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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9620517/11428162
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【 I'm loving you. 追憶 】



【 I'm loving you. 追憶 】 は 【 I'm loving you. 】の続編です。








No 8 HIT数 4001
日付 2010/01/30 ハンドルネーム maako4
タイトル 8話 【 I'm loving you. 追憶 】
本文







【 I'm loving you. 追憶 】 8話




フラワーショップの彼女と私の前に食事とワイングラスがおかれた。



先輩の前にはワインとワイングラス …



僕と彼女は顔を見合わせ そしてふたりが先輩を見ると


「 僕はスタッフとまかない料理を食べたから 

さあ~ おいしいうちに食べて … 」


と すすめた。



3人がグラスを持ち上げ

それぞれのグラスに軽く触れ合い 私の喉を潤した。



彼女は口をつける程度でグラスをテーブルに置き 

先輩と顔を見合わせ微笑んでいた。



この場に一緒にいていいものか少し迷うような雰囲気だった。



まあいいかと急に押し寄せてきた空腹感が勝った。


「 オーナー それではお先に失礼させていただきます。 」


と 二人のスタッフが挨拶にきた。



僕の食事のために迷惑をかけたのだろ~ と 思った。



先輩は席を立ちお疲れ様と声をかけ入口まで送っていった。



彼女がいなかったら僕も先輩と見送りに行き

明日から迷惑でなかったらまかない料理でいいよ。



と 言いたかった。



ゆっくり時間をかけて味わうとことは出来ないが

先日一度にしてまかない料理のとりこになりそうだ。



その日の 廃材で最終オーダー終了後

スタッフが交代で工夫し作るらしい。



すぐに先輩が戻ってきた。



「 おいしい … 」 と 彼女に声をかけた。



私は ほほえましい二人を眺めながら

ワインをひと口いただきグラスをテーブルに戻しながら



「 そろそろ聞かせていただこうかな~ 」



と 話しかけた。



先輩と彼女がまた顔を見合わせ先輩が



「 そのせりふはそのままお返しするよ。

お前と彼女がどうして … 」



今度は私と彼女が顔を見合わせ


「 彼女とは彼女が入院して忘れな草という花を

持って行きたくてお世話になったんだ。


今回も無理を聞いていただいて

もうしばらくお付き合いしていただく事に …


今日も明日彼女のところへ持っていくはずの花を

日中いろいろあって営業の時間に行けないと連絡を入れたら

シャッターは下ろしているが中で片付けや明日の用意を

しているからお店につたら電話をしていただけたらいいと …


それで甘えさせてもらったんだ。 


帰りかけたが ふと彼女は食事したのかな~ と思って

まさかこの時間まで食事をしていないなんて …

と 思いながら声をかけてみたらまだだったから … 」



「 ああ~ あったな~ あの花束が忘れな草という花か?」



彼女にむかって



「 君には二人揃って

お花でお世話になっているということですね。」



彼女は先輩の顔をみて恥ずかしそうに微笑んだ。



その時に見せた微笑みが

私は一瞬その場に彼女が僕の前にいると錯覚するぐらい似ていた。



「 それにしてもお前も彼女もよく知っているつもりだったが意外だよ。

お前が女性を食事にさそうなんて… 」


「 自分でも驚いている。」


「 彼女にしてもそうだ。 

声をかけられたからとついていくような人ではない。」


「 ああ~ 二人ではない。 先輩のこと。 

気さくな奴も同席するとつけつわえたから … 」


彼女は慌てるでもなく弁解するわけでもなく

ふたりの会話に静かなほほえみでながめていた。


「 お前な~ 

ぼくだって一度も彼女を食事に誘ったことがないんだよ。」



その言葉には驚いた。



不思議そうに僕がふたりをこうごに眺めていると先輩が


「 僕も花がらみだ。」


そう言って彼女とまたも顔を見合わせ微笑んだ。


「 ここへは開店当初から 

そうだな~ 月にいち二度こられってかな~








 

 


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