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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9766692/11574337
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【 I'm loving you. 追憶 】



【 I'm loving you. 追憶 】 は 【 I'm loving you. 】の続編です。








No 5 HIT数 4361
日付 2010/01/26 ハンドルネーム maako4
タイトル 5話 【 I'm loving you. 追憶 】
本文










【 I'm loving you. 追憶 】 5話 




目が覚めた。



いつもと違う久しぶりの目覚めだった。



手探りで枕もとの時計を手に取りまさかと目を疑い

飛び起き 時計を見直した。



12時前?



はあ~ と大きくため息をついた。



ここ数日 落ちつかずほとんど寝ていない状態だった。



昨夜帰宅した時、 長旅から帰った感じだった。




玄関フロアーに荷物を置き、 

お寿司の入った手提げの紙袋はリビングのテーブルへ …



帰宅するとまずシャワールームに直行するというのが長い間の習慣だ。



目覚め まずの行動もシャワーからはじまる。



就寝前少し時間にゆとりがあれば

浴槽に湯を張り入るということもあるが

月のうち 2-3回程度だ。



昨夜は時間には余裕はあったがシャワーで済ませ 

数本のビールをリビングへ持ち込みBGMを流し

持ち帰ったお寿司を口にした。



2-3個は長時間何も食べていなかったので義務的に

口に運んでいたが、おなかが起きたのか空腹感が急に押し寄せ

おいしくあっという間に食べてしまった。



その後ワインをあけ だらだらのんだ。



ベットで目が覚めたということはベットへは移動したのだろ~



そのあたりは覚えていない。



ベットから離れ カーテンをあけ 眩しい日差しに目を細めながら

とにかく シャワールームへ …




腰にバスタオルを巻き、

もう一枚のバスタオルで髪をふきながら冷蔵庫をあけた。



ひとくちミネラルウォーターを飲み

昨夜玄関先に置いたクーラーボックスをキッチンへ…



昨日と同様ミネラルウォーターを2本 缶コーヒーを2本 

小腹がすいた時にはこれは役に立ちそうだと隙間に

ナッツの入ったチョコバーを3本いれた。



玄関に置き 昨日持っていった本を手に取り

書斎で今日持っていく本を選んだ。



そうだ今日はカメラを持っていこう。



墓地の写真を撮るのはよくないと耳にしたことがあるので

やめておくが、視界の景色が素晴らしいのでカメラに収めておこうと思った。



ぐずぐずしていると彼女に心配かけるから

早く出かけなくてはと 身支度を急いだ。



リビングのドアの隙間からテーブルの上が目に入った。



大きくため息をつき 

ビールのあき缶やワインの空き瓶 

グラス お寿司の折箱をキッチンへ運んだ。



エレベーターで地下に降り 荷物を車に置き、

階段で1階に行きフロントで

ルームクリーニング依頼表を書き込み提出した。



エレベーターの中で ベットも起きたまま

シャワールームの前も昨夜の着ていたものやバスタオルが …




このマンションではルームクリーニングという項目で掃除をしてくれる。



衣類等の汚れものも手続きは必要だが始末してくれるので助かる。



以前は実家の家政婦さんが週2回程度掃除に来てくれていたが 

手術等で帰れない日が続くと部屋が汚れていないので

連絡を入れなくてはいけなかった。



不便を感じ、こちらに切り替えた。



今のシステムは重宝している。




1時間半程度の道のりの途中で顔見知りのレストランに

電話を入れサンドイッチのテイクアウトを頼んだ。



珍しい時間帯にあらわれ そのうえ久ぶりということもあり

昨夜の寿司屋のオーナー同様多くを語り出したが

急ぐのでまた来ると言い残し車に …



車のそばまで付いてきたが発進した。




墓地の駐車場は昨日は日曜日ということもあり

車の数も多かったが 今日はガラガラだった。



ああ~ 気が重い。



難関は管理事務所の前を通りすぎる時だ。



人の目は気にしない方だが、なんともいえない目つきで見られる。



あちらとしても仕方ないだろうと理解はしているが

完全に不審者扱いだ。



ああ~ 視界に見えてきた。



うつむき加減に通り過ぎようとしたら後ろから声がかかった。



「 こんにちわ。 どちらにお参りされますでしょうか? 」



彼女の名をつげ通り過ぎようとした時 

後ろから昨日もという声が聞こえたが

そのまま聞こえないふりをして足を進めた。




「 や~ 来たよ。 遅くなってしまったね。 心配した? 」



などとかたりながら忘れな草の花束を置き 

昨日とまったく同じ行動でしばらくあぐらを組座っていた。



腕時計に目をやると3時を回っていた。



昨日は早朝だったから1時間半弱で到着したが

今日は2時間余りかかった。



「 おなかすいた? お昼遅くなったけれど

ここのサンドイッチはおいしいよ。 」



一緒に食べよ。 ふたをはずし2切れあ目玉のお皿の横に置いた。



缶コーヒーをあけ食べだした。



頬をなぜる風も耳から聞こえるBGMも心地よい。



目線を感じ それとなし顔の向きをかえると

やはり少し離れてはいるが作務衣着て作業のふりをしながら

見張られちるのは明らかだった。



どうも時間置きに人は変わっているようだ。



今日はすぐに日没になった。



急いで荷物をまとめながら笑えてきた。



昨夜夜明けとともに出かけた時と同じような感覚で

飲み物や空腹対処にチョコバー 本そしてカメラまで持ってきたが

4時間程度だった。



車へと …



急げばフラワーショップの閉店時間8時には

滑り込みで間に合うかもしれない。



フラワーショップの指定の駐車場に車を止め店に入っていた。



店に入ると中央に置かれている大きなテーブルに

親子連れと思われる女性が2人ティーカップを前に

本を広げ楽しげに会話していた。



フラワーショップのオーナーは手を止め 

びっくりした様子で多分閉店後と思っていたのだろう

まだ用意ができていないと恐縮しうろたえていた。



急がないから外におかれている長いすで

タバコを吸っているとつげ店の外に出た。



しばらくするとドアが開いた。



花束を提げたお客とオーナーが見送りに出てきた。



しばらくお客の後姿を眺めていたオーナーが私に目を向け

待たせてしまい申し訳ないと言いながら店内へ案内した。



先ほど親子連れらしい女性が座っていたテーブルに案内され

そのあとフラワーティーと称する飲み物を前におかれた。



前に整頓され置かれた数冊の本を手に取った。



今まで見ることなかった縁遠い花々に関する本だった。



たくさんの花に囲まれ アンティーク調の大きなテーブル 

フラワーティーが入ったティーカップも洗練されたものだった。



気持ちが落ち着き優雅な感じがした。



あとで知ったがこの時 やはり私が忘れな草をとりに来るのは

閉店し早くても30分以上は過ぎ9時前までの間と思っていたらしい。



できるだけ手渡す前に作る方がいいと思ったらしく

閉店後つくり始める予定だったらしい。



その後 十数分で手渡された。



先ほどのお客同様ドアの外まで見送られた。



数歩進みかけ振り返り 

今週は今日現在の予定では今日の時間帯ぐらいになるが

営業時間内に取りに来ることをつげた。



「 そのようにご用意させていただいておきます。 」



と 物静かに返事が返ってきた。



少し先に置いた車に乗り込みエンジンをかけながら

フラワーショップの店先に目をやると

のき先の置きものを店内に運び込んでいた。



女でひとりで大変だな~ と 思いながら

それより何よりこんな時間帯まで

治安上もよくないと思いながら発進した。



少し人恋しくなり 路肩に車を止め

サンドイッチをテイクアウトした店に電話を入れた。



お昼過ぎに会った私からの電話で驚き 

少しのいやみを聞きながら店に今から行ってもいいかときた。



ラストオーダーはそろそろだが

10時まで店はあいているからということだった。



店に着くと閉店時間に10分余りしかないというのに

お客はそこそこいた。




長い付き合いになるオーナーが出迎えた。



肩に手をまわし、


「 お前もよくいうよな~ 閉店後に駆け込んできて

何か食わせといっていたお前が

電話をかけてきて行ってもいいかなんてお伺いかけてくるなんて

少しは大人になったっということか? 」



と 言いながらいつも指定席のようになっている席が

丁度あいていたというかあけておいてくれたのだろ~ 


案内された。



「 何する? 」 



と 聞かれサンドイッチおいしかった。 


その後何も食べていない。 


おいしそうな匂いで長くは待てない。



と つげると今奥に従業員のまかない料理が用意されている。



それに便乗しろ。



そんな話をしている間に 店内の人ははかれていた。



素早くシャッターが下ろされ奥に案内された。



私は 7-8人の従業員とオーナーが囲むまかない料理の輪に

加わり賑やかに超ピッチで胃の中に食べ物をおさめた。



それから1時間余りで従業員がそれぞれの持ち場を

片付け引き上げていった。








 


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