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【ドンヒョク鬼のかく乱!…】 |
【 ドンヒョク 鬼のかく乱! はじめての病気 … 】 は
ある日 ある時 クールなドンヒョクが発熱
そんなドンヒョクの数日の出来事をお話に …
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No |
12 |
HIT数 |
7011 |
日付 |
2010/03/25 |
ハンドルネーム |
maako4 |
タイトル |
11話 【 ドンヒョク 鬼のかく乱! はじめての病気 … 】 |
本文 |
【 ドンヒョク 鬼のかく乱! はじめての病気 …
】 11話
補助テーブルを片付け ジェニが食器をキッチンへ
…
この部屋には ミニキッチンが添えつけられており
レンジ ・
トースター 勿論冷蔵庫 それにコンロ。
病室に
においが流れ込まないように換気設備は完璧にされていた。
ドンヒョクが 「 ジニョン達も また 袋に入るの?
」
「 袋じゃないわよ。寝袋よ!
」
ドンヒョクは睡魔に襲われながらも
ベットに横になり ジニョン達を眺めている。
「
どうしたの? 」
「
さっきは 赤い物体? 出来上がりを見せてもらったから
今度は 出来上がっていく過程を見せてもらおうと思って …
楽しみだ
」
「 見ててね。 まず私が入るでしょう。
そして、ジェニがはいるでしょ~
チャックを閉めるの
… 見てた 」
「 見てたよ。 でも、明日からは布団に … 」
「
そうね。 こうして寝るにはいいのよ。
でも さっきのように慌てて起きる時には危ないかも知れないわ。
ジェニそうする。
」
「 私はどちらでも … 」
「 ドンヒョクさんの妹らしくないわね。 どちらでもなんて?
」
「 最初は はっきり言っていやだと思ったの
…
お義姉さんの横で 腕を持たせてもらって眠っていると
ずっとこのままでと思ったわ。
私 お母さんのぬくもりも匂いも知らないでしょう。
お母さんってこんなに温かくてやわらかくて
いい匂いがするのかな~ と 思ったの。
お兄さんには悪いけれど なんだかすごく得した幸せな気分よ。
」
そう言いながらもジェニは涙声に
…
ドンヒョクも 気づかれないように涙を拭う。
ドンヒョクには母の記憶はあるが ジェニは
…
ジニョンは ジェニの頭を撫でながら
「
わかったわ。 明日からも こうして眠りましょう。
大丈夫 。
いざの時にはドンヒョクさんに手伝ってもらお~
そうだ! 電気暗くした方がいいかしら?
ああ~ こんな時が大変なのよねえ~
」
「 いいよ。 僕が … 」
ベットに横たわっていたドンヒョクが起き上がり ドアの横のスイッチを
…
やはり! 少しふらついた。
「 おやすみ … 」
「
おやすみなさい …
」
夜はあけ 世の中は動き出してはじめているにもかかわらず
この部屋の住民達は まだ夢園の中
…
トントン!
テジュンが入ってきた。
テジュンは ドンヒョクが夜中に目が覚めたことは
ジェニの携帯からメールで知らされていた。
ドンヒョクは ノックの音で目覚めた。
「
どうだ 」
ドンヒョクは 口元に笑みを浮かべ
「 迷惑かけたな
」
「 かしておくよ
利子をいっぱいつけてな。
それにしても なんだあ。 よくまあ~ ジェニもかわいそうに
ジニョンに付き合わされて
…
こんなにそばでしゃべっていても 起きないということは熟睡か?
ジニョン! ジェニ!
」
ジェニは テジュンの掛け声ですぐに目を覚まし
寝袋からでてきたが ジニョンは ごそごそと動いただけだった。
起きてくるかと思ったがまるで蓑虫(みのむし)のように
また深くもぐって眠り続けている。
テジュンが 「
ドンヒョク 本当にこんなのでいいのか?
僕は プロポーズ断ってよかったよ 」
「
えっ? テジュンさん お姉さんにプロポーズしたの? 」
「 違うよ。 されたの 」
「
そしたら テジュンさんのことだったの
お姉さんが 自分からプロポーズして3年間も待たされたあげく
返事が友達でって言ったのテジュンさん! お兄さん知ってた?
」
「 知っていたよ 」
やっと 赤い袋から蓑虫さんは顔を出し
「
あっ! テジュンおはよ~ 楽しそうねえ 」
「
ジニョン! ここはどこかわかっているのか?
眠りにきたのか?
急がないとそろそろ回診があるかもしれないぞ
」
「 えっ! そうなの?
」
寝袋から飛び出て 寝袋をロッカーの中に詰め込み
「 早く! 見ていないで手伝ってよ!
」
ベットにしていたソファーを戻し テーブルも所定の場所に …
「
ジニョン お前はこんな時は天才だな。すぐエンジンがかかって!
まだ8時まえだ。
早く顔を洗って 食事持ってきているから
… 」
「 ドンヒョクさんおはよう。 どう? ああ~ そうよね 急にはねえ~
何だかしんどそうだわ? 大丈夫 …
」
額と額をつけ 「 まだ熱いわ? ナースステーションに
連絡した方がいいかしら?
」
「 いいよ。 早く食事して … 」
「 ドンヒョクさんは? 」
「
少しでも食べたら … 」
「 いいよ 」
テジュンが
「
熱があるのだから食欲は? 飲み物でも 水分はとった方が …
」
そういって スポーツドリンクを渡す。
ジ二ョンとジェニは食事をとったあと テジュンとコーヒを飲んでいる所へ
主治医のキム医師と 研修医 担当看護師が
入ってきた。
「 おはようございます。 いかがですか?
」
主治医がカルテを見ながら 「 13時間 眠っていた事に …
」
看護師が体温計をドンヒョクに渡し
測定後、 主治医のキムに38度である事を告げた。
一通り診察し
「
今日も昨日と同じ治療します。
点滴を3本 咽頭部の炎症が取れていませんので
飲み薬の服用は無理と思います。
点滴の内容はこちらに明記してありますので …
また熱が上げるようでしたら 座薬と言う方法も …
」
看護師が 昨日と同じように 点滴の前の排尿等の説明をし
キム医師から 指示表を受け取り部屋を後にした。
「
シンさん 読ませていただきましたよ。
医局に シンさんの記事が載せられていました雑誌がありました。 」
テジュンは
「 なかなかのもにでしょう
」
通常この手の話になると いつまでも話題が続き
急にあなたの事は知り尽くしているのだとばかりに
喋り捲るが
この医師は そこまでで この話には触れる事は無く テジュンに …
「 … で 失礼ですがあなたは?
」
今まで ラフなお兄さんという感じのテジュンが キリッ!と 姿勢をただし
「 ああ失礼致しました。
わたくしソウルホテルに勤務しております
ハン・テジュンと申します。 」
そして ジニョンが 「
こう見えても社長なんですよ。
わたくしも ソウルホテルで働いております。
是非当方に …
その時は最高のサービスを させていただきます。 」
「 それはそれは
失礼いたしました。
通常診察時にはご家族の方
もしくは患者さんの許可をいただいた方のみで
その他の方は外でお待ちいただいております。
昨日も付き添われておられたのでそのまま診察をさせていただきましたが
よろしかったのでしょうか?
」
と ドンヒョクのを見た。
するとジニョンが
「
はい! 家族以上でいつも世話になっています。
ああ~ こちらは主人の妹です。
」
テジュンはテレながら
「 いや~ 保護者です。
」
おどけて見せた。
医師も感じ取ったのだろ~
何か見えない絆のようなものを
…
「 是非 近日中に食事でもいただきにお邪魔します。
シンさんの紹介者も誘いますか?
」
「 はい。 是非お待ちいたしております。 」
ジニョンは最高の微笑で完全にホテリアーに変身。
研修医は 「
先生行かれる時には 是非僕にも声をかけてください。
条件をつけさせていいですか? 奥様がお仕事されている時に …
」
さあ~! ドンヒョクが …
「 出来ましたら 私的なことはこのあたりで …
」
鋭い口調で … そして、研修医をそれはそれは
今にない目つきで一撃
…
異様な雰囲気に …
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