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【ドンヒョク鬼のかく乱!…】 |
【 ドンヒョク 鬼のかく乱! はじめての病気 … 】 は
ある日 ある時 クールなドンヒョクが発熱
そんなドンヒョクの数日の出来事をお話に …
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No |
13 |
HIT数 |
6704 |
日付 |
2010/03/26 |
ハンドルネーム |
maako4 |
タイトル |
12話 【 ドンヒョク 鬼のかく乱! はじめての病気 … 】 |
本文 |
【 ドンヒョク 鬼のかく乱! はじめての病気 …
】 12話
「ノックと共にドアが開かれた。
それこそ救いの天使が現われた。
キム医師に指示された点滴が用意され運ばれてきた。
キム医師がドンヒョクに点滴をし
キム医師 研修医 看護師はナースステーションにひきあげた。
ナースステーションに帰るなり 研修医のソンは
「 はあ~ 」
とため息をついた。
キム医師は 当然あのッドンヒョクの眼差しに気がついていた。
そのショックのため息にも近い ”はあ~
” と 思ったようだか
「 キム先生
素敵ですねえ~ おの奥様。 是非ですよ。
おいて行かないで下さいよ。
」
この若者には あの必殺的な眼差しは まったく通じなかったようだ。
点滴が開始されベットで伏せているドンヒョクは 心 定かではなかった。
昨夜の当直医といい 研修医がジニョンに思いを寄せているのを
確信するからだ。
ジニョンのあの笑顔どうして私だけのものに
…
今 ジニョンと目があった。
恥ずかしそうに愛くるしいその笑顔が皆の心をとりこにする。
君は少しもわかっていないんだね。
そんなことを考えながら ベットの背もたれを少し立ててもらい
ジニョンの動きを目で追う。
「
ねえ~ ドンヒョクさん点滴ね この線の所に来たら
枕もとのナースコールでナースステーションに連絡を
する事になっているの。
きのうね。
点滴が線のところを過ぎてしまって 大変な事になる所だったの。
....
ごめんね ........
ドンヒョクさん! 私が気がついていなかったら教えてね 」
「
分かった
」
病院内での携帯の使用は禁じられている。
テジュンとジェニは それぞれの職場に連絡を入れるために
外にでていたが部屋に戻ってきた。
テジュンが
「
じゃ そろそろ引きあげるか。 何かいるものがあれば電話して …
それから この階から乗ったエレベーターの降りた場所を
おぼえておくように
…
ここに来るには この階専用のエレベーターらしい? 」
「 どうして?
」
「 ここには誰でもと言うわけにはいかないんだ。
エレベーターを乗る前に名前を聞かれる。
登録してあるものだけがここへ来れる仕組みに …
」
「 何だかややこしいのねえ。 登録って? 」
「
ドンヒョクの部屋に来れるのは ジニョン ジェニ レオ そして僕!
それから ヨンジェ
。
僕がダメな時はヨンジェに頼むつもりだから 。
自由申告だからいくらでも書きたしはできるらしい
」
「 じゃ そこに名前がない方がお見舞いに来られたらどうするの? 」
「
僕も気になって聞いたんだ。
すると警備員からナースステーションに連絡があり
ナースステーションから部屋に連絡が来て OKが出たら
今の逆で連絡がいき エレベーターに乗り 後は ナースステーションで
名前を書き サインをもらい そして 部屋に看護師さんに
案内されるみたいだな~
」
「 なんだかややこしわねぇ~ 」
「
まあな~ さあ~ 帰るとするか? またお昼に来るよ。
その時 お昼ごはんを運んでくる。 少し遅めになるぞ~
」
テジュンがドアにむかいかけるとジニョンが …
「
テジュン待って!
ねえ~ ドンヒョクさん私一度帰って来ていいかしら? 」
「
いるものがあれば持って来てやる。」
「
私でないと! ドンヒョクさんは昨日は13時間も眠っていたけれど
今日は眠れないかもしれないわ。
いつも聞いているCDとか それと退院の時に着る服でしょ~
」
「 もう退院の服か? 服は別にしても ドンヒョクいいのか? 」
「
ドンヒョクさんいいでしょう。 ジェニ その間ドンヒョクさんお願いね。 」
「 そうだね。 頼もうかな~
」
「 お兄さんがよければ私はいいわよ 」
テジュンが 「
じゃ 送っていくよ。 ジニョン 家について
ちょっとソファーにって横になるなよ?
家に入ったら すぐにいるものを袋に入れ 病院に直行しろよ。」
「
もう~ ジェニお願いねえ。 ドンヒョクさんすぐに帰ってくるから …
」
テジュンとジニョンは部屋を後にした。
その後 点滴も2本目に交換された。
「
ジェニ疲れているだろう。 ソファーで少し横になれば …
点滴も今変えたばかりだから 」
「 そうしようかなぁ
」
ドンヒョクは目を閉じ
今日はきのうと同じ処置と言われたがまったく記憶がない。
部屋に通され点滴をしたまでは覚えている。
時々 ジニョンの声が
…
そしてテジュン声が
…
その程度の記憶しかない。
目が覚めた時には 日が変わり夜中の1時を回っていた。
13時間 眠っていたと言うがこんなに眠り続けたというのは
はじめてのことだ。
自分の中での睡眠と言う位置づけは 疲れ果て その延長線上に
数時間横になり睡眠という形がある程度のもの。
音がすれば 話し声がすればすぐに目が覚め
睡眠をとらなくていいものならばあえて取らなくてもと
子供の頃から思っていた。
眠りにつくと不安でたまらなかった。
目が覚めた時
…
養子先で養母に「 明日は何時に起きてね
」 と 言われれば
その時間にはきちっと起き身なりを整え
寝すぎた言う事など一度もなかった。
寝すぎたたというより寝ないでその時間がくるのを待っていたこともあった。
子供ながらに いつも いい子でいなくては
…
いい子でいようとふるまっていたのだ!
何の不自由もなく その時はそれなりに満足をしていた。
子供ながらにそんな生活を失いたくなかったのだろう。
あの事がおきるまでは
…
寝るという定義づけは 【 寝る
】 を辞書などで引くと
眠るとか横になる等が書かれているようだが
じゃ!【 眠る
】 は 活動を休止して無気力になると記されてある。
無気力になると言うのは どんな物かとも思っていたが
ジニョンが僕の腕の中で眠る姿を見ていると 否定してきた
活動を休止して 無気力になるということが証明されたのである。
今 この時に こうして目を閉じ 心を無
( む
)にしていると
過去は変えられないというが変わろうとしている。
ジニョンは 過去は変えれないけれど 二人で素敵な未来を
作っていこうと言った。
だが ジニョンとの出会いは過去は変わらない 変えられないと言った
私の過去が変化し動き出している。
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