … CD … 」



カバンから取り出しセットした。



小石が敷かれているその場にあぐらをかきすわった。



ふたを開けた缶コーヒーを手に取り飲み干し煙草に火をつけてた。



たばこの煙がいつもと違がうように思われた。



こんな時にはお線香とろうそくと思ったがそれはしたくなかった。



風が心地よく感じた。



あちらこちらに人の気配を感じた。



次に彼女に語りかけたのは



「 ねえ~ 今すご~く おなかすいているのだけれどどうしたらいい? 

昨日から食べていないような気がするよ。」



勤務していると食べることの心配はなかったが

休みの間はそのこともあった。



「 あ目玉いただこうかな~


わかっているよ。


イチゴ味はたべないから …


レモン味にする。」



CDから流れる曲を聴きながら 

口の中であっちこっち行ききするあ目玉の甘酸っぱさを感じ 

持ってきた数冊の1冊を読み始めた。



少し眠たくなり囲いの石柱に身を任せ心地よくうとうとした。



目がさめ席を立ち伸びをしながら眺めのいい視界を堪能した。



そんなことを繰り返し夕暮れまで過ごした。



すっかり暗くなり視界の風景の明かりがふえた。



「 ああ~ すっかり暗くなってきたな~


じゃ~ 明日 」



気になっていた。



近くには寄ってはこないが度々作務衣姿のお坊さんを目にした。



やはり不審者と思われているようだ。



片づけ出し忘れな草は置いておくがあ目玉はどしたらいいものか?



「 これどうしよう~? 」



このまま置いておく方がいいのか迷った。



「 そうだな~ 瓶に戻してまたあしただな~ 」



そういいながらお皿のあ目玉を瓶にもどした。



すがすがしい気分だった。



管理事務所の前を通ると目があい軽く会釈をした。




フラワーショップに車が到着したのは8時がすぎていた。



店のシャッターは3分の2程度閉めめられており中には明かりが …



先日のようにたまにというのならいいだろうが

ここ数日毎日遅くなるのは迷惑をかけるようだから

出来るだけ営業時間内に来ることにしようと思いながら

少しかがみドアをノックして中をのぞいた。



中からドアが開けられ


「 どうぞ 」 と声がかかった。



用意されていた忘れな草の花束を受け取り帰った。



車を走らせふとお腹の方をどこかで満たさなければ …



すききってしまえば今は何ともないが 何か食べておいた方がと思い

車を路肩に止め覚書のページに少し遠回りになるが

行きつけの寿司屋に電話を入れた。



あまり会話をしたくなかったので お持ち帰りを少し多めに注文した。



ここ2-3日の疲れが出てきているようだ。



寿司屋の前に車を止め店に入るとオーナーが出迎え

懐かしがられ

なにやかやとしゃべりかけたが急いでいるから

また今度ゆっくると言い残し店を出た。







 


前の書き込み 5話 【 I'm loving...
次の書き込み 3話 【 I'm loving...
 
 
 

IMX